放置すると危険!? “鉄欠乏性貧血”を軽く考えてはいけないワケ3つ

【ママからのご相談】
体調が優れない日が続いています。家の中のことをするだけで息が上がり、本当に疲れやすくなってしまいました。気になっていたので医師に相談すると、「症状から言って鉄欠乏性貧血ではないか」ということで、早速検査を受けました。

すると、ヘモグロビンの値が9.4ととても低く、治療が必要とのことでした。夫に話すと、「貧血って、あの朝礼とかで倒れちゃうやつでしょう? もっと食事をたくさん食べればいいのに」と言われ、傷つきました。

なぜ、貧血というと「たいしたことないもの」と思われてしまうのでしょうか?

私としてはこの一連の体調不良の原因が判明して、治療が必要と言われてすごくすっきりしたのですが、「たいしたことない病気」と夫が理解してくれないことが悲しいです。

a 貧血を軽く考えてはいけない理由を3つご紹介します

ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。

貧血と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?

「か弱い女性が突然フラっと倒れてしまう」というようなイメージを抱く人が多いと思います。

しかし、このような症状は『脳貧血』と言われるもので、ご相談者様のような『鉄欠乏性貧血』とは、似て非なるものなのです。

たとえば、小学校の朝礼の時間にクラスメイトが突然バタンと倒れて、保健室に運ばれちゃった! というようなことがあり、「貧血で倒れた」という教師の言葉を記憶しているとご主人のように勘違いをなさってしまうことも珍しくはないと思います。

しかし、これは脳への血液の流れが一瞬途切れることによって起こる症状で、急に血圧が下がったとき、あるいは心臓や血管系に問題がある人に起こると言われています。

貧血と脳貧血は自覚症状が似ていることから誤解されてしまうことが多いのですが、全く違うものなのだということをぜひこの機会に多くの男性の皆さんにも認識していただきたいところですね。

鉄欠乏性貧血の自覚症状としてあらわれるもの

・血の気が引く
・だるい
・頭痛
・めまい
・顔色が悪い
・動機
・息切れ

これらの症状は一般的には本人のみにしかわからない具合の悪さだということ、その日のコンディションがたまたま悪いとか、風邪気味なのかもというレベルのこともあります。

しかし、「たかが貧血」と侮ることなかれ!

放置すると非常に危険な貧血。軽く考えていてはいけない理由3つをご紹介いたします。

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(1)気がついたときにはすでに重症ということもある

さいたま市にあるS医院の院長S医師による見解によると、『女性には月経があり、出産や授乳の影響で鉄欠乏性貧血を起こしやすいが、一般的に男性よりも自覚症状に敏感ではなく、「いつものこと」と我慢できてしまう傾向がある。そのため、「何だか具合が悪いぞ」と自覚して病院を訪れたときにはすでに重度の鉄欠乏性貧血になっていることがあり、大変危険であるとのことです。

また、一度体内の鉄の貯蔵量が不足してしまうと、それを食事によってのみ補うことは難しく、やはり医師による正確な診断と共に、必要な鉄を補うために“鉄剤の服用”が必要なのです。

(2)貧血の裏に大きな病気が隠れているケースもある

鉄欠乏性貧血の原因の1つは“出血の過多”であることが考えられ、女性であれば月経による出血がすぐに思いつくと思います。

しかし、まれに胃潰瘍や十二指腸潰瘍、大腸がん、子宮筋腫からの慢性的な出血が原因となっていることも。

鉄欠乏性貧血と診断されれば、医師はその原因をきちんと把握すべく対処してくれます。

「ちょっと具合が悪いけどまぁいいか」と放置せず、適切な治療を受けることが望ましいと言えます。

その裏にある大きな病気を見逃してしまうことが、非常に危険なのです。

(3)鉄不足が深刻な状態になると出てくる困った症状も

異食症

何か変わったものが無性に食べたくなる病気。最も多いのが氷で、時には食べ物ではない泥や土、チョークなどを食べてしまう場合も。

真菌症

鉄不足によって白血球の生成も鈍り免疫機能も低下します。特に皮膚の免疫機能が低下することで、カビによる感染症を起こすことも。たとえば水虫など。

不妊

若い女性に鉄欠乏性貧血が起こると、妊娠しにくくなることがあります。

神経伝達障害

手足を虫がはうような感覚に襲われる症状があらわれます。

味覚障害

食べ物の味を感じにくくなるなどの症状があらわれます。


いかがでしたか?

『鉄欠乏性貧血』への理解を深めて、適切な治療を受けていただくことが何より大切です。ぜひ、ご主人様と一緒にコラムをご覧になっていただきたいなと願うばかりです。

【参考リンク】
貧血の基礎知識 | メルクマニュアル 家庭版
鉄欠乏性貧血 | メルクマニュアル 家庭版
<味な提言>(14)鉄の道(下) | つなごう医療 中日メディカルサイト

●ライター/あしださき(元モデル)
●モデル/ゆみ

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