オヤツ買ってきて!? 子どもが連れてくる“図々しい友達”体験談と対処法
2014年6月7日 | よみものオヤツ買ってきて!? 子どもが連れてくる“図々しい友達”体験談と対処法

小学校に入ったとたん、子どもの人間関係はグッと広くなります。
幼稚園や保育園のころと違って、一体どこの誰なのか分からない子を「お友だち」と称して家に招いてくることも、少なからずあるんですよね。
顔や名前を知らなくても、わが子の大切な友だちです。遊びに来たら手厚くもてなしてあげたいところなのですが……だんだんと、そうも言っていられなくなってきます。
なぜなら、中には信じられないほど図々しい子が紛れ込んでいたりするから。
多くの小学生ママたちが面食らう、この“図々しいお友だち”問題。今回は体験談とともに、対処法を考察していきましょう。

お菓子にジュース、無限にねだるな!
『わが家につくなり「あ〜お腹すいた」を連呼する子。ウザいので無視していたら、「ねぇ、お腹すいたんだけど」だって。「そうなんだ〜、今日はおやつもお菓子もないんだよね」と切り替えしたところ、「ホントに何にもないの? ありえない。じゃあ買ってきて」という始末。ほとほと呆れました』(30代女性/小学1年生女の子のママ)
家に上がり込んでも、遊びそっちのけでお菓子を要求する子ども。実は結構多いんですよね。
「じゃあ買ってきて」と言われても、要求を飲んではいけません。
子どもたちは「あそこんちのママはお菓子を買ってくれる人」とすぐにインプットします。そして次からもねだり続けてくるのです。
ここは「買わないよ」とキッパリ断りましょう。このとき「今日は買わないよ」とか「また今度ね」という曖昧な言い方をするのはNG。
また「お金がないんだよ」のような適当な理由も必要ありません。ただ「買わないよ」。その一言だけでいいんです。
公園の向かいに住んでいるママからは、こんな悩みの声がありました。
『基本的に子どもたちは、いつも公園で遊ばせてます。でも、やれ転んだの、ボール貸してだの、暑いの寒いのと言って頻繁にわが家に入ってくるんですよね。
中でも、夏場は「喉かわいた〜。○○くんママ、ジュース!」って言ってくる子の多いこと! 最初はハイハイといって出してましたが、際限ないので途中から買い置きをやめ、お茶や水も出さないことにしました。
「自分の家で飲むか、公園の水飲み場で飲んでおいで」って言ったら、「はぁ!? 公園の水なんか飲めるわけないじゃん!」って言うんですよね……』(40代女性/小学5年生男の子、小学2年生女の子のママ)
都心に住んでいると、「水道の蛇口から出る水は汚いから飲めない」と心の底から思っている子どもに遭遇します。
お家ではミネラルウォーターか、ウォーターサーバーのお水を飲んでいるのでしょう。時代の変化と言われれば、そうなのかもしれません。
こういった子にはぜひとも、水筒を持って遊ぶように伝えたいものですね。
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時間になったらお家に帰ってよ!
遊びに来て、いつまでも帰ってくれないお子さんも少なくありません。
『何時になっても帰らない子っていますよね。18時を過ぎて、そろそろ夕飯だから帰ってね、と言っても、シレッとした顔で「あ、ウチはまだ大丈夫なんで〜」って。その子がいるせいで、わが家はいつまでも夕飯食べられない。ホント迷惑です』(40代女性/小学3年生女の子のママ)
それだけウチの子と遊ぶのが楽しいのね、なんて大らかに構えていられるのは最初のうちだけです。
毎日・毎週のことになってくると、生活リズムが乱されてだんだんイライラしてきてしまいますよね。
かつてわが家に来ていた“帰りたがらない子”は、「カギを持っていない。今帰っても誰もいないから、家に入れない」と言い続けていました。
無下に外に追い出すわけにもいかず、本当に手を焼いたものです。
最終的には遊びに来た瞬間に「カギ持ってきた?」と聞くようにして、持っていないなら遊べないよということにしてしまいましたが……。
ウチのエアコン、勝手につけないで!
家に上がりこみ、モノを勝手に使うお子さんの話もよく聞きます。
特にゲーム機などは勝手に使われてしまうものの代表のようですが、中にはこんな子もいるんだそうです。
『「あ〜暑い! オバサン、この家暑くない?」と言って勝手にエアコンをつける子がいます。温度もガンガン下げて、22度とかにされちゃうんです。
窓開けて風通せば大丈夫よって言うんですけど、「無理〜。ウチらが熱中症になったらどーすんの? オバサン責任取ってくれる?」だって。空いた口がふさがりませんでした』(40代女性/小学6年女の子、小学4年女の子のママ)
熱中症、たしかに怖いですよね。室内でも熱がこもっていれば具合が悪くなってしまいます。それはよく分かります。
でも、勝手にエアコンを付けられたらいい気はしません。
こんな場合、リモコンは隠してしまい「暑かったら言ってね。エアコン入れてあげるからね」と伝えるのがベストでしょうか。というか、そうまでしないといけないのでしょうか……。ちょっぴりゲンナリしてしまいました。
大人の毅然とした態度が重要
こういったお子さんがやってきた場合、どのように対応したらいいのでしょうか。聞けたお話をもとに考察してみました。
大人は毅然と! ウチに来るならウチのルールを徹底する
「わが家にくるときは、わが家のルールを守ること」を子どもたちに徹底させましょう。
あそこのママは怖いから近寄りたくない、なんて思われるくらいでちょうどいいかもしれません。ガミガミ言われて居心地が悪ければ、子どもたちは自然と来なくなるものです。
それでもあなたのお家に来たがる子は、本当にあなたのお子さんと遊ぶのが楽しいのでしょうね。ルールをきちんと守らせた上で、仲よく遊ばせてあげてください。
パパにも協力してもらおう
子どもたちの態度があまりにも目に余るようなら、パパの力を借りるのも手ですね。
特に、休日に突撃されて困っているならこの手が有効。あえてママだけ外出して、パパにガツンと言ってもらうといいでしょう。
男性からガツンと言ってもらって態度が一変すること、よくあるみたいですよ。
いかがでしたか?
ちょっと困ったお子さんが来訪しても、大人はブレない態度でいることが大事です。それぞれの家にはそれぞれのルールがあり、自宅と同じように振る舞ってはいけないのだということをきちんと教えてあげられるといいですね。
もちろん、自分のお子さんの行動にも目を光らせて。よそのお宅で失礼をはたらかないよう、日ごろから言い含めておきましょうね。
●文/パピマミ編集部