男女別! 子供のやる気を引き出す言葉がけのポイント3つ

【ママからのご相談】
12月に入り、大掃除を少しずつはじめました。私が掃除をしているところを見ていた4歳の長女がお手伝いをしたがるので、一緒に掃除をするようにしたのですが、すぐに飽きてしまったり、余計に手のかかる結果になったりで、正直、一人でやった方がよっぽど早く掃除が終わると感じています。

子どものお手伝いは習慣化させたいので、せっかくやる気になっている娘の気持ちは大切にしたいのですが、どう声をかけて掃除をしてもらうのが良いのかわかりません。大掃除を娘と一緒にやる時に、子どものヤル気を育てるような言葉がけを教えて下さい。


ご質問ありがとうございます。

娘さんの、「お手伝いしたい」という気持ちを大切にするためにも、掃除がはかどらないからとお子様の手を拒むのではなく、上手にお手伝いの機会を作ってあげたいですね。

今回は、子どものやる気を育て、楽しく親子で大掃除をするための言葉がけのポイントをお伝えします。

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(1)命令ではなく依頼する

掃除の内容が同じだとしても、自分で決めた場合と他者に決められた場合では、その後のヤル気が大幅に変わります。仕事・勉強などの内容に関わらず、他者に命令された場合と、自分で決定した場合ではモチベーションに差が出ます。

昔、「今やろうと思っていた」という時に、「早くやりなさい」などと命令されて、すっかりヤル気がなくなってしまったという経験をしている方も多いと思います。社会人の「やる気」能率測定の結果で、上司の命令で嫌々する時の仕事効率に比べ、納得して仕事をした場合は1.5から2倍の仕事効率、自らワクワクして取り組むと、3倍以上の効率になるという結果が出ています。

「ヤル気」に関しては、大人も子どもも根っこは一緒ですので、「窓を拭きなさい」などと命令するのではなく、「窓を拭いてもらえる?」と依頼して、子ども自身が決定できるような言葉がけをしましょう。

その際、「YES」か「NO」だけの答えではなく、「窓を拭いてもらえる? それか、このおもちゃを箱に入れて欲しいんだけど」などのように、選択肢を2つにすることで、子どもは今の気持ちに合うお手伝いを、自分の意志で選んでいる実感を得やすく、ヤル気になってくれます。

(2)承認欲求を満たす

承認欲求とは、自分が価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求で、心理学者のマズローは、生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求に続く欲求として位置づけています。

幼い子どもにとっては、特に親に承認してもらうことは自己肯定感を高める上で、とても重要な役割があります。子どもがお手伝いをしてくれた時の言葉がけをする時は、忙しくても一度手をとめ、しっかりと子どもの目を見て、「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えましょう。

手を止めず、目も合わせずに「よくできたね~」と言っても、子どもは敏感に、「口だけで褒めてる」とわかってしまうものです。それを繰り返すと、「どうせいつも口だけだ」と感じ、ヤル気を失ってしまう場合があります。

長く褒める必要はありませんので、一瞬だけでも手をとめ、子どもが掃除をしてくれたところを見て、心からの言葉で感謝と感動を伝えることで、子どもの承認欲求は満たされます。また、「ここがとってもキレイになって気持ちいいね」などと具体的に掃除をすることの気持ちよさを伝えることで、「掃除=気持ちいい」という「快」の記憶となって焼き付けられるため、将来的にも、掃除が上手な大人になるための種をまくことにつながります。

(3)男女別ヤル気UPワード

最初はヤル気のあった子どもも、時間が経つと飽きてしまったり、途中で投げ出してしまったりすることがあると思います。そんな時は、子どものやる気が復活するような言葉がけをしましょう。

今、男女における脳の発達の違いについての研究がかなり進んでいますが、子どもの「やる気が出るワード」にも、男女差があります。

・女の子の心に響くのは、「過程」「丁寧さ」「共有」
・男の子の心に響くのは、「結果」「早さ」「個の能力」

です。

上記のポイントを重視した場合の、言葉がけの例を見てみましょう。

女の子をやる気にさせる言葉がけ

・○○ちゃんが丁寧に磨いてくれたからきれいになったね。
・○○ちゃんが一緒に手伝ってくれたから、ママはとっても助かったわ。ありがとう。
・○○ちゃんが一生懸命頑張ってくれたからスッキリしたね。大変だったのにえらいね。

など、「丁寧」「一緒」という言葉と、「一生懸命頑張ってくれた」などの過程を認める言葉がけをすることで、承認欲求が満たされ、更なるやる気へとつながります。

男の子をやる気にさせる言葉がけ

・○○君、もうこんなに片付けができたの? すごい! 早いね!
・○○君にお願いしたから、こんなにピカピカになったんだね。
・○○君のお陰で、お掃除が早く終わったよ。ありがとう。

など、「早い」「ピカピカになった」という結果や、「○○君にお願いしたから」という、個人の能力を認める言葉がけをすることで、やる気につながります。

やる気になる言葉がけは、個人によって違いますが、男女の脳の違いを考慮することで、より心に響く言葉がけができるようになります。


ご質問者さまの娘さんのように、「お手伝いがしたい」と子ども自身が言う時は、「家族の一員としての役割」を伝えるのに最適な時です。ぜひ、この機会に「大掃除」を通して、お子さんに「人の役に立つ喜び」をたくさん味あわせてあげると共に、「いつも住まわせてもらっている家」に対する感謝の気持ちを持つきっかけを与えてあげて下さいね!

大掃除が終わったら、親子で美味しいお茶とお菓子を用意して、「ご褒美」のお茶会などをしてみてはいかがですか? ママと一緒の「ご褒美のお茶会」は、きっと娘さんにとっての楽しい思い出の1ページになることと思います。

●ライター/赤井理香(個性幼児教育専門家)

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