孤独なママは要注意!? アルコール依存症に陥りやすい女性の特徴と対策

いつまでも終わらない仕事、家事、育児。ひとりぼっち、誰も分かってくれない……イライラや閉塞感、孤独感がつのったとき、ついアルコールを手にしてしまっていませんか?

近年、女性のアルコール依存症患者の増加が問題になっています。

アルコール依存症というと、“一日じゅう酒が手放せない人”、“飲んでいないと手足が震えてしまう人”というイメージがありますが、それは間違った認識です。

実は、飲んでいる量は問題ではありません。飲むべきではないときだと分かっているのに飲んでしまう、適量でやめることができない、といったように、“飲酒をコントロールできない”ことこそがアルコール依存症の最大の症状。

コップ1杯でも、コントロール不全に陥ってしまっているならば要注意といえます。

では、いったいどのような人がアルコール依存症になりやすいのでしょうか。

今回は、久里浜にある依存症専門病院のY医師から、アルコール依存症になりやすい人の特徴や対策などをうかがってきました。

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(1)酒に強い人

『大前提として、“酒に強い人”ということが挙げられますね』

アルコールに溺れてしまうのだから、酒に弱い人がかかる病気だと思っていたのですが、そうではないようです。

『アルコールに弱い人は、そもそも酒をそれほど飲むことができません。また、楽しく酔うということもあまりないですよね。顔が赤くなる、体調を崩すなどして“酔っ払った”“不快”となり、その段階で飲酒をストップすることがほとんどです。

一方で、酒に強い人は飲んでも顔色や体調があまり変わりません。その結果、酒量が増えがちになってしまうのです。また、楽しく酔った経験も発症には大きく影響します。

“飲酒=快楽”、一度この回路ができてしまうと、「あの快楽を再び得たい」という気持ちから飲酒が習慣化しやすくなります』

(2)ストレスや孤独、怒りを感じやすい人

体質面だけでなく、心理的な傾向もあるとY医師は続けます。

『アルコール依存症の人には、ストレスや孤独、怒りを感じやすく、耐性が弱いという傾向が強く見られます。酒によってそれらから逃れようとするわけですね。

しかし当然、アルコールがそれらを直接的に改善するわけではありません。一時的な逃避にしかならず、酔いがさめれば問題は変わらず存在しつづけます。

そこで更なる逃避を求め、再度酒を飲んでしまうという悪循環にハマってしまう。気付いたころにはもう遅く、身体的にも精神的にも依存してしまっているというケースが多いですね』

女性は男性よりずっと発症しやすい

最後にY医師が挙げたのは性別による違いです。男性と女性、アルコール依存症になりやすいのはどちらなのでしょうか。

『性別で比較すると、女性の方がよりアルコール依存症になりやすいことが分かっています。

男性がアルコール依存症になるまでには飲酒が習慣化してから10年〜20年程度掛かるのに対し、女性の場合は6年〜9年。約半分の期間で依存症になってしまうのです』

これは、体脂肪の量や肝機能、ホルモンバランスなどの影響によるとのこと。

また、家にいる時間が長いことや、台所で調理する機会が多いことなども、女性が飲酒にハマっていくきっかけになるそうです。

酒に依存しないために! 覚えておきたい“HALTの法則”

最後に、酒に依存しないためにはどのようなことに注意すべきなのかをY医師に教えてもらいました。

『“HALTの法則”というものがあります。これは既に依存症になってしまった患者の再飲酒を防ぐために提唱されているものですが、発症防止のためにも役に立つ考え方です。

この法則では、酒を飲みたくなるときを

・空腹のとき(Hungry)

・怒りがたまっているとき(Angry)

・寂しいとき(Lonely)

・疲れたとき(Tired)

の4つだとしています。その頭文字を取って“HALTの法則”と呼んでいるのです。

並べてみればお分かりでしょうが、空腹、怒り、孤独、疲労、これらは全てお酒では解決できませんよね。

お腹がすいたら酒ではなく食べ物を口にすること。疲れたらしっかりと休息すること。怒りや孤独も、可能な限り問題を直接解決したほうがいいはずです。

酒量が多くなりがちな人は、酒に手を伸ばす前に自分がこれら4つの状態にないかどうかワンクッション置いて考えてみてください。それだけで、かなりの効果があるはずです』


いかがでしたか?

今回のインタビューで分かりましたが、家事、育児のストレスや閉塞感から逃れるために思わず酒に手を出して、そのまま依存症になってしまうママたちのケースはとても多いのだそうです。

お酒は量だけでなく、タイミングや飲みかたなどにくれぐれも注意。そして、“HALT”のいずれかの状態にあるときは、アルコール以外の解決方法を選べるようにしたいものですね。

●文/パピマミ編集部

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