産後妻のイライラを減らす対応の仕方5つ

【パパからのご相談】
33歳の男です。産後2か月の妻が、どんどんやつれていくように見えます。

私が会社から帰ると文句ばかり言われ、正直困っています。

昨日も、「子育てしてよ」と言われてケンカになりました。

妻はいつもイライラしています。どのように対応すれば良いでしょうか?

a 産後すぐのママはイライラしっぱなし。ママは、パパの“ねぎらい”に感謝することでしょう。

ご相談どうもありがとうございます。女性の働きスタイル研究家のアボカドチョコです。

毎日お仕事で忙しいのに、家でも子育てが待っているなんて、本当に大変ですね。

お疲れさまです。私も産後イライラした経験があるので、夫にも相談者さんにも頭が下がる思いです。

さて、“産後クライシス”という話題がメディアで取り上げられています。

産後クライシスとは、簡単に言うと「産後、夫が家事・育児に非協力」などの理由によって、「出産直後から、妻の夫への愛情が下がる」という状態。

産後の女性は、ココロもカラダもデリケートな状態になっています。

第1子が生まれたばかりなら、初めての子育てで分からないことだらけ。

おまけに、子育ては日中ほとんどママの手にかかっている。授乳のために昼も夜も寝られない。

自分がごはんを食べることもままならないのに、家事はたまる一方。

心身ともにボロボロで、「いつも疲れて、イライラしている」のは当然かもしれません。

パパの中には、「あれほど優しかった妻が変わってしまった」と心配している方も多いことでしょう。

産後すぐのママは、「子どもをきちんと育てなければならない」という責任感と、「寝ていない、抱っこ続きで、カラダが常にしんどい」の板ばさみで苦しんでいます。

また、産後は女性ホルモンのバランスが崩れ、誰でもイライラします

産後すぐのママの体は、それまでの状態とは違うので、極論すれば、「パパが出産前と同じ対応のままでいると、ママのイライラが爆発してしまう」可能性も高いのです。

ちょっと怖いですね、こんな言い方になってしまい申し訳ありません。

しかし、“ママのイライラを減らす対応の仕方”があります。

「パパがこんなことをしてくれると、ママが喜ぶ」という行為を、5つ書きたいと思います。

ママはイライラしていますので、すぐに「ありがとう!」と大喜び!

というワケにいかないと思いますが、「この夫と結婚して良かった」と心の中で感謝する可能性は高いのではないでしょうか。

landscape-mountains-nature-man-large

パパが産後ママをサポートするコツ5つ

(1)「ひとりになれる時間」を作ってあげる

どれだけ愛する相手でも、24時間べったり一緒にいると、「たまにはひとりになりたい」という気持ちになります。

授乳と授乳の間、30分でも1時間でもひとりになれる時間を作ってあげると、ママは喜びます。

ポイントは、「ママを外出させる」こと。

または、「パパが赤ちゃんを連れて外出し、ママを寝させてあげる」こと。

ママは家の中にいると、子どもの泣き声に敏感になり、たまっている洗濯や夕飯のことが気になり始めてしまうので、“外出”が一番良いと思います。

(2)「女性は母性のかたまりだから、子育ては楽しいことばかり」の認識をそっと床に置く

母性いっぱいの女性でも、自分の子どもを育てる際は、頭も体も“いっぱいいっぱい”になってしまいます

夫婦が互いに、「母だから何でもできる訳でない、父だから何でもできる訳でない」という認識を持てるといいですね。

バースセラピスト・志村季世恵さんの著書『ママ・マインド~あなたの赤ちゃんを幸せにするママレッスン~』には、こんなことが書かれています。

はじめての赤ちゃんとの暮らしは、甘い匂いに包まれたかわいい赤ちゃんと、幸せいっぱいなお父さん、お母さん……のはずなのだけれど、でも、実際はそんなことを感じるゆとりや余裕はありません。

(中略)泣くし、寝ないしとなれば、不安、心配にイライラが追加され、赤ちゃんを“かわいい”なんてシンプルに感じられるときの方が、少ないかもしれません。

(中略)はじめから赤ちゃんをかわいいと思える人は少ないですよ。もう少しして慣れてきたら、我が子がいちばんかわいい! なんて思えるくらいの親バカさんになるのですけれどね

(3)子育てを「手伝う」という言葉は使わない

ママたちは、子どもが生まれる前は、「家事を手伝う」という言葉には「ありがとう!」と感謝します。

ところが出産後は、この「手伝う」という言葉に敏感になる、とママたちからよく聞きます。

特に、「子育てを手伝う」という言葉は厳禁のようです。

「一緒にやろう」という感じが好まれます。「いつもありがとう」というねぎらいの言葉はうれしいですね。

(4)「おむつ替え」マスターは、妻に愛される

夜に赤ちゃんが起きたら、パパが1回でもおむつを替えてくれると、1分でも多く寝たいママは助かります

最近は、アミューズメント施設の男性トイレにもおむつ替えコーナーが設置されています。

デパートのおむつ替えコーナーにパパひとりで来ている人も増えましたね。すごいです!

