ちゃんと気付いてる? 子どものイジメを見抜く方法と対処時のポイント

【ママからのご相談】
小学校5年生の娘を持つ母親です。子どもが仲良しグループだった女の子たちに仲間はずれにされていると、娘と同じクラスの男子生徒の親御さんから聞きました。

そういわれてみれば、ここ2、3週間元気がありませんでした。イジメなのか、そこまでいっていないのかは分かりません。

このような場合、親としてどのように行動すればいいでしょうか?

a まずは子どもの“イジメのサイン”を見抜きましょう。

こんにちは。ご相談ありがとうございます、ライターの渦マキです。

娘さんが仲間はずれにされているとのこと……おかあさんも心配で仕方がないと思います。

小学校高学年のイジメは、中学年までのイジメと違って“他者から見て分かりづらい”という特徴があります。

心が発達してきてプライドが出てくるため、親や先生に相談しづらくなるのです。

小学校低・中学年だと何につけても、「先生、○○ちゃんが……」などと言い合っていましたが、高学年になると子どもたちも成長しています。

自分の主張がすんなり通らないということも分かってきます。ましてや相談者さまのお子さんは、今まで仲良くしていたお友だちに裏切られたと深く傷ついているかもしれません。

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教育現場も問題を孕んでいる

筆者の子どもが小学校6年のときに、同じクラスの女子4、5人の間で揉めごとが起きたことがありました。

1人だけ仲間はずれにされたAちゃんのおかあさんが「知っていたら教えて!」とわが家に状況を聞きにきました。

Aちゃんはその子たちから「くさい」とか「うざい」といった言葉のイジメを受けていたそうです。

「どうして先生に言わないの?」とおかあさんがAちゃんに聞くと、「担任の先生が頼りにならないから」と答えたそうです。

そういうクラスの状況を知っていながら毅然とした態度が取れない担任……クラスを統率できていなかったことも別な問題として浮き彫りになりました。

学校自体も問題を抱えているということ、親が学校に乗り込んで行けばいいといった単純なものではないことを認識した一件でした。

家庭でイジメを見抜くポイント

日頃から子どもの様子を観察して“イジメのサイン”に気付くことは大切なことです。

尾木ママで知られる教育評論家の尾木直樹氏が著書『脱いじめ論』で「家庭でイジメを発見する17のチェックポイント」を挙げています。

たとえば、

・「ただいま」の声の変化
・服に靴の跡がついている
・文房具などをよくなくす
・ノートや教科書に「バカ」などと落書きされている
・おこづかいの減り方が早い
・朝、登校をしぶる

などです。

また、常日頃子どもに「~はどうなの?」「~はどうしてる?」といった「YES/NO」で答えられない質問をしてみましょう。

「マラソンの練習はどうなの?」などの何気ない会話を仕掛けることで、返事の仕方・声の調子で子どもの微妙な変化がわかるものです。

親が慎重に対応することが大切

もし自分の子どもにイジメの兆候が見られたとしても、感情的に突っ走ってしまうのは得策ではありません。まずは、少しの間冷静に見守ることが大事です。

もし学校に助けを求める事態になったときは、

・学校はイジメを隠蔽する可能性もあると肝に銘じて行動する
・学校側に相談する際は“イジメ”という言葉を使わない
・子どもの被害を具体的に訴える
・なるべく親一人で動かず、味方を巻き込む
・けんか腰で乗り込まず、「一緒に解決したい」という姿勢で臨む

いずれにせよ、常日頃から「いざというときに頼るべきは親」ということを子どもに伝えましょう。

「もし、イジメがあったら許さない! あなたに何かあったら絶対に守ってあげる」という断固とした態度が、子どもが親に心を開くかどうかの肝になります。

【参考文献】
・『尾木ママの「脱いじめ」論』尾木直樹・著

●ライター/渦マキ(フリーライター)

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