職場復帰

もう昇進はムリ? 育休明けママが直面した“マミートラック”体験談3つ

もう昇進はムリ? 育休明けママが直面した“マミートラック”体験談3つ

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「マミートラック」という言葉をご存知ですか?

これは、女性の働き方をめぐる社会現象のひとつ。バリバリ仕事をしてきた女性が、出産し育休明けに会社復帰を果たしたものの、以前のようなキャリアコースから弾かれてしまうことを指しています。

才能あるワーママたちが、復帰後は時短勤務やルーチンワークに従事させられてしまう。その結果、やりがいを感じられず、モチベーションも低下してしまう……そんな状態を、まるでマラソンのトラックをグルグル回っているだけの状態になぞらえて「マミートラック」と呼ぶのです。

激戦の保活を勝ち抜き、やっと職場復帰したワーママたちの前に、無情にも立ちはだかるマミートラック。今回は3人の女性から、それぞれの体験談を話してもらいました。

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(1)時短&ルーチンワークの毎日にイライラ

『産前は時間も気にせず働けたし、上司に期待されている中で成果を出せるのは快感でした。まさに天職だったから、出産後も必ず復帰しようと決めていたんです。

でも、いざ復帰してみたら、産前の環境と全然違いました。時短で10時〜16時の勤務、仕事内容もファイリングや資料作成ばかり。派遣社員やアルバイトと同じようなことを、毎日延々とやらされるんです。

以前のように働きたいと上司に直談判しても、「無理だよ、だって残業できないでしょ? 今だって、お子さんの都合で急に休んだりするしね〜」と一蹴されて終了。

延長保育をいっぱいまで使い、主人にお迎えを頼めば残業はできると何度も言いました。病児保育に登録し、その証明書も見せました。けれど、「お子さん小さいんだから、やめときなよ。今は子どもを大事にしてあげて」と不要な配慮をされてばかりです。本当にイライラします』(30代女性/通信)

このエピソードは、マミートラックの代表的な一例です。

産前は有能な社員として、会社や上司から高く評価されていたのでしょう。だからこそ、復帰後に与えられている仕事が単調すぎてつらくなってしまうんですね。

本来持っている力を会社で存分に発揮できず、ルーチンワークを繰り返す毎日。その間にも、子どものいない同僚たちは、どんどん仕事をして評価を勝ち取っていくのです。

そんな境遇の中にいるワーママたちが、「職場復帰し、会社に存在している意義」について悩んでしまうのは無理もありません。

(2)辞職を選んだけれど、今でも悩んでいる

マミートラックにぶち当たったママたちの中には、仕事を辞める選択をした人もいました。

『復帰後は異動になり、毎日同じような面白みのない作業の連続。あんなに楽しかった仕事と会社なのに、出産してママになったとたん、全てが変わってしまった感じでした。

ある日、子どもが激しくグズって保育園に行きたくないと暴れたんです。そのとき、子どもにこんな思いをさせてまで続けたい仕事じゃないなと思い、仕事を辞めました。

でも、辞めてよかったのか、正解だったのかと今でも悩んでいます』(30代女性/主婦/食品メーカーを退社)

退職し、育児中心の生活に切り替えるにしても、100%ハッピーというわけにはいきません。

共働きではなくなるわけですから、世帯収入はガクンと減ってしまいます。

そして、育児が一段落ついたときに再就職しようとしても、以前のような好条件で雇ってもらえる可能性は高くありません。

仕事を続けてもツラい、辞めてもツラい……それが、マミートラックの現実なのです。

(3)在宅やフリー勤務で乗りきった人も

最後に紹介するのは、マミートラックをきっかけに働き方を変えたというエピソードです。

『マミートラック、私も悩みましたよ。思うような仕事ができないモヤモヤ感と、育児もしなきゃいけない忙しさで、いつも苛立っていましたね。そんな私を見かねた夫が、「何が嫌なのか、おちついて考えてみよう」と声をかけてくれたんです。

夫に現状を打ち明けながら考えをまとめていくと、「仕事の裁量権がなくなったこと」「遅刻や早退、急な欠勤をする罪悪感」の2つが嫌なんだとわかりました。

夫から「その2つを解決したいなら、自宅で働けばいいんじゃないの?」と言われて、フリーランスになってみようと思ったんです。

独立する準備は大変でしたが、マミートラックをグルグル回り続けているよりはずっとやりがいがありました。今も細々ですが、フリーで仕事をしています』(40代女性/IT関連)

このように、独立や在宅勤務を選んでマミートラックを乗り越えた人は少ないながらも存在します。

中にはお給料が減ってしまったとこぼすフリーランスママもいましたが、自分で納得した道を選んだという点では満足度が高いようです。

マミートラックにハマっていると気づいたときに、慌てず焦らず、打開策を自分で考えること。それが重要なのかもしれませんね。


今回は、三者三様のマミートラック体験談を聞くことができました。いかがでしたでしょうか?

大企業の中には問題の改善に乗り出しているところもあるようです。しかし、現状ではまだ多くのワーキングマザーたちが、マミートラックの罠から抜け出せずにもがいています。

働き方は生き方にも直結します。一人ひとりがより良い働きかたを選べる、そんな社会になっていくといいですね。

●文/パピマミ編集部

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倉本麻貴(和くん)

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