平均余命が短くなる? 長時間の座りっぱなしが体に与えるリスク

【女性からのご相談】
42歳の会社員です。1日中パソコンの前に座りっぱなしの仕事をしています。そのせいでしょうか、ここ数年ひどい腰痛です。

疲れきってしまい、休日は外に出ることも少なくなって、体重の増加も気になっています。何年か後の自分の体調を考えると心配です。

a 長時間座位は腰痛以外にも体に悪影響を与えます

こんにちは。ご相談ありがとうございます、ライターの渦マキです。

腰痛で悩んでいらっしゃるようで、お察しいたします。筆者も、現在1日中パソコンの前にいる仕事をしています。

今の仕事に就く前も、1日8〜10時間ほどずっとパソコンの前に座っている仕事をしておりました。もともと腰は強靭な方で、腰痛になったことは一度もありません。

しかし、ここ最近は太ももの付け根あたりに痛みを感じるようになっています。

160921uzumaki

重労働よりもデスクワーク従事者に多い腰痛

相談者さまのように1日何時間も座り姿勢ですと、腰に負担がかかるるだけでなく、同じ姿勢を長時間続けることが原因で、椎間板(骨と骨の間の軟骨)に大きな負担をかけてしまいます。

椅子に座りっぱなしもそうですが、あぐらをかく姿勢は特に椎間板に圧がかかってしまいます。

相談者さまのように長時間椅子に座る姿勢を続ける場合は、以下のことを心がけてみてください。

・合間に休憩をとり腰や脚を伸ばす運動をするよう心がける
・座る姿勢に気をつける(椅子の後方におしりをつける)
・椅子にクッションやタオルを置いて負担を軽減する

腰痛だけではない、座りっぱなしのリスク

近年、長時間座りっぱなしの健康リスクが問題視され、さまざまな研究がすすめられています。

・1日あたりの座位時間と全ての原因による死亡リスクの研究で、座位時間が長くなるほど死亡率が上昇
(シドニー大学公衆衛生学のHidde P. van der Ploeg氏らの、成人22万人を対象とした研究より)

・テレビ視聴で1時間座位姿勢を続けると平均余命が推定で22分短くなる
(オーストラリアのVeerman氏らの研究より)

・座位仕事従事の女性に比べて、立位・歩行が多い仕事に従事する女性の方が総死亡リスクが32%、がん死亡リスクが40%低くなる
(イギリスのStamatakis氏らの研究より)

座位姿勢を長時間続けることは代謝や血流に影響する

座位行動の研究で有名なネヴィル・オーウェン博士が科学的に検証した結果、長時間の座位が与える影響として、以下のことが明らかになりました。

・代謝や血液の流れに悪影響をおよぼす
・全身の代謝をささえる脚の筋肉が活動しないため、糖や中性脂肪が筋肉に取り込まれづらくなり血液中で増えてしまう
・血流が悪化し、心疾患や糖尿病のリスクが高まる


相談者さまも、外に出る時間が減っているとのこと。腰痛の悪化も懸念されますが、それよりも運動をしないことによる健康リスクがより心配ですね。

休日などは、少し疲れていても軽く散歩するなど体を動かすことを心がけてみてください。

【参考リンク】
“座りすぎ”が病を生む!? | NHK クローズアップ現代+

●ライター/渦マキ(フリーライター)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする