脳機能低下のリスクも!? 子どもでも発症する“鉄欠乏性貧血”の怖さ

こんにちは。保育士でライターのyossyです。

鉄欠乏性貧血と聞くと、子どもとは無縁と思えるかもしれません。でも、意外と子どももなりやすいんです。

厚生労働省の『授乳・離乳の支援ガイド』にも、生後9か月頃から鉄の不足に十分配慮するよう書かれています。

では、どうして子どもが貧血になってしまうのか。実際なってしまったらどう対処すればよいのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

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生後7~8か月頃、生まれ持った鉄の蓄えが減ってくる

貧血は、赤ちゃんから青年期の子どもまで発症する可能性があります。「○歳だから平気」と油断はできません。

特に赤ちゃんの場合は自分から調子が悪いと訴えることができませんし、異変に気づきにくいため気をつけたいところです。

赤ちゃんは体内に鉄を蓄えた状態で産まれてきますが、生後7~8か月頃になるとその量が減少してしまいます

母乳やミルクにも鉄は含まれますが、量はそう多くありません(ただし、母乳よりミルクのほうが鉄は多い)。また、母乳に含まれる鉄も減少していきます。

そのため、離乳食後期が始まる生後9か月頃からは、特に栄養状態が大事

鉄分が不足しないよう、『赤身の魚や肉、レバーを取り入れ、調理用に使用する牛乳・乳製品の代わりに育児用ミルクを使用する等工夫する』とよいといわれています(『授乳・離乳の支援ガイド』より)。

逆に、基本的な流れに沿って離乳食を食べていれば、問題が生じる可能性は低いといわれています。

貧血に至らなくても脳細胞の機能が低下?

では、実際に貧血になるとどうなってしまうのでしょうか。

・顔色が悪くなる
・元気がなくなる

というのが貧血の主な症状ですが、軽度の場合は症状が出ないことも多いのです。

鉄不足になっていても気づかずに見過ごされるのはとても怖いですね。栄養状態には十分に気を配りたいものです。

また、貧血まではいかなくても、鉄が不足すると神経伝達物質が作られなくなり、脳細胞の機能が低下してしまうのだとか。

そして、鉄が不足している状態が3か月以上続いてしまうと、『精神運動発達遅滞』に至る可能性もあるとのこと。

精神運動発達遅滞というのは、言語や運動、社会性などのさまざまな部分において、精神機能の遅れが生じる状態のことを指します。

つまり、子どもの発達に影響が出るケースもあるのですね。油断は禁物です。

気になることがあれば、放っておかずに受診を

赤ちゃんだけではなく、幼児期や学童期では偏食による貧血になりがちです。また、思春期以降の女子は月経の影響を受けて貧血になりやすくなります。

子どもが無理なダイエットをしてしまうことによって貧血になるケースもあります。

年齢に応じて気を付けるべきポイントも変わってきますが、栄養バランスの良い食事をとることと、異変があればすぐに診察を受けることが大切です。

場合によっては、激しいスポーツによって鉄が不足していないのに貧血になることもありますし、病気が原因で貧血になるケースもあります。長引かせることなく、早めに対処していきましょう。

【参考リンク】
見落としがちな乳幼児の鉄欠乏性貧血 | エバラこどもクリニック
「授乳・離乳の支援ガイド」離乳編 | 厚生労働省(PDF)

●ライター/yossy(フリーライター)
●モデル/NANAMI(RIRIAちゃん)

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