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不登校児を救う!? 子どもの居場所“フリースクール”の特徴と体験談

不登校児を救う!? 子どもの居場所“フリースクール”の特徴と体験談

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夏休みを挟むと、学校に行きたがらなくなる子どもたちが増えますよね。

長く休んでしまったせいでちょっとダルいな、学校が面倒くさいな……という程度ならいいのですが、もし本格的な不登校になる可能性があるなら、じっくりと向き合わなければなりません。

今回は、学校に適応できない子どもたちを支える場所“フリースクール”を紹介します。

フリースクールとはいったいどのような場所で、どんなメリットがあるのでしょうか。経験者の声も集めてみました。

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フリースクールは子どもの安全な居場所

フリースクールは、何らかの理由で学校に行けない子どもたちの居場所のことです。

文部科学省の定める“学校”の基準を満たしていないため、正規の学校とは認められていません。

しかし、だからこそ学習指導要領に縛られない、自由な学習プログラムを展開できます。これが、フリースクールの最大の魅力。

教科学習に重きが置かれる一般的な“学校”は、近年の脱ゆとり施策のもとに年々厳しさを増してきています。授業時間は増え、休みは減り、子どもたちにかかる負担も増加する一方です。

しかし、フリースクールではこういった画一的な指導を行う必要がありません。他者と交流しつつ、自分の好きなことを自由に学ぶのがフリースクールの主なプログラム。そのため、子どもたちは過度の負担を感じることなく、安心して過ごせるのです。

サポート校とフリースクール、どう違うの?

学校以外の子どもの居場所といえば、“サポート校”と呼ばれるものもありますね。

サポート校とフリースクールには似たようなイメージがありますが、実際には大きく異なります。ふたつの違いをまとめてみました。

サポート校

主な目的は、通信制高校に通う生徒が3年間で確実に卒業できるように支援することです。

そのため、入学できるのは通信制高校の生徒や、高卒認定試験を目指す子どもたちに限られていることがほとんど。

予備校や学習塾が運営していることが多く、活動内容も学習支援がメインになります。場所によってはあたかも学習塾のような雰囲気のところもあるようです。

フリースクール

主な目的は、学校になじめず傷ついた子どもたちの精神的なサポートです。

入学資格は特に設けられておらず、不登校児全般を広く対象としています。

個人やNPO法人が運営していることが多く、活動内容はスクールによってさまざま。勉強だけでなく、遊びや季節行事もたくさん行われます。

「心が休まった」「費用が高い」……経験者の話

実際に通っていた人やその保護者は、フリースクールをどのように捉えているのでしょうか。インタビューしてみました。

『いじめにあって不登校になった私は、中学1年の夏から3年の春まで、私立のフリースクールに通いました。普通の学校と全然違い、いろんなタイプの人がいて、誰もが「ありのまま」を認めてもらえる場所でした。

毎日の活動で何をするか・しないかは自分で決めることができたし、決めたことにとやかく文句を言ってくる人もいなかったのでとても安心でした。おかげで心をじっくりと休めることができ、中3のゴールデンウイーク開けにはもとの学校に戻れました。今でもスクール時代の仲間とたまに飲みに行ったりしますよ』(30代女性/パート)

これはまさにフリースクールの成功事例といえますね。

子どもたちには本来、生まれ持っての回復力が備わっています。学校になじめないことで傷ついたとしても、安心・安全な場所でゆっくりと休むことができれば、自然とふたたび羽ばたくことができるのでしょう。

また、お子さんをフリースクールに入れた方からはこんな話が聞けました。

『のびのびした泥んこ系幼稚園を卒園した息子。地元の公立小学校に入ったとたん、画一的な教育と理不尽な評価、無意味な規律ばかりの毎日で日に日にぐったりしていったんです。

息子なりに頑張って通学してはいましたが、勉強にはすぐについていけなくなりました。ストレスから体調を崩しはじめ、1年生の夏休み開けには泣きながら「僕もう学校はイヤ……」と言い出したため、フリースクールに通わせるようにしました。

スクールでは一人ひとりの理解度に合わせた教育がなされ、できたことは徹底的に褒めてもらえます。わからない問題があっても決して叱られず、理解できるまで根気よく教えてくれるんだそうです。遊びも取り入れながら楽しく学ぶことができ、息子は本来の屈託なさを取り戻すことができました』(40代女性/主婦)

『フリースクールは費用がネックですね。うちの娘が通っているスクールは、入会金が5万5千円。毎月の月謝が4万円かかります。お金を出し惜しむべきではないってことは百も承知です。でも、「いつまでここに通わせなきゃいけないのかな……」と思うことは正直ありますね』(40代男性/会社員)

残念ながら、現行の制度ではフリースクールに対する政府の助成は行われていません。

かかる費用はスクールによってピンキリですが、中には高額な入会金や月謝を請求するところもあるようです。

ちなみに、平成27年3月に行われた文部科学省による調査では、月謝の平均額は約3万3千円という結果が出ています。

家庭の経済状況によっては、希望するスクールに通わせることができない可能性もありますね。公的支援の拡充が期待されるところです。


小学生、中学生の子どもたちは「学校が世界のすべて」であるかのような錯覚を持ってしまいがちです。

そんな中で、学校以外の安全な居場所があることは、学校にうまく適応できない子どもたちの希望になるのではないでしょうか。

子どものためのさまざまな選択肢のひとつとして、フリースクールはおおいに検討の余地がある施設といえますね。

【参考リンク】
小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査 | 文部科学省(PDF)

●文/パピマミ編集部

ライター紹介

REIKO(SORAくん、UTAくん)

REIKO(SORAくん、UTAくん)

男の子2児のママです。ファッションが好きで、夫と子ども2人と仲良く楽しく日々くらしています。

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