肩書きだけは一人前? 甘い考えで失敗する“ママ起業家”の特徴5つ

【ママからのご相談】
子どもが小さいので、特技を活かして自宅で起業しようと思います。ずっとフラワーアレンジを習っていて友だちの結婚式でブーケを作って喜ばれたことも多いです。

主人に相談して一応は賛成してくれました。起業するために、セミナーなどでまずは勉強しようと思います。何からやればいいでしょうか?

a 覚悟も本気もなく、儲けていないのに“起業家”面して得るものはない。

こんにちは。婚活・恋愛コンサルの菊乃です。

ママ起業、プチ起業、はやっているみたいですね~。

でも、起業セミナーに行って材料を仕入れてお金は出ていくのに、全くお客さんが来ない人も大勢いる。

いや、こういう起業家気取りで赤字になっている人の方が多いってご存じですか?

今回は、サロン経営支援、ハンドメイド作品投稿サイト『シュミモ』を運営している工藤怜子さんに、ダメなママ起業家の事例をお聞きしました。

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(1)旦那の給料でセミナー参加。売り上げもお小遣い程度

旦那の給料でコンサルを受けに来たり、セミナーに参加したりする方もいます。

本気で起業する方は、今が専業主婦で収入がないとしたら旦那さんからお金を借りて初期費用にあてて、売り上げからちゃんと返済しておりました

旦那さんが毎月口座に振り込む生活費を起業資金にする方はほぼ稼げません。自己満足でサイトを作ってそこで終わり。

(2)人に頭を下げたくない

もし自分が働くとしたらパートや中途採用。そういう働き方は嫌なのです。誰かに頭を下げるのは嫌いで、だから起業という方もいるそうです。

ところが、起業すれば営業しなければなりません。頭を下げて集客することはせず、お山の大将でいられるのですが、売り上げは上がりません。

一方で軌道に乗る起業女性は、自分で作ったチラシをマンションにポスティングして回ったとか泥臭い営業をちゃんとやっているのです。

(3)「どうすれば確実に売り上げが上がりますか?」と起業家のくせに決断しない依存体質

たとえばフラワーアレンジメントのECショップで起業をするとします。

【Aさん】
豪華さが売りで、本物志向の方やブライダルなどのハレの日用の商品を売るから、枯れやすいけれど生花を使う。

【Bさん】
手ごろに買える値段でお部屋にちょっと置けるプチギフト用商品を売るから、利益率の高い造花を使う。

生花を使うAさんと利益率の高い造花を使うBさんはどちらが正しいか分かりますか?

正解はどちらでもいいのです。お店の利益を出して続けていけるなら、生花でも造花でも構いません。

学校のテストと違い、“正解”があるわけじゃなく、その都度、自分の責任で決めなければならないのです。

ところがママゴト感覚のママ起業家は、「利益率が高い方が良いって聞いたから」と断片的な情報に流されて、失敗さえも誰かのせいにしたがります。

起業家と言うくせに依存体質で自分で決めないのが特徴。「確実に成功する方法はありますか?」と聞いてくる人もいるとか。

だったらパートで働けばいいのに。

(4)娯楽を「仕事」と呼ぶため、きちんと働いている方が離れていく

私も「今度無料Webセミナーをやるのでブログやメルマガで紹介してくれませんか?」って、主婦感覚が抜けない自称コーチングの起業支援をやっている女性から連絡をいただいたことがあります。

そのWebセミナーのURLをクリックしたら、キレイに撮影した写真を使って“カリスマ講師”みたいに書いてあるの! カリスマ講師なら自分で集客しろと思いました。

毎月オシャレなお店で自称起業家同士が、「素晴らしい皆さんとの出会いに感謝~」とポジティブキラキラメッセージの投稿を上げています。

「セミナーに参加するから私のにも参加しませんか?」とかお中元のやり取り感覚で自分のスクール営業をする方も。

「甘いよなぁ」って人からは、きちんと仕事をしている人が離れていくのです。

(5)偽起業コンサル、偽集客コンサル、ネットワークビジネスのカモになる

そんな甘いプチ起業家の女性に優しく手を差し伸べてくれる方もいるのです。「すごいね。才能あるよ」と褒めちぎって。

「もっとホームページをよくしたらいいんじゃないの。コンサルするよ」とお金を払ってホームページを作り、初期投資だけがどんどん出ていきます

エステやネイルサロンなどの美容系の場合、サプリメントや化粧品、補正下着などのネットワークビジネスのカモになる場合も。

なんちゃって起業家の方々はそもそも、起業をする理由があいまい。あなたは何が欲しいのでしょうか?

・収入が欲しい
・認められたい
・「○○ちゃんのママ」「○○さんの奥さん」ではなく自分の名前で存在を確認したい
・「先生」と呼ばれたい、ステータスが欲しい

この中でどれが一番近いですか?

自分と向き合って本当の欲求に気が付きましょう。別に「先生」と呼ばれたいのも良いと思います。認められたいのも良いと思います。

見栄を張りたいのは悪いことじゃないけれど、見栄っ張りに蓋をして格好つけるのはイタイです。

工藤さんの生徒で成功されている、立川でアーユルヴェーダのサロンを経営している朝倉智美さんをご紹介しましょう。

朝倉さんは、20代のころ原因がはっきりしない体調不良で悩み、病院では逆流性食道炎と診断される。

アーユルヴェーダドクターから診療してもらったときに「胃の不調は便秘からきている」と言われ、生活習慣を変えてハーブと白湯で体調が良くなったそうです。

体の不調は一部を直せば良いというものじゃないという自身の経験から、会社員を辞めてアーユルヴェーダサロン開業を目指すことに。

こんなふうに起業のきっかけがしっかりしているのです。

軽い気持ちで起業するのは、お金も時間も無駄になるだけでなく、人が離れていく可能性もあるのです。何がしたいのか、まずは自分と向き合いましょう。

【取材協力/工藤怜子】
成蹊大学卒。元銀行員。オフィスゼロイムズの代表。小さな事業の経営企画室として事業主の方をサポート。ハンドメイド作品投稿サイト『シュミモ』を運営。
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●ライター/菊乃(婚活・恋愛コンサルタント)

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