お金のムダ? 教育費をかけた子どもがフリーターになったら……

【女性からのご相談】
35歳主婦(子ども4歳)です。私が親になって、自分の親を振り返ったときに、もったいないなあと思います。私の親は、私に教育費をたくさんかけてくれました。私は幼稚園から慶応で、慶応大学を卒業して、10年ほど大手企業にいて(そのうち5年は派遣社員)、フリーターをして結婚して専業主婦です

主婦にならせるために、教育費を親が支払っていたわけではないと思います。自分の子どもをどう教育するべきか迷っています。どうすればいいのでしょうか?

a 無駄になったところで「仕方ない」と思えないと人生、やってられないです。

こんにちは、ミクノです。

教育というものは、親の価値観によってその家庭ごとにまったく違ってくるので、一概にどうと言うのが非常に難しいですよね。また、時代背景によっても親の価値観が違ってきますよね。35歳の人の親の世代と言えば、おそらく戦後生まれだろうと思いますが、戦後生まれの人が若いころに、学歴神話というのは、あまりなかったみたいです。

140121mikuno

たとえば、アナウンサーの久米宏さんは御年69歳ですが、必死になって勉強をした覚えがないといいます(で、早稲田大学からTBSというルート)。ほかにも、作家の村上春樹さんは64歳ですが、同様に、たいした受験勉強もしなかったと言っています(英語と世界史はお好きだったようです)。

そういう人たちが結婚して子供を産むと、第二次ベビーブームになり、受験競争が生まれます。団塊の世代の高卒集団就職組と、エリート大学卒とで、出世コースが歴然とちがうのを知った親の世代は、子供を受験戦争に放り込んで、勉強させたかったのでしょう。その親の「愛情」たるや大変なものであり、親にやってもらったことを否定できないでしょう。

人生は死ぬまでに収支はトントン

しかし、世は平成26年。学歴があってもなくても食っていくのが大変な時代です。学歴があっても100%実力主義の外資系企業に入ってしまえば、中卒の完全歩合制のセールスマンと同じようなもので、大変でしょう。

そんなこんなで、何が得で、何が損かよくわらないとか、何が無意味で、何が有意義なことかわからないという親が出てきても、ちっとも不思議ではないですよね。

「人生」を損得とか、無駄か無駄でないかで判断しようとするから、こういう答えのない考えに陥るのだと思います。人生は死ぬまでに収支がトントンだと思っておけばいいのだと思います。


計算づくの人生で、どこかで計算が狂ったからといって、誰を責めればいいのか? という問題です。誰も責めようがありません。

計算高い自分を責めるしかないのですから、最初から計算を放棄して、第三の人生を歩まれたほうが、少なくともストレスは少ないですよね。

●ライター/ミクノトモ(作家・コラムニスト)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

このコラム読んでどう思う?

  • いいね (1)
  • うーん (2)
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする