まるでペット!? 安全のために“子ども用ハーネス”を使うママへの賛否

『子ども用ハーネスは奴隷制度を思い出させる』。かつて、ワイドショーの司会者がこう発言したことが話題になったのをご存じですか?

子ども用ハーネスとは、歩き始めの幼児などに取り付ける迷子ヒモのことです。子どもが思わぬ方向に急に走り出しても、ハーネスをつけていれば大丈夫。

最近ではリュックタイプのものや天使の羽をあしらったものなど、機能性・デザイン性もバッチリの商品が出ており、やんちゃなお子さんの育児に奮闘するママたちに重宝されています。

しかしその一方で、その使用については販売開始当初からかなりの賛否両論が繰り広げられてきました。

冒頭の奴隷制度発言のように、子どもの養育にとって適切とはいえないのではないかという意見も後をたちません。

今回は、育児中のパパ・ママたちに「子ども用ハーネスについてズバリどう思う?」と直撃インタビューしてみました。

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賛成派は「子どもの命を守れるのは親だけ」「育児には絶対必要」

実際によく動くお子さんを育てたことがあるママ・パパたちからは、賛成の声が多く上がりました。

『子ども用ハーネス、使いたいと思ってます。2歳の息子がいるのですが、駐車場とかで急に消えてしまうことがしょっちゅうあるんです。ハーネスがあれば目の届かない場所には絶対に行けないわけですから、危険はなくなりますよね』(20代女性/事務職)

『これに反対してる人って育児経験ないとしか思えませんよ。赤ちゃんを抱っこしながら2歳児をつれて、さらに両手に荷物を持って車から降りるときとかあるんですよ? 子どもの命を第一に考えるなら、ハーネスは絶対必要な道具です』(30代女性/薬局勤務)

また、実際に使っていたという人からはこんな声も。

『妻が出産するまでは自分も大反対でした。でも生まれてみたらまさかの双子。2人が同時にバラバラの方向に走って行ったりするんですよ。ひとりを追いかけているうちにもう片方が車道に出ていたことがあり、ハーネスを購入しました。

知らない人から「かわいそう」とか、「犬みたい、虐待じゃないの」って言われたこともありますが、そういう人が子どもの命を守ってくれるわけじゃないですからね。腹がたちましたけど、ずっと使い続けていました』(40代男性/広告業)

確かに、複数の子どもたちを同時に見なければならないような場合には重宝しそうですね。

反対派は『ペットみたいでかわいそう』『昔はこんなものなかった』

『昔はこんなものなかった。ヒモでつながれている姿を見るとペットみたいでとても不快です。そういう親に限ってスマホを見ていたりおしゃべりに夢中だったりと子どもをちゃんと見ていない。子どもをヒモでつなぐ前に、自分の手と目を離さない努力をすべきです』(40代男性/自営業)

『買ったけれど、いざ装着してみるとやっぱりかわいそうで結局使いませんでした。そもそも、あちらこちらを探求して回って子どもは成長するもの。その成長の芽を摘み取っていることにほかならないのでは?』(20代女性/介護職員)

反対派の意見の多くは「見た目がひどい」「かわいそう」というものでした。やはり、ヒモでつながれている姿からはあまりいいイメージが抱かれないようです。

幼児教育のプロはこのようなコメントをしました。

『ハーネスで繋いでいれば確かに安全ですよね。でもそのことによって、子どもにきちんと危機管理を教える機会がなくなります。「車道に出たら危ないんだよ」「歩くときはママの手をしっかり握らないとダメだよ」ということをお子さんに伝えないまま、漫然とハーネスを繋いで安心しているママたちには大きな疑問を持ちます』(30代女性/幼稚園教諭)

園で散歩に行く際も、日常的にハーネスを使っている家庭の子どもたちは先生と手を繋ぎたがらないことが多いとか。ハーネスに頼り過ぎると、どうして手を繋がなければいけないのかを理解できなくなってしまうのかもしれませんね。

ハーネスは「手を繋いだまま」「ヒモを短く持つ」がルール!

ハーネス反対派の意見には「犬の散歩のように見える」という物が非常に多かったのですが、これは間違った使用法が蔓延しているから。ここで、子ども用ハーネスの正しい使い方をおさらいしておきましょう。

子ども用ハーネスは、子供と手をつないだまま使うものです。ヒモは短め、地面に垂れ下がらないくらいの長さに調節しましょう。

犬のハーネスのようにリードを長くのばして、子どもをずっと先に歩かせるという使い方はNG。伸ばしたヒモの間に別の子どもが引っかかって転んでしまうこともあります。

また、使うシーンもあくまで人混みや道路を歩くときだけ。広場や公園など、子どもが自由に走り回ってもいい場所では外してあげるのが原則です。遊具にヒモが引っかかると窒息などの原因となることがあります。

便利な道具でも、使用方法をを間違えると思わぬ事故につながります。もしも使うなら、正しい使い方をしっかり覚えておきましょう。


いかがでしたか? 賛成派も反対派も、子どもの命を第一に考えていることには変わりありません。

時と場所、状況によっては、子ども用ハーネスで命を守ることも“アリ”の選択肢なのではないでしょうか。

●文/パピマミ編集部

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