(5)イライラの原因は「女性ホルモン」のせい、と理解する

産後ママがイライラする原因は、その多くが“ホルモンバランスの崩れ”が原因です。

先程申し上げたとおり、「産後、妻が変わってしまった」のでなく、「産後、一時的に、ホルモンバランスが崩れている」のです。

「夫の行動により、妻がイライラする」というより、「ホルモンバランスが崩れてイライラしている妻」だと思ってください。

産後数年経って、ホルモンバランスが少し整ってきたら、またママの機嫌も直ってきますのでご安心ください。


「子どもと遊んでいるパパはステキ!」と思っているママの話をよく耳にします。

「子育てを一緒にしてくれるパパ」に、ママは心から愛情を感じますし、一生ずっと感謝されると思います!

●ライター/アボカドチョコ(女性の働きスタイル研究家)

編集部追記

今回のコラムでは、産後でイライラしているママへの接し方として、「一緒に子育てをしたり、ホルモンバランスの崩れが原因だということを知りましょう」という視点でアドバイスをいただきました。

「産後のイライラ(マタニティブルー、産後うつ)」について、一般的にはどう言われているのか、編集部でまとめてみました。

産後ママのイライラの原因はまだまだある!

CON_munagura15102500_TP_V

産後ママのイライラの原因は上記コラムで述べられている他にも、さまざまなものがあります。

以下では、その主な原因について見ていきましょう。

自分の時間が取れない

「母親なら自分の時間がないなんて当たり前」。そんな声が聞こえてきそうですね。

しかし、実際に育児をしているママの精神的・身体的苦痛にはかなり大きなものがあります。

子どもが小さいうちは、授乳を3時間おきに与えなくてはなりません

また、階段を上ろうとして落ちたり、オモチャなどを誤飲したりといった事故がないよう、常に神経を尖らせる必要があります。

食事作りや寝かしつけ、家事などでママの睡眠時間はどんどん削られていきます

慢性的な睡眠不足は人の思考を鈍くするため、ネガティブな感情も抱きやすくなります。

さらには、化粧やオシャレなど、自分のケアがまったくできなくなるために、女性としての自信も喪失していきます。

このような独身時代とはかけ離れた生活環境で暮らすことにストレスを感じるのも当然ですね。

ホルモンバランスの影響がなくたってイライラします。

また、「24時間休みがない」というプレッシャーと闘い続けているということも忘れないようにしたいですね。

人間関係の変化

ママになると、生活環境だけでなく人間関係まで変わるようになります。

たとえば、第1子を出産した後などは義両親の訪問なども増えるようになります。

家事も不十分、見た目もボロボロなママはとても気を遣ってしまいます。

姑が「ちゃんと掃除してる? 子どもが病気になるわよ」と責めてきても、ブチ切れを我慢して愛想笑いに徹するしかありません。

また、友達付き合いにも変化が生じます。

出産によって、これまで仲のよかった独身の友達と疎遠になる人はとても多いです。

活動している時間帯も違えば、話題も違ってくるからです。

ママが子どもの話をするのを「自慢しているのか」とネガティブに捉える人もいます。

そうした友人関係の変化から、相談相手を失って孤独感を抱くママも少なくありません。

孤独感は不安へ変わり、不安はイライラへと変わります。

夫にイラついた産後ママの主張

man-couple-people-woman-large

幸せな家庭を築くことを夢見て結婚しても、現実は理想通りにはいかないものです。

とくに夫の態度にムカついたというママは多く、この時期の恨みは一生忘れないとも言われています。

世間のパパはどのようにママを怒らせたのでしょうか。

以下では、実際にあったパパへのイライラをご紹介いたします。

まさかの“赤ちゃん返り”

『育児に家事と必死だった私に対し、夫は協力するどころか“赤ちゃん返り”で対抗してきた。わざと洋服を脱ぎ捨てたり、チンするだけの料理で私を呼んだり……。何度殺意が芽生えたことか』

