ストレスから解放? デジタルデトックスのやり方とメリット
2015年8月1日 | よみものストレスから解放? デジタルデトックスのやり方とメリット

私たちの生活になくてはならない存在となったネット。
プライベートでスマホを使うのはもちろん、仕事でもコンピュータを使うことが多く、一日の大半をネットに関わる時間として過ごしている人も多いでしょう。
しかし、それが行き過ぎてしまうと、「スマホを触っていないと落ち着かない」「食事中や友人との会話中もスマホを気にしてしまう」ということになりかねません。
上手に使えば便利なものであることに違いありませんが、依存してしまうことで生活に支障が出ることもあるでしょう。
今回は、デジタルデトックスのやり方とそれによって得られるメリットなどをご紹介します。

デジタルデトックスとは
デジタルデトックスは、ネット断食とも言われており、その名の通り意識的にネット環境やデジタル機器から離れることを指します。
『シマンテック』の調査によると、日本人がインターネットに触れている時間は、週に平均49時間で1日あたり7時間にも及ぶということです。
デジタル環境への依存が問題視されることも多く、海外でもデジタルデトックスが流行しています。
デジタルデトックスのやり方
(1)使うSNSサービスを減らす
スマホの中でも特に重要度の高いSNS。複数のサービスを使用しているという人も多いでしょう。
しかし、アカウントを作ってはいるものの、あまり使用していないというものもあるはずです。
SNSは常に情報がアップされ続けるため、ひんぱんにチェックしたくなってしまうもの。
自分がインストールしているSNSアプリを確認し、「最初にアカウントだけ作って使っていない」「最後に使ったのは1か月以上前」というものがあれば、退会・削除してしまいましょう。
使うものを絞ることで、余計なものに意識が奪われることがなくなるのです。
(2)機内モードを活用する
スマホに備わっている機内モード。飛行機に乗る際にONにして使う機能ですが、これを使うのも効果的です。
ネット依存になってしまうのは、SNSやメールなど人とのコミュニケーションが発生する場面が多いはず。
そのため、電子書籍や音楽プレイヤーなどのアプリはいつも通り使えるようにし、ネットを介して使う機能のみを制限することで、効率的に目的を達成することができるでしょう。
また、“使うときだけ機内モードをOFFにする”という使い方もおすすめです。
(3)週末デトックスをする
仕事で使うという人もいるため、スマホをまったく使わないようにするということはなかなか難しいはずです。
そんなときにおすすめなのが、週末を使って“スマホやパソコンを触らない日”を作ること。
まずは「午前中だけ」「寝る前の3時間」など、一定時間決めて始めてみましょう。
慣れてきたら徐々に時間を延ばし、一日中触らない日を作ったり、旅行に持っていかないということを試したりするのもいいかもしれません。
なお、これを行う際には、周囲の人にあらかじめスマホを使わないことを宣言しておくと心配が減るでしょう。
デジタルデトックスのメリット
『自由になる時間が圧倒的に増えました。これまでどれほどスマホにムダな時間を使っていたんだろうかと……。少しでも空き時間があればすぐにスマホに手を伸ばしていましたが、それがなくなりリラックスする時間が増えたように感じます。メールの返事も、スマホを開いたときにまとめて送るようにしたので、「返事が来ない!」などのようにイライラすることも減りました』(20代女性/大学生)
『資格の勉強をしているのですが、スマホを机に置いていると、着信があるわけじゃなくても見てしまって、なかなか集中できませんでした。勉強の時間は完全に電源をOFFにするようにしたことで集中できるようになった気がします。今では他の時間でもあまりスマホが気にならなくなって、落ち着いて過ごすことができていますね』(30代男性/アパレル)
『子どもを連れて出かけると、子どもの姿を写真に残したいと思って常に写真を撮っていましたが、あるとき子どもの姿を直接自分の目で見ていないことに気づいて……。しっかりと顔を見て話したり遊んだりすることで、お互いに笑顔が増えたような気がします。写真を残すことは悪いことではありませんが、スマホ越しのコミュニケーションはほどほどにしたいですね』(30代女性/主婦)
いかがでしかたか?
人との関わりや集中力など、デジタルデトックスでメリットを感じた人も多いようです。
確認する時間は数秒でも、それが積み重なると大きな時間になります。スマホに自分の時間を奪われるようなことは避けたいものですね。
●文/パピマミ編集部