心理学者も提唱! “大人の塗り絵”がもたらす驚きのメンタルケア効果

こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

大人の塗り絵は、近年大変人気のある趣味の1つです。さまざまな図柄を選び、思い思いの色使いができるので、楽しんでいる方が多いようです。

塗り絵の教室が開設されたり、店舗でも品数が充実していたりして気軽に始められるようになっています。

大人の塗り絵が注目されているのは、趣味としての楽しみからだけではありません。

メンタル面にもたいへん良い効果があるからなのです。どのように効果があるのか見ていきましょう。

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大人の塗り絵と子どもの塗り絵の違い

塗り絵と聞けば、“子どもが遊ぶもの”というイメージが以前はあったと思います。

しかし、同じ塗り絵でも、大人用と子ども用ではまったく違うものなのです。

子どもの塗り絵は、単色で塗りつぶすことがメイン。

一方、大人の塗り絵は、色味を付け、影や色の濃い薄いを自分で表現して塗ることができることがメイン。

柄が豊富で、塗る面も細かく区切られているようなものが多いので、塗りつぶすというよりは、自分なりに色を加えていくという表現をした方が合っているのではないかと思います。

どんなメンタルケア効果がある?

大人の塗り絵をすることで、さまざまなメンタルケアになると、多くの心理学者が提唱しています。

20世紀初頭に活躍していた心理学者ユングは、塗り絵の効果にいち早く着目していた1人です。『潜在意識を解放することができるもの』として、治療のために塗り絵を用いていたと言われています。

塗り絵をすることで期待できるメンタルケア効果は次の通りです。

・ストレス解消
・リラックス効果
・PMS(生理前症候群)の緩和
・イライラや不安感の沈静化

など。なぜ、このような効果が塗り絵をするだけで得られるのかと不思議に思われるでしょう。

塗り絵では細かい作業を行いますが、そのときに使われる集中力で、現実から塗り絵の世界に入ることができます。

そうすれば、色を楽しむ世界に心を移すことで、ストレスやイライラ、不安感から離れることができるためと考えられています。

PMSに効果があることにも驚かれる人が多いようです。

ここで見ていただきたいのは、PMSの主な症状です。イライラや集中力の低下、涙もろいといった心の不安定さの症状が多いことに気づくと思います。

塗り絵をすることで、楽しい世界に集中し、一時でも目の前の世界から離れることができるので、精神的な症状を薄れさせる効果があると言われています。

色使いをポイントにして効果をあげる

色彩心理学を応用すると、さらに効果を高めることができるのではないでしょうか。

暖色系を中心に使うことで心に温かみを加えて、心身共にエネルギーを湧き起こしやすくするのもいいですね。

逆に怒りや不満などがあるときには赤みの強い色を使うと、発散させることができます。

寒色系の色を中心に使う場合は、優しい色味を中心に使うことで冷静さを取り戻し、疲れを癒やしてくれます。

寒色系の色は、副交感神経の働きに効果があると言われています。リラックスしたいときに使うと心を落ち着けることができるようになります。

おわりに

女性は家事育児に加え、仕事に家庭、周りの人との付き合いなど、たいへん多くのものを背負いこんで生活しています。

これではストレスが溜まっても解消する時間が取れないということもあるでしょう。

そんなときに少しの時間でも取り組める大人の塗り絵は、自分のメンタルケアに使えるツールとして位置づけてもいいのかもしれません。

今ではさまざまな模様や図柄の塗り絵がたくさん出ています。中には「ストレス解消のための塗り絵」というものもあります。

また、スマホなどでもできる塗り絵アプリも登場しています(個人的には、色鉛筆などを使って、実際に塗ることのできるものをおすすめします)。

自分のライフスタイルに合っていて楽しめそうという部分を基準にして選び、試してみてもいいのではないでしょうか。

【参考文献】
・『色彩心理学入門ーニュートンとゲーテの流れを追って』大山正・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/藤本順子(風悟くん)

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