三つ子の魂百までも!? 親の口癖が子どもに影響する“インプリンティング”とは……

【ママからのご相談】
最近、2歳の娘が何かにつけ、「めんどくちゃい!」を連発。先日イラッときて、「何でもめんどくちゃい! って言わないの!」と叱っていると、主人が、「ママの口癖がうつったんだよね~」と。私はそんなに言っているつもりはないのですが、口癖ってうつるものなんですか?

a 3歳までのインプリンティングは成人になっても影響する!?

こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。

ご相談ありがとうございます。口癖は本人の自覚がない事が多く、人から言われてハッとする事がほとんどかと思います。しかし3歳までの子供にとっては、親のネガティブな口癖が将来に大きな影響を与える可能性が大きいので要注意です。

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インプリンティングとは?

心理学でいうインプリンティングとは、「刻印づけ」「刷り込み」と訳されます。今回のケースでいうと、ママの、「めんどくさい!」という口癖が子供に刷り込まれてしまっているようです。

ママは子供にとっては、優しくていつも傍にいて自分を守ってくれる偉大な存在。そんな頼れるママがいつも、「めんどくさい」というほど、毎日の生活は大変な事なんだ! と子供が無意識に思い込んでしまいます。

ママだけでなく、パパの発言も同じです。子供にとって、パパは大きな体で自分を軽々と抱き上げ、怒るとママより怖い大きな存在です。そんなパパが、毎日家で、「仕事で疲れた」「会社が嫌だ」そんな事ばかり言っていると、子供に、「パパが疲れるほど仕事って大変で、会社って嫌なところなんだ」と子供に刷り込まれてしまいます。

心理学者の植木理恵氏によると、『家庭で父親が、会社の愚痴や「疲れた」を日常的に言う家庭で育った子供はニートになりやすい』とのこと。

このように、乳幼児の刷り込みは成人後も大きな影響を与えてしまうほど、子供には大きな影響を与えてしまいます。

何故3歳までか? 〜臨界期〜

『三つ子の魂百までも』ということわざがあります。これは、「3歳までに形成された性格は、百歳になっても変わらない」という意味です。

脳の研究が進む今、それが様々な脳科学者や研究者によって証明されています。

臨界期は感受性期とも言いますが、自分を取り巻く環境に応じて、脳の中では、「覚えたり」「感じたり」する神経回路が集中的に作られたり、回路の組み替えが盛んに行われたり、最も感性豊かな時期を言います。

臨界期は0歳から9歳までと言われていますが、脳科学者の澤口俊之氏が、著書『やる気脳を育てる』の中で、箸づかいを例にこんな事を書かれています。(以下引用)

『例えば、箸をうまく使える幼児ほど、一般知能や、ワーキングメモリ能力が高いのです。ただし、4歳以後から箸を使いはじめても、こうした効果はない事が分かりました。さらに、4歳未満であっても補助はしを使ったのではこの効果は全くありません』


ワーキングメモリ等については、また機会があればお話しさせて頂きますが、脳がもっとも発達する時期の親の口癖は、子供の将来に大きな影響を与えますので、くれぐれも「たかが口癖」と思わず、せっかくなら「ありがとう」などの、言う側も言われる側も、気持ちよくなれるような言葉を口癖にされてはいかがでしょうか?

【参考文献】
・『「やる気脳」を育てる』澤口俊之・著/小学館

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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