“スピード出産&安産”するための5つのコツ

【女性からのご相談】
現在、2人目を妊娠中で、もうすぐ出産予定日です。1人目の時が難産で、24時間も陣痛に苦しんだにもかかわらず、なかなかお産が進まず、結局点滴で陣痛を強めてやっと出産しました。そのことがトラウマになっていて、産むのが怖いです

どうしたら同じような状態にならずに済みますか?


それは大変な思いをされましたね。あなたが体験した状態は、『微弱陣痛』と呼ばれるものです。もちろん、ご本人にとっては辛く苦しい陣痛なのですが、医学的に見て、強さ、長さ、頻度が足りず、子宮口がうまく開かない状態なのです。

この微弱陣痛は、一度陥ってしまうと、薬の助けを借りずに抜け出すことは困難です。なぜなら、すでに母体が消耗してしまっているからです。

防ぎようのない微弱陣痛もありますが、陣痛時の過ごし方によっては回避できる場合もあります。今回は、その方法についてお話しします。

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(1)ぎりぎりまで自宅で粘る

通常、どこの病院でも、「陣痛が10分おきになったら連絡して下さい」と言われると思います。ですが、陣痛というのは、そんなに規則的に10分おきになったり、そこから順調に縮まったりするとは限りません。

極端な話、始まったと思ったらいきなり2分おきになることもあれば、逆に15分おきから縮まらない場合もあります。

あまり早く入院してしまうと、慣れない環境で緊張し、または、陣痛監視装置(NST)の装着のためにあまり動きがとれず、陣痛が弱まる場合があります。ですから、もうこれ以上は無理、というぎりぎりまでご自宅で過ごすことをお勧めします。

ただし、2人目以降の方で、前回のお産がとてもはやかった場合は、陣痛が始まったらすぐに病院に行って下さい。2人目以降は更にはやくなる可能性が高いからです。

(2)できるだけ横にならない

仰臥している姿勢よりも、起きている姿勢の方がお産がはやく進むことが、研究によって明らかになっています。これは、重力が作用するためです。

陣痛の最中は動けないとしても、その間はできるだけ歩いて、陣痛の時もできれば立つか座るかの姿勢で過ごしましょう。陣痛監視装置(NST)を装着していると難しいかもしれませんが、担当の助産師にリクエストすれば、最小限にとどめてくれるかと思います。

(3)水分補給はこまめに

お産の際は、意識して水分を取るようにしないと、簡単に脱水に陥ります。脱水になると血液循環が悪くなり、微弱陣痛を引き起こすことが分かっています。

一度にたくさん飲むと吐いてしまうかもしれませんから、陣痛の合間にこまめに飲むようにしましょう。

(4)まめにトイレに行く

膀胱にお小水がたまると、子宮の収縮を妨げることが分かっています。お産の際は、どんなに長くても2時間おきにはトイレに行きましょう。

まれに、お小水が出にくくなることがありますが、これは赤ちゃんの頭が尿道を圧迫しているためです。そのままにしておくと更にお産が遅れますので、速やかに担当助産師に報告して下さい。

(5)できるだけ睡眠をとる

これはとても難しいかもしれませんが、陣痛の合間に眠って下さい。椅子に逆向きに座って、椅子の背もたれに頭を載せて眠るのも良いでしょう。または、ご主人に支えてもらって眠るのでも構いません。たった1分、2分の睡眠でも、とらないよりはとった方がましです。


いかがでしたか? 陣痛の合間には、ほんの少しであっても、必ず痛くない時間があります。その時間をいかに有効に使うかが、お産を早く進める鍵です。

大抵の場合、1人目よりも、2人目の方がお産は楽です。どうぞあまり心配せずに、できるだけリラックスして臨んで下さい。

きっと今度は大丈夫ですよ!

●ライター/Hillまゆ子(助産師)

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