出産すると、女性は子どもにかかりきりになるため、寂しさを覚える男性も少なくありません。

これまで自分だけを見ていた妻を、子どもに取られたような感覚になってしまうのだそうです。

このエピソードはまさにそれの典型ですね。

パパの気持ちも分かりますが、ママにとっては「ウザい」以外のなにものでもありません。

本当にママのことが好きなら、家事や育児を手伝うことにパワーを使って欲しいものです。

毎日飲み会の夫

『まだ二人とも若い頃に出産しました。当時新入社員だった旦那は飲み会を断ることができず、毎日帰るのは23時過ぎ……。帰ってくるなり子どもを起こすし、本気でイライラした』

“夫の飲み会問題”は難しいところですよね。

日本では飲み会でのコミュニケーションが出世につながるという風習もまだ残っています。

将来のことを考えれば、飲み会も大事っちゃ大事なんですよね。

しかし、ママからすれば「自分だけ楽しみやがって……」と不満に思うものです。

また、家事も育児もほったらかしで、気が向いたときだけ子どもに構って夜中に起こすというのもイライラポイントです。

優しい×→鈍感○

『夫の優しいところに惹かれて結婚したのですが、私がマタニティブルーでどん底にいたときに手を差し伸べてくれなかった。というか私の状況に気づいてすらなかった。ただの鈍感な人だと知って愛が冷めた』

産後うつの原因には、夫が妻の状況を正確に把握していないことが大きな要因としてあります。

口が悪くなったり、食欲がなくなったりと、ママの異変を感じ取る瞬間はいくらでもあります。

しかし、鈍感な男性はそれに気づけないことが多いようです。

結婚前に惹かれていた部分が結婚後に“欠陥”に見えるということは少なくないようです。

意外と多い! 実母とのトラブル

N853_madobenookamisan_TP_V

産後にイライラするのは夫だけではなく、実母に対しても摩擦があることが多いようです。

甘やかしすぎ!

『子どもにやたらとオモチャを与えたり、お菓子をあげたりする実母が許せない。おかげで息子の中では「ママ=嫌な人」「おばあちゃん=優しくて良い人」というイメージになってる』

ママは自分の子どもを立派に育てる責任があるので、オモチャやお菓子をむやみに買ってあげることはできませんよね。

しかし、実母にとっては“かわいい孫”。思わず甘やかしてしまう人も少なくないようです。

甘やかしにもイライラしますが、なにより、子どもを一番思いやっているママが“悪役”になっているのが許せないですね。

育児にダメ出ししてくる

『ウチに来るたびに「家事が適当じゃない?」「子どもをちゃんと見てるの?」と口出ししてくるのが本当に耐えられない。時々自分の母親だと思えないくらいイライラする

ママは自分なりに必死で子育てをしているものです。

それなのに軽い気持ちでダメ出しをされたら、たしかにイラつきますよね。

実母は自分の子であるママに対し、よかれと思ってアドバイスをしていると思います。

しかし、ママだってもう一人前。ある程度のことは任せてほしいものですね。

しつけが古風すぎる

『子どもをしつける際に、頭を叩いたり正座させたりするのが許せない。たしかに私もそれで育ったけど、本当に嫌だった。自分の子には経験させたくない』

これは世代間ギャップでありがちな悩みかもしれませんね。

昔と今ではだいぶ子育ての常識が変わってきていますから、実母の教育に疑問を感じるママも少なくないようです。

産後クライシスに気をつけよう!

pexels-photo-14303-large

産後にママの精神状態が不安定になることはすでに述べてきました。

たいていの産後のイライラは次第になくなっていくものです。

しかし、それが悪化して産後クライシスに陥ることもあります。

そもそも産後クライシスとは

産後クライシスとは、子どもを出産してから2年以内に夫婦愛が急激に冷めてしまう現象のことを言います。

離婚に至る家庭の多くは、この産後クライシスの影響によるものだという説もあります。

夫の不理解が主な原因

産後クライシスに陥る夫婦には、ある共通点があります。

それは、産後という状況への“夫の不理解”です。

たとえば、ママのマタニティブルーをただの不機嫌だと捉えたり、「育児は女性の役目」と育児放棄をしたり。

ツラい状況にいるママをサポートするどころか、逆に突き放してしまう男性は少なからずいます。

そんな夫に「この人には愛情がないのか」と疑問を持つようになり、愛が冷めてしまうのです。

そのため、パパはママの異変に対して「ただの不機嫌か」と思わずに、親身になってサポートしてあげることが大切です。

産後のイライラはいつまで続く?

