体からのSOS! 思春期に生理がこない“無月経”の危険性

こんにちは。子育て研究所の佐藤理香です。

思春期の女子で話題になるのが“生理”。初潮を迎えた子も、まだの子も何かと気になる話です。

すでに生理がきている子には、「最近生理がこない……」という新たな事情も。

「生理はこないほうが楽だし、まあいいか」なんて考えの子は、要注意です。

今回は、思春期に生理がこない『無月経』についてお伝えします。

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生理がこないのは体からのSOS!

初潮を迎えた後、しばらくは排卵しない無排卵の生理で、不規則な状態が続きます。

体ができたところで、一定した周期で生理がくるようになります。

こうなると一安心と思いたいところですが、思春期の子はパタリと生理が止まってしまうことがあります。

「合宿があるから生理がきたら困る」「友達と海に行くから生理がこないでほしい」などと願う子は少なくありません。

生理がくると、寝ても起きても気になりますし、トイレに行くたびに何かしらの対応が必要です。衣類やお風呂にも気をつかい、匂いにも敏感になります。

しかし、生理がこないことは体からのSOS。意外にも、心にも大きく影響する問題なのです。

生理がくる条件ってあるの?

女性ホルモンが増え、体も心も大人の女性へと変わる思春期。日本では、中学生前後にはじめての生理を迎えるのが一般的です。

『日本産婦人科学会』の調査では、初潮のときの体の条件はおおむね以下のようになっています。

・平均年齢:12歳
・平均体重:42.9kg
・平均身長:152cm

平均的な値なので個人差はありますが、身長が伸び、150cm前後になってきた小学6年生以降から、初潮を迎える準備をしておきましょう。

無月経の危険性

月経がないこと、生理がこないことを『無月経』といいます。

近年では、思春期の子どもは多くのストレスにさらされていることが分かっており、精神面から月経が止まることも知られています。

不規則な生活が原因で起こる場合もあります。

一般的に、無月経は次の2つに分類されます。

『原発性無月経』

原発性無月経は、18歳を過ぎたのに月経がこない状態、つまり、まだ初潮を迎えていない状態です。

私たちの体は、脳が月経開始の指令をだしています。

月経がはじまらないということは、脳から指令が出されていない状態で、視床下部や下垂体の機能に問題がある可能性があります。

子宮や卵管といった生殖器が未発達のままになる先天異常もあります。

卵巣や甲状腺などの機能異常も原因になりうるので、医師の診断を受けましょう。

『続発性無月経』

続発性無月経は、月経が3か月以上止まった状態です。

それまであった月経が止まることは、視床下部や下垂体、甲状腺、卵巣などの異常によって起こります。

ホルモンの異常や、『多嚢胞性卵巣症候群』でも無月経になります。

このような異常は、免疫に問題があったり、時に腫瘍があったり、抗うつ薬などの薬剤を使っていたりすることが原因となることもあります。


生理がない! ということは体からのSOSです。

生理がこないからラッキーだと放置しておくと、思わぬ病気があるかもしれません。気になる症状がある場合は、医療機関を受診するのがおススメです。

学校生活に受験や友人関係、思春期の子は多くの悩みがあり、プレッシャーを感じている場合が多いです。

中にはダイエットをしたり、不規則な生活になっていたりする子もいます。思春期の子は体も心も忙しく、生活も乱れがちになります。

しかし、体の成長は待ってはくれず、着実に大人の体へと成長していきます。

将来、望んだときに妊娠・出産ができるように、仕事や生活を元気に乗り切れるように、今のうちからまずは規則正しい生活を心がけましょう!

【参考リンク】
学際領域の診療 小児・思春期学校保健 2005年『日産婦誌』57巻7号 | 日本産科婦人科学会(PDF)

●ライター/佐藤理香((株)子育て研究所代表)

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