“まんべんなく”はNG! 短い時間で成果が得られる受験勉強のコツ

【ママからのご相談】
小学6年生の子どもがいます。中学受験に向けて塾に通わせていますが、家では私が勉強を見ています。勉強を始めた時期がほかの家に比べて遅かったので、勉強時間は長く取るようにしています。

しかし、勉強時間が相当長いのに、なかなか成果が出てきません。子どもは一生懸命に取り組んでいますが、このままだと受験に間に合わないし、折れてしまわないか心配です。

a やみくもに学習するのをやめて、優先順位付けを

ご質問ありがとうございます。学習アドバイザーの佐々木恵と申します。

一生懸命勉強しているのに成果が出ないと、お子さんはやる気を失ってしまう可能性が高くなりますし、質問者さん自身も不安やイライラが募ってしまい、ぶつかり合ってしまう危険性もありますね。

ここで多くの方が、「もっと勉強時間を増やせば伸びるはず」と、さらに勉強時間を増やして、さらに疲弊してしまうという落とし穴にはまります。

穴から抜け出すには、勉強時間を伸ばす以外の解決策が必要になりますが、一体どうしたらいいのでしょうか?

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やみくもに学んでも効果がない理由

パレートの法則』をご存じでしょうか。『社会現象は平均的に分散しているのではなく、偏りがあり、主要な20%が全体の80%に影響を及ぼしている』というものです。

勉強時間は長いのに成果がなかなか出てこない人は、やみくもに学び「すべての範囲を完璧にしなければ!」と考え、全てを均等に頭に入れようとします。

すべての範囲をまんべんなく学ぶこともとても重要ですが、短時間で高得点を得ようと思うなら、重要な2割を重視して勉強する必要があります。それで8割の得点を得られるのなら、理想的ですよね。

特に、合否を判定する試験では、満点を目指す必要は全くありません。

完璧を目指すというよりも、できるところを確実に解き、ほかの人ができるところを間違えずに着実にとり、プラスアルファで点数を積み上げていくことが求められるでしょう。

このことからも、優先順位付けがいかに重要か、ご理解いただけると思います。

優先順位付けのコツは“過去問”にあり

まんべんなく学習するのではなく、重要なところだけを優先して学ぶ方が効率的ですが、問題はその方法ではないでしょうか。

受験のプロではない親御さんには、どこが重要かそうでないかの判断は難しいでしょうし、そこまでのことは必要ないでしょう。

そこで、活用したいのが、受験校の過去問なのです。

過去問には、重要事項が詰まっています。早い時期に過去問に触れておけば、受験校の傾向と対策を知ることができるので、受験校が何を重視しているかがわかるのです。

過去問は直前まで取っておいて、実力試しにする方が多いですが、それではもったいないのです。

過去問を有効活用することで、優先すべきポイントがわかるようになるのです。


勉強時間が長いのに、うまく成果が出てこない人は、一度“まんべんなく”主義を捨てて、過去問から傾向と対策を分析してみてはいかがでしょうか。

本当に必要なところをしっかり学び、モノにすることで自信もつくはずです。ぜひ実践してみてください。

【参考文献】
・『勉強の技術 すべての努力を成果に変える科学的学習の極意』児玉光雄・著

●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)

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