身体ナビゲーションVol.106「糖化のリスクと予防法」

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。

前回は血糖値と気持ちの関係についてご紹介した身体ナビゲーションシリーズ。今回は今“酸化より怖い”と言われる“糖化”についてご紹介したいと思います。

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酸化と糖化

老化や病気の原因となる過剰な活性酸素の影響を受けて“身体が錆びる”と表現される酸化に対して、“細胞が焦げる”と表現されるのが糖化です。

糖化とは過剰な糖質に体温という熱が加わり、タンパク質とくっついて焦げたように変色、硬化することを言います。

たとえば、白く柔らかい食パンには糖質とタンパク質(グルテン)が含まれています。これをトーストすると白く柔らかかった部分が茶色く固くなります。

この現象を『糖化(メイラード)反応』と呼びます。

パンの場合はパン自体に脂質(オメガ6系)が含まれているので、さらに糖化が促進されて焦げ目がつきやすくなります。

これは人間の体でも同様に起こります。揚げ物、炒め物などでサラダ油などのオメガ6系の油と砂糖やご飯、パン、麺類などの糖質を摂り過ぎる人は糖化が促進されてしまいます。

砂糖と水を混ぜて加熱するのと、砂糖と油を混ぜて加熱するのではどちらが焦げやすいかを想像していただければわかりやすいかと思います。

糖化が体に与える影響

糖化が起こるのはコラーゲンなどのタンパク質。コラーゲンと言えばお肌のイメージが強いかとは思います。確かに皮膚の弾力を保つ働きはあります。

その他にも、歯茎、血管の弾力性を保っているのもコラーゲン。骨もコラーゲン繊維の枠組みの間にカルシウムやマグネシウムが存在します。

このことから考えると、糖化が血管で起これば血管は硬くなり、歯茎で起これば硬く弾力がなくなり歯を支える力が衰えてしまうということがわかります。

骨についても枠組みが硬く脆くなることで折れやすい脆弱な骨となってしまいます。

糖化を防ぐには

こうした怖い糖化を防ぐためには血糖値を急激に上げないこと。サラダ油などのオメガ6系の油を摂り過ぎないこと。

そして糖化を阻止するとされる緑茶やショウガ、シナモン、クミンなどを積極的に摂ったり、体内に発生した糖化物質を減少させると言われるアーモンドやクルミなども意識して摂ったりすることが重要になってきます。

食事も野菜、海藻、きのこ類などの食物繊維を多く含むものから食べることを習慣化することで、血糖値の急上昇は抑えられるので、ぜひそれだけでも実践していただきたいと思います。


脳の機能から始まった身体ナビゲーションシリーズも106回の今回をもって最終回となります。

長くご愛読いただいた皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

【参考文献】
・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

【関連コラム】
「身体ナビゲーション」シリーズ一覧

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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