pexels-photo-large

産後のイライラがいつまで続くのかは人それぞれ個人差があります。

早い人では数か月でなくなるとされ、遅い人だと3年経ってもイライラが治らない人もいるようです。

また、極端な例ではイライラがまったくなかったという人もいます。

反対に、産後まもないころの旦那の発言にイラつき、10年以上経っても恨んでいるという人も

産後のイライラはさまざまな要因によって起きているため、どれを治したから大丈夫というものでもありません。

できる限りの努力はして、あとはひたすら待つのみという意見もあるようです。

パパが産後ママをサポートする方法3つ

max16011542_TP_V

最悪の場合産後クライシスから離婚コースもあり得る産後の夫婦トラブル。

「わかっちゃいるけどやめられない」状態のママに対し真っ向からケンカを挑むことは得策ではありません。

まずはパパにできるサポートをしっかりやるようにしましょう。

(1)しっかりとコミュニケーションを取る

育児中のママの多くは、孤独の中にいるものです。

そんなママが抱えている不満やグチを、しっかりと聞いてあげましょう。

それに対しての反論やアドバイスは一切必要ありません。とにかく親身になって聞いてあげるのです。

そして、「ありがとう」という感謝の言葉と、「大変だったね」というねぎらいの言葉をかけてあげましょう。

たったこれだけのことでも効果は絶大です。

産後ママはパパに対してイライラをぶつけてしまいがちですが、それは誰よりも信頼している証拠。

パパが味方になってあげることで、ママの心も軽くなるはずです。

(2)自分の役割を決める

イライラされるパパにありがちなのが、「ウンチでてるよー」とか「泣いてるよ」などの報告。

ママからすれば「報告はいいから対処してよ」と思ってしまいます。

パパがこのような行動を取るのは、育児全般において「自分の役割じゃない」と思っているからです。

そこで、自分の担当を決めてしまうようにしましょう。

洗濯や皿洗い、夜泣きの対処など、「これは自分の仕事だ」という風に決めてしまうわけです。

人は役割があれば頑張れるものです。家事や育児の分担を提案するとママに喜ばれますよ。

(3)なるべく義両親には会わせない

愛する夫の家族とはいえ、やはりママは義両親に対して緊張して気を遣ってしまうものです

とくに子育てで忙しいうちは、不完全な家事の状態を見られることに抵抗を感じるママも多いです。

そこで、パパはなるべく義両親の訪問は控えてもらうようにしましょう。

もちろん、まったく来させないでほしいというわけではありませんよ。


上記コラムと合わせて、さまざまな夫のサポート方法をご紹介しました。

しかし、あまりにも頑張りすぎて仕事に支障がでたり、睡眠が取れなかったりすると、パタニティブルーになる可能性もあります。

マタニティブルー同様、男性も産後うつになる危険性があるので、無理をしすぎない程度にサポートしてあげましょうね。

ママが自覚しておくべきこと

summer-darling-thatsdarling-large

産後のイライラ、とくに夫への嫌悪感について、その原因が分からないというママも少なくありません。

自分自身、どうして旦那にツラく当たるのか分からないのです。

しかし、理由が分からないと、次第に本当に「夫が嫌いなのかも」と思い込むこともあるようです。

そんなことはありません。ホルモンバランスの影響です

もちろん、夫の態度に起因する部分もあるとは思いますが、ホルモンバランスの崩れがそれを過剰にさせているだけです。

いずれはこのイライラも治まると信じ、耐えましょう。

多くの産後ママが経験していることだと思えば、気が楽になりますよ。

産後のイライラには漢方が効く!?

N811_toridashitajyouzai_TP_V

どうしても産後のイライラに耐えられない! という方には、漢方がオススメです。

漢方は東洋医学に基づいて作られた薬のことですが、体を内側から良くしていくパワーを持っています。

産後のイライラに効果的とされている漢方としては、抑肝散(よくかんさん)が挙げられます。

抑肝散は情緒不安や不眠、神経症などに効果があり、産後のイライラを緩和してくれます。

その他にも同様の効用も持つものとして、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などがあります。

いずれも気力を高めてくれ、ママの育児疲れを解消してくれます。

これらの漢方は通販などでも販売されているので、忙しい育児の合間でも買うことができますよ。


「産後のイライラ体験談」や「パパのサポート方法」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

産後まもない時期というのは、夫婦にとっての正念場の時期でもあります。

最悪の場合には離婚してしまうケースもありますが、わが子の出産が原因で離婚なんて悲しすぎます。

ママが産後にイライラしてしまうことの原因を知り、夫婦でともに乗り越えていきましょう。

いつかイライラが治まったとき、二人の愛情は今よりも深まっているはずです。

(パピマミ編集部/上地)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする