スネかじり急増中!? 日本で「パラサイト・シングル」が増加する原因3つ

皆さんは『パラサイト・シングル』という言葉をご存じですか?

パラサイトは“寄生”、シングルは“独身”を指し、社会人になっても親と同居して生活を支援してもらっている独身男女のことです。

総務省の統計によると、2012年の時点で20歳〜34歳までの未婚者で親と同居している人の数は、1,035万人

もちろん、その中には大学生も含まれますし、生活費をきちんと渡している人もいます。

しかし、それを差し引いても生活を親に支えてもらっている“パラサイト・シングル”は相当な数に上ると予測されています。

また、各国の研究者が協力して実施した『世界価値観調査』(2010〜2014年)によると、日本における25〜34歳までの人口の“親同居未婚率”は42%という結果になっています。

つまり、25〜34歳までの若者の5人に2人がパラサイト・シングルの可能性があるということです。

ちなみに、アメリカは9%と日本に比べてかなり低い割合となっています。

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パラサイト・シングルが増加している要因3つ

パラサイト・シングルは1980年代後半から急増してきていると言われています。

1980年の段階では、20~34歳の“親同居未婚率”は817万人でしたから、30年の間で約200万人ほど増加していることが分かります。

なぜ、日本ではパラサイト・シングルが増加しているのでしょうか。

以下では、日本でパラサイト・シングルが増加している要因についてお話ししてきます。

(1)若年者層の貧困化

近年の日本では25〜34歳の男性就業者の“非正規雇用”の割合が増加しており、それに伴って若年者層の貧困化が深刻になってきています。

実際、総務省の『就業構造基本調査』(2012年)では、25〜34歳の男性就業者のうち約7人に1人が年収200万円未満の“ワーキング・プア”だという結果が報告されています。

そのため、貧困にさらされている若者たちは、働いていても独立するほどの金銭的余裕がなく、否応なしに実家で親と同居しているという現状があるのです。

(2)少子化

日本の少子化もパラサイト・シングル増加の要因の一つだと分析されています。

昔は兄弟がたくさんいる家庭が多かったため、働き始めると家計を助けるためにそれぞれ独立するのが普通でした。

しかし、兄弟数が少なくなっている現代では、家計の負担がそこまで大きくならないので無理に追い出す必要がなくなってきているのかもしれません。

(3)親子関係の変化

昔と比べて、親子関係がフランクになってきていることも要因の一つとして挙げられています。

以前は「親は子どもに厳しく接するもの」という教育方針が浸透していたので、働き始めてもダラダラと実家に居続ける人は少なかったようです。

しかし、現代では“友達親子”という言葉も生まれている通り、親子の距離感が近くなっている傾向にあります。

そのため、親子間の依存性が高まり、実家を出られなくなっているのではないか、という分析もあるのです。


いかがでしたか?

“パラサイト・シングル”は別に悪いことではありませんが、女性の場合は実家で生活することで婚期が遅れるという説もあります。

自分の子ども、あるいは自分自身がパラサイト・シングルである人は、一度独立しないことのメリット・デメリットについてしっかりと考えてみてはいかがでしょうか。

●文章/パピマミ編集部

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