貯金はもう古い!? “ジュニアNISA”で子どもの教育資金を貯めるコツ
2017年6月26日 | よみもの貯金はもう古い!? “ジュニアNISA”で子どもの教育資金を貯めるコツ

こんにちは、金融ライターの齋藤惠です。1歳の息子の母親でもあります。
少子化が進んでいると言われる日本では、一方で子ども一人当たりにかかる教育費用が増加傾向にあります。
私も息子に幼少のうちから習い事をさせたいと思っていますし、学校選びも学費を考慮することなく本人の希望する進路へ進ませてあげたいという気持ちが強いです。
しかし現実的な面を考えると、「今からどれほど貯めれば間に合うんだろう……」と不安になることも。
もし同じ悩みを持っているパパママがいるのなら、わが家も実践しているジュニアNISAはいかがでしょうか?
教育費用を準備する方法はたくさんありますが、ひとつの手として考えてみてください。

ひたすら貯蓄! だけでは不十分かも……!?
先にも述べた通り、日本では教育費用が年々高くなっているのが現状です。
今後もますます少子化が進み教育産業が縮小化すれば、子ども一人にかかるお金が割高になっていくことが予想されます。
さらに今やマイナス金利時代……。
銀行にお金を預けてもほとんど利息がつかない状態でひたすら貯金をするのみの教育費対策では、10年後20年後に物価や学費が高騰したとき不十分かもしれません。
ジュニアNISAは立派な投資ですのでリスクもありますが、これからはリスク管理をしながら教育費用を準備するという新しい考え方が必要なのではないでしょうか?
ジュニアNISAを有効活用するコツ
わが家でも子どもが生まれた翌々月からジュニアNISAを始めました。主な理由は3つあります。
(1)貯蓄だけでは教育費用は貯まらないと思った。
(2)原則18歳までは引き出せないので、強制的にお金が貯まる。
(3)NISA(非課税制度)によってより多くのお金を教育費に充てられる。
さらに、私たちはジュニアNISAが投資商品であることを考え、長期的な視野で運用を行うべきだと思い、定額の積立式を採用することにしました。
具体的には毎月1,000円を指定日に引き落として、投資信託銘柄を購入しています。
今は仕事や家事に手いっぱいになりがちな時期でもありますので、どうしても毎日相場のチェックをしていられません。
定額の積立式なら相場に一喜一憂することなく、一定の金額でそのとき買える分のみの投資にとどめることができるので、リスク対策にもなりますから、「投資には興味があるけれど、運用と管理を続ける自信がない」という人におすすめです。
ジュニアNISAで気を付けることは?
ジュニアNISAで気を付けるべきことは大きく2つあります。
(1)投資商品であることを忘れないこと。
(2)18歳まで払戻しができないことを考えて購入すること。
ジュニアNISAで購入できるのは全てがリスク性の投資商品です。まずはその点を常に頭に入れておかなければいけません。
市場や銘柄の状況によっては元本割れの可能性もありますから、ジュニアNISAに充てる資金は教育費用の一部にとどめるようにするのが賢明でしょう。
また、18歳までお金が手元に戻らないことも十分理解しておきましょう。
厳密には払い戻しもできるのですが、その場合には過去の利益が課税対象になってしまうので、せっかくNISAを利用した意味がなくなってしまいます。
以上、注意すべき点もありますが、より手堅く教育資金を増やす手段としてジュニアNISAという選択肢も有効だと思います。
ぜひ検討してみてくださいね!
【参考リンク】
・2016年からはじまるジュニアNISAとは | SBI証券
・ジュニアNISAとは | SMBC日興証券