ストレスも原因に!? 10代の子どもが訴える“腰痛”の種類と対処法

こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。

10代の子ども、特にスポーツを一生懸命に頑張っている子どもたちが、腰痛を訴える例が多くなってきているのをご存じでしょうか。

人によって症状も原因もさまざまですが、腰は大事にしないと年を重ねるごとに弊害が出てくる可能性が大きくなります。

子どもの腰痛についての知識を持っておくと、いざというときに慌てずに済みます。

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子どもが腰痛を訴える理由4つ

日常的にスポーツを行っている子どもが腰痛を訴えるのには理由があります。主に理由として挙げられるものは以下の4つです。

(1)筋肉疲労(筋・筋膜性腰痛など)

過度の運動で筋肉を使いすぎてしまうことがあります。これが筋肉疲労です。

(2)疲労骨折(腰椎分離症・すべり症など)

10代前半のうちは成長の途中にあるため、骨や筋肉がしっかり形成されていません。

そのため、腰を使った運動をやりすぎてしまうと椎間板や関節に異常をきたします。それが原因で筋肉に炎症が起こり痛みが出ます。

(3)背骨の異常(脊椎側湾症など)

成長途中(10代)に骨が徐々に歪んでしまう状態です。これは運動だけでなく、さまざまな要因が関わってきますので、親が背骨をみてあげる必要があります。

現在、学校でもゆがみをみる検査項目がありますので、そこで発覚することが多いようです。

(4)ストレス

大きなストレスを抱えた状態は、自律神経を乱します。そうなると、痛みを感じる神経が過剰に反応し、痛みを強く感じてしまうということが起こります。

筋肉疲労の症状と対策

症状

・鈍い痛み
・腰部のだるさ
・コリ
・前屈みや中腰になったときに痛みが出やすい

筋肉疲労の場合はこれらの症状が出ます。これは、腰部あたりの筋肉や筋膜が炎症を起こしているせいです。

対策

腰を動かさないように安静にしていると痛みが引いてくることが多いです。横になって楽だと感じるときはそのようにしましょう。

痛い部分を酷使するような動きは悪化を招きます。痛みがひどい場合は、市販のシップ薬などを使ってみるといいでしょう。

筋肉疲労の場合は、数日~1週間程度で治まります。しかし、痛みがかなり強い場合や、数日経っても痛みが和らがない場合は、重い筋肉障害になっていることが考えられますので、すぐに整形外科を受診することをおすすめします。

疲労骨折の症状と対策

症状

・腰を後ろに反ると痛みが強まる
・鈍い痛み
・腰部のだるさや重い感じ
・腰の真ん中辺りの骨を押すと痛い

などがあります。

対策

自宅にいるときにこれらの症状がみられた場合は、すぐに整形外科を受診しましょう。疲労骨折や腰椎分離症、すべり症の可能性が高く、痛みもかなりの強さです。

完治するまでスポーツはできません。コルセットなどで固定をしないといけない場合もありますので、医師の指示に従うことが早く治す秘訣です。

下手に伸ばしたり、揉んだりすると悪化してしまうことがありますので注意しましょう。

背骨の異常の症状と対策

症状

・真っ直ぐ立ったとき、背骨がS字状・逆S字状に曲がっている
・背中の痛み
・呼吸困難

などがあります。

対策

学校の検診でこの背骨の異常をみる項目がありますので、早期に発見される可能性が高くなってきていますが、自宅でも確認をしましょう。

肩の高さ・肩甲骨の高さの2か所は左右同じであるかどうか、骨盤の傾きがないかの3点で判断します。

ゆがみがみられた場合は、早い段階で整形外科を受診しましょう。早ければ早いほど、軽い処置で治る可能性が高くなるからです。

とある水泳男子が起こした腰痛

今回、中学1年男子に起こった腰痛とその怖さについてお話を聞いてきました。

F君は、とあるスイミングクラブの選手クラスに所属しています。タイムも伸びてきて練習にも気合いが入っていた5月辺りから、バタフライで泳ぐと腰に違和感があったそうです。

それでも大会が近いからと頑張って練習に励んでいました。そんな中で、練習後に腰部に強い痛みが走り、親には話さず、自宅でシップ薬を貼ってその日は休んだそうです。

次の日、起きることができないほどの痛みで、母親に連れられて整形外科を受診しました。

診断結果は、『腰椎分離症』でした。コルセットをしなくてはいけなくなり、痛みの強い時期は学校にも行けなかったそうです。

その間、水泳どころか学校の体育も休まなくてはならないとドクターストップがかかりました。

9月に入ってから症状が改善してきたので、医師から練習の許可が出たそうです。

それでも毎日1時間しか練習に参加することができない状態で、もちろん完治するまでは大会にも出られません。

お話を聞いて、一生懸命にスポーツをしている子どもの体には“いつ何が起こるか分からない“ということを実感しました。

おわりに

子どもは腰痛を感じても、「痛くても最初のうちは大丈夫」だと考えて黙っていることが多いです。

よく腰に手を当てていたり、常備しているシップ薬が減りだしたりといった様子がみられたら、親から声をかけるようにしましょう。

早く治すためには早期の治療が必要です。思春期真っ只中で反抗をするかもしれませんが、そこはちょっと目をつむって、体の支障を何とかしてあげることの方を優先してあげてください。

【参考文献】
・『ウイダー・トレーニング・バイブル 改訂版 1』ジョー・ウイダー(著)/高橋賢一、比佐仁(監修)

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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