これはウツなの? 「健全な不安」と「病的な不安」の見分け方

【男性からのご相談】
昔から心配性ですが、ここ最近自分でもちょっと変かな? と感じるくらい不安な気持ちを感じることが多くて困っています。

でも、不安なだけで病院に行くのもおかしいかなと悩んでいて、どうしたらいいですか。

a 不安には2種類あります。“大丈夫な不安”と“病的な不安”の見分け方をお教えします。

こんにちは、フリーライターの鈴木ハナコです。

今回は誰もが感じることのある“不安な気持ち”について、病院に行った方がいいような“危ない不安”と、健常者が感じるような“健全な不安”とを見分ける方法を精神科医の先生に伺ってきました。

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そもそも不安な気持ちとは?

もし病気になってしまったらどうしよう? 何か良くないことが起きてしまったらどうしよう?

人は誰しもさまざまな不安を抱えて生きています。不安な気持ちはそもそも人間の持つ一種の防御反応のようなもの。

身体的、あるいは社会的に危険が差し迫ったとき、心の備えをしておくことでそれらの危険が及ぼす過度なストレスから自分を守るために存在しています。

そのため、“不安”な感情は誰しもが持っているものです。決して気持ちのいい感情ではありませんが、人間にとって精神を守るための大切な危機管理能力というわけです。

“不安”にもちゃんと役割があるのだと思うと、少し感じ方も変わるような気がしますね。

健全な不安と病的な不安の見分け方

一口に“不安”といっても、“健全な不安”と“病的な不安(病院で診てもらうべき不安)”の2つに分けられます。

健全な不安というのは、自分ではっきりと原因が認識できるようなことによって起こされ、そのストレスが喉元を過ぎれば気にならなくなるものです。

自分で“不安な感情”をある程度コントロールでき、持続時間が短いものが当てはまります。

一方、病的な不安は、普通なら気にならないような些細なことで引き起こされ、その原因に対しての不安の強さや持続時間が極端に不釣り合いな状態のことをいいます。

このような“病的な不安”はうつ病や統合失調をはじめとしたさまざまな精神疾患の一症状として見られます。

これらを見分けるためには、自分の感じている不安が原因に対して“適度なバランス”であるかどうかがポイントとなります。

明らかにバランスが偏っているようなら、一度病院で診てもらったほうがいいでしょう。

たとえば、

・他人なら気にしないような些細なことでも夜眠れないほど不安に感じてしまう
・不安な気持ちが何日も継続して離れない

などは明らかにバランスを欠いた状態となります。本人は病的な不安を認識せず家族や友人に指摘され、初めて自覚するというパターンもあります。


いかがでしたか?

人間の防御反応でもある“不安”という感情の役割をしっかりと知ることで、捉え方や考え方が変わるかもしれませんね。

【参考文献】
『現代臨床精神医学 第12版』大熊輝雄・著

●ライター/鈴木ハナコ(歯科衛生士)

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