友達におもちゃを貸してあげて! 子どもがモノの貸し借りができない要因2つ

【ママからのご相談】
2歳半の子どもの母親です。最近、公園や遊べる施設など、子どもが集まるところへ行くようになったのですが、周りに子どもが集まってきて、おもちゃに手を伸ばされると、「いやだ!」と泣き叫び、全くおもちゃを貸すことができません

私は物の貸し借りができる子どもになってほしいし、色々な本やコラムを読んでも、そう教えるように書いているので、「貸してあげたらいいよ」「仲良く遊ぶって言ったよね」「優しくなろう」などと言葉をかけるのですが、最後は周りの子を押したり叩いたりする始末。どうしたらいいのか分かりません。

a 「発達」と「心理学」の面から考えてみましょう。

こんにちは、Tomokoです。

質問者さんが、「お子さんに物を貸せるようになってほしい」と思う気持ち、すごく分かります。

生きていく上で、友達と仲良くすることはとても大事なこと。周りの子を叩いてしまうとなると、お母さん自身もその場にいづらくなることでしょう。

今回は、このようなケースを、「発達」と「心理学」の2つの面から見てみたいと思います。

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(1)発達

発達心理学の文献や観察結果を見てみると、物の貸し借りができる年齢は3〜4歳頃とされているものが多いです。つまり、物の貸し借りができるようになる年齢があり、生まれてすぐにできるというものではないようです。

幼児期の子どもは、他人の目線に立って考えることができないので、自分がやりたい! 自分が使ってるんだ! という気持ちが全てなんですね。これは成長とともに、他者の視点や気持ちが分かってきて、物の貸し借りができるようになっていきます。

それでは、成長したら必ず物の貸し借りができるようになるものなのでしょうか?

次に、心理学の視点から見てみたいと思います。

(2)心理学

では、想像してみてください。

『まだAちゃんは、物を貸すということを知りません。そんな時、周りから子どもが近づいてきて、Aちゃんの物を取っていきました。Aちゃんは嫌だったので泣いて取り返そうとしました。そうしたらママがやってきて、「ほら! 貸してあげたらいいじゃない!」と言いました。その子のお母さんも、「ごめんね」と言いながら笑ってます』

さて、この時Aちゃんは、どう思うでしょうか?

Aちゃんは、分かってもらえていない気持ちでいっぱいになったと思います。Aちゃんに共感してくれる人は誰もいません。

親が子どもの苦しみに共感して、それを言葉にしていると、子どもも他者の苦しみに共感できるようになる、という研究結果があります。

つまり、子どもは自分の辛さを分かってもらえることで、人の辛さも分かるようになるのかもしれません。だとすると、このままのAちゃんでは、おもちゃを貸してもらえなくて悲しい思いをしている子の気持ちは、分かるようになるでしょうか……?

「発達」の面から、まだ年齢的に物の貸し借りができるようになるまでは時間がかかるということを知っておくと同時に、「心理」の面から、そういった時期の子どもの気持ちも考えてみると、また子どもへの接し方も変わってくるかもしれませんね。

●ライター/Tomoko(心理カウンセラー)

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