無意識のSOS!? 思春期の子どものイライラと無気力への対処法3つ

こんにちは。子育て研究所の佐藤理香です。

思春期の子どもと話をすると、「この子、気持ちが不安定なのかな……」と感じることがあります。

何かにイライラしていたり、逆に気力が感じられなかったりする場合もあります。

思春期の子どもをもつママやパパも一度は感じたことがあるのではないでしょうか?

そこで今回は、思春期のイライラと無気力についての対処法をお伝えします。

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思春期にイライラしたり無気力になったりするのはどうして?

思春期は心が不安定!?

思春期の子どもは、親からの自立と依存の狭間で心が揺れています。

さらに、友人らとの人間関係も複雑化しており、他人と自分を比較して自身をより強く認識するようになります。

劣等感や優越感を感じるなど、心理的にはストレスが多く不安定になる時期です。

イライラ・無気力はSOS

イライラして八つ当たりしてくる、いつもやる気が感じられない。こんな状況になると親は心配してしまいますが、実はすべてが悪いわけではありません。

イライラや無気力はSOSのサインであることが多いからです。

一般的には、SOSを出せずにそのまま頑張ってしまう子どもは鬱になりやすい傾向にあります。

イライラや無気力を表せる子どもは、無意識的に心のバランスをとろうとSOSを発しているのです。

落ち着いて振り返る時間を

イライラしたり無気力になったりしている子どもは、物事に対して疑問をもったり、時には不満や不安を感じたりしながら問題意識をもっています。

しかし、それを解決するために、自分自身と向き合い心の声をきく時間がもてていない可能性があります。

自分自身で落ち着いて考える時間をもち、何に対してイライラしているのか、何に不満をもち、疑問なのか、振り返ることで落ち着きます。

親ができる対処法3つ

思春期の子どもはデリケートです。ニコニコ笑っているかと思えば急に不機嫌になるなど、対応が難しいと感じる親も少なくありません。

しかし、子どもの心が不安定だからといって、腫れ物に触るように放置したり、親の意見を押し付けたりすると逆効果。子どもが心を閉ざすことになりかねません。

下記では、親ができる対処法を3つお伝えしますので参考になさってください。

(1)子どもを休ませる

イライラ・無気力は心のサイン、子どもからのSOSです。

学校生活は朝から晩まで分刻みで決められています。それに部活動、習い事と予定が休みなく入っている子どもも多いです。

場合によっては、習い事が週3回、週4回と連日に渡ることもあります。大人でもハードなスケジュールに子どもは疲れていないでしょうか?

状況をみて親がSOSを察知し、休ませてあげることは大きな意味をもちます。

(2)過剰な期待はNG

子どもに期待することは悪いことではありません。親は自分の理想像を意識的に、時には無意識で子どもに話しているものです。

思春期を迎える子どもは、敏感に親の期待を察するので、それがいい意味で後押しになっていることもあります。

しかし、子ども自身の理想と親の考えに温度差が大きい場合は、子どもがプレッシャーに感じている可能性があります。

安心できるはずの自宅でもプレッシャーを感じるようになると、子どもは居場所を失うことになりかねないので注意が必要です。

(3)親子で対話する

イライラや無気力は力技で解決できるものではありません。安心して心が落ち着いてくると自然に解決するものなのです。

心の安定のためには、イライラの原因は何か? やる気がでないのはなぜか? など、本音を言える環境が必要になります。

「何とかしたい!」「何とかしてほしい!」子どもはこのようなSOSを“言える相手”にぶつけ、精神バランスを保ちます。

“言える相手”は親であることが多く、その言動は時に酷だと思うほどです。

しかし、子どもにとって、“言える相手”がいるということは、信頼の証であり、精神的に大きな支えなのです。

親の考えを押し付けていませんか? 子どもの考えを善悪で決めつけていませか? 頭ごなしに子どもの意見を否定していませんか?

子どもと落ち着いて向かい合い、黙って話を聞いてあげるだけでも安心します。

失敗が怖い、友達のあの子が嫌だなど、子どもの弱いところも多く出ることでしょう。まずは子どもの話を素直に受け止めるというスタンスが重要です。

【参考文献】
・『見逃さないで! 子どもの心のSOS 思春期に がんばってる子』明橋大二・著

●ライター/佐藤理香((株)子育て研究所代表)

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