集中できてる? 音楽を聞きながら勉強してもいい子とダメな子の見極め方

【ママからのご相談】
子どもが音楽を聞きながら勉強しています。勉強をするのはいいのですが、音楽を聞いていたら集中できないので、意味がないのではないかと思います。

注意するとすねて勉強をやめてしまうので、どうしたものかと……。音楽を聞きながらの勉強は効果があるのでしょうか?

a 子どもが集中しているか見極めましょう。

ご質問ありがとうございます。学習アドバイザーの佐々木です。

子どもが勉強したり、宿題をしたりするのはいいのですが……。音楽を聞きながら勉強していたら、ちょっと気になりますよね。

とはいえ、せっかく子どもが自分から勉強を始めたのに「音楽は聞くな!」と言うと、勉強しなくなってしまうのではないかと不安になるのではないでしょうか。悩ましい問題ですよね。

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音楽を聞きながら勉強するのには理由がある

音楽を聞きながら勉強する理由は大きく分けて2つです。

ひとつは、“落ち着かない”から。音楽を聞きながら勉強する中学生は、こんなふうに言います。

『静か過ぎると落ち着かない。少し音楽がある方が集中できるし、はかどる気がするんです』(中1男子)

実はこれ、脳科学の観点でも言われていることなのです。人間は、“静かで壁に囲まれた狭い空間にたった一人でいること”に慣れていないそうです。

たとえば、こんな経験はありませんか? 自宅で読書よりも、カフェの方が落ち着く、はかどったという経験が。

BGMや周りの人のおしゃべり、調理するときの音。適度な雑音がある方が、人間は集中できるのです。

自然に生活していれば、何かしらの音が出るのが当然ですね。全く音がない状態というのは、かえって不自然な状態なのです。

だから、静かな部屋で一人で勉強するときに音楽を流したくなるのです。

反対に、あまりにも音がうるさいのも、不自然な状態といえます。

自宅の近くで工事をしていて騒音がひどい、家族がテレビを見ていてその音が漏れ聞こえてくるから集中できないという理由で、要するに耳栓がわり。

私の生徒にも、こんな子がいます。

『毎晩のように夫婦げんか、兄弟げんかが聞こえてくる。うるさくて集中できないから、音楽を流して聞かないようにしないと集中できないし、音楽がある方が安心できる』(中2女子)

勉強の環境は適切か?

もし「音楽を流さないと集中できない」なら、静かすぎる、うるさすぎる不自然な状態に耐えられないのかもしれません。

「音楽を聞きながら勉強してはいけない」と言う前に、環境改善が必要です。

音楽を聞くにしても、日本語の曲はやめて洋楽にするとか(日本語の曲は感情移入したくなったり、歌いたくなったりする)、集中できる音楽にするとか、音楽のジャンルを選びましょう。

音楽を聞きながら勉強してはいけない人

そして、もうひとつの理由は、“音楽が好きすぎる”こと。

『音楽が大好きで、音楽を流して歌いながら勉強しています』(中1女子)

もしこちらの理由で音楽を聞きながら勉強しているなら、やめましょう。音楽に気を取られてしまい、勉強に集中できるわけがありません。

特に、歌を歌ってしまうような人は絶対にやめた方が良いです。

ただし、いずれの理由にせよ、「最初は音楽が聞こえていたけれど、気が付いたら聞いていなかった」という人は、音楽を聞きながら勉強しても大丈夫です。

聞こえないのは集中している証拠。集中するための儀式として音楽を聞いているならそれで大丈夫です。

結論としては、集中できているなら音楽を聞きながら勉強してOK。集中できていないならやめるべきです。

一度、お子さんが音楽を聞きながら勉強する様子を観察してみましょう。加えて、なぜ音楽を聞きながら勉強しているのか聞いてみてください。

音楽がある方が集中できているようであれば大丈夫です。歌いながらであればやめたほうがいいでしょう。

【参考文献】
・『記憶力の脳科学』柿木隆介・著

●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)

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