妊活中に重要な“基礎体温”の基本3つ

【女性からのご相談】
28歳、結婚2年目です。なかなか赤ちゃんができないので近所の婦人科に行って相談したところ、まず半年ほど基礎体温をつけてから来るようにと言われました。基礎体温を測ることで、一体何がわかるのでしょうか? そんなに大切なことなのですか?

a 基礎体温について覚えておきたい基本3つ。

助産師のHillです。

勇気を出して婦人科に行ったのに、きちんとした説明もなく基礎体温をつけるように言われてしまったのですね。嫌な思いをしましたね。

それでは今日は、どうして基礎体温がそんなに重要視されるのか、また、基礎体温の正しい計り方について簡単に説明します。

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(1)基礎体温とは。基礎体温からわかること

基礎体温とは、毎日同じ時間に同じ条件で測定された体温のことを言います。通常の体温計では小数点第一位までしか測れませんが、基礎体温は、専用の体温計で小数点第二位まで測る必要があります。

女性の体温は、排卵後に生産される「黄体ホルモン」によって、ごくわずかに上昇します。そして、排卵から14日後、この黄体ホルモンの生産が激減し、それによって月経が起こり、同時に体温も通常に戻ります。

つまり、理論的には、(1)排卵が起こって、(2)黄体ホルモンが出て、(3)体温が上がる、という順番なのです。

このことから、基礎体温が上昇しない人は、排卵していないのではないかと考えられるのです。

日本では習慣的に、まずは基礎体温表を6か月間つけてみて、それを持って婦人科へ行くことが推奨されています。

(2)基礎体温の正しい計り方

就寝前に、基礎体温計を手の届くところに置いておきましょう。そして、朝目覚めたら、体を起こしたり動いたりする前に、基礎体温計を舌の下に入れて体温を測定します。忘れないうちに記録しましょう。

以前は紙の表に記録していましたが、現在では、便利なアプリなどがたくさん出回っていますので、パソコンやスマートフォンなどを利用するのも良いでしょう。

排卵が正常に行われている場合には、体温表が二層式(約14日ごとに上がったり下がったりする)とされています。

(3)基礎体温、本当に必要ですか?

実は、これに関しては、私は疑問を持っています。

そもそも基礎体温法というのはオギノ式とも呼ばれていて、日本の医師によって1942年に紹介された方法です。半世紀以上前の手法で、日本以外の国ではほとんど用いられていません。

その上、例えば夜勤をしている女性や、体調を崩しやすい女性の場合、基礎体温表は全くあてになりません。つまり、信憑性が低いのです。

科学や医療がすすんだ現在では、基礎体温など測らなくとも、血液検査や超音波検査で、排卵しているかどうかは確実にわかります。言い換えれば、基礎体温の測定はもはや必要ないのです。

それなのに、大半の婦人科医が、未だに基礎体温の測定をすすめる理由は、私にはわかりかねますが、おそらく「習慣だから」だと思います。または、相談者さんのように若い方の場合、「基礎体温をつけているうちに妊娠するかもしれない」という希望的観測があるのかもしれません。

これがたとえば40歳の女性なら、すぐに血液検査や超音波などの検査にすすんでくれる医師も多いことと思います。

年齢が若い、妊娠を急いでいないなど、時間に余裕のある方なら、まずは基礎体温をつけてみて、自分の体のことを知ってみるのも良いでしょう。

●ライター/Hillまゆ子(助産師)

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