ベストよりベター? “親の介護”で後悔しないための心構え

こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。

老人医療に優れている長寿国の日本だけあって、ありがたいことに、親世代が元気に長生きして、子や孫世代を助けてさえくれる世の中です。

でも、確実に自分よりも年上である親。今は元気でもいつかは介護を必要とするようになるかもしれません。

親に日々の生活があるように、子にも孫にもそれぞれの大切な生活があります。「いざ、同居を!」となったとき、「よし来た!」と直ちに同居介護ができるとは限りません。

そこで、親世代に介護が必要になったときの現実的な対処法、親や周囲からのプレッシャー、自分自身が後悔しないために持っておくべき心構えについて考えてみましょう。

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「絶対必要な介護/あったらいいなの介護」「できること/できないこと」の区別

介護が必要な側には「こうしてほしい」があり、介護する側にも「こうしてあげたい」があります。ただ、介護する側にはできないこともあるのが現実です。

介護する側は、介護される側を弱者と考えるために思いを口に出しにくく、介護される側はそれに気づくことができません。

こうして、互いの関係がギクシャクしてしまうのもまた現実なのです。

だからといって、ウヤムヤな気持ちのままでスタートを切ると、後になって「こんなはずじゃなかった」と苦しむことになるかもしれません。

親子であっても、そこに無理があれば関係は破綻してしまうのです

介護というこれまでとは違った形で親に向き合う必要ができたそのときには、2つのことを熟慮する必要があります。

それが、「絶対必要な介護/あったらいいなの介護」「できること/できないこと」の区別です。

“ベスト”ではなく“ベター”の介護で、親も自分も周囲も納得

もちろんベストを尽くせるのが理想でしょう。でも、親の生活を守るために自分の生活を犠牲にすれば、どこかにひずみが現れてくるものです。

そんなとき、できる限りの“ベター”な行動をとろうとすることが、双方のストレスを減少させてくれます。

「なんでもやってあげるよ」ではなく「これならできるよ」という介護姿勢です。

そして、それをはっきりと口に出してから行動しましょう。

親としては自分の希望の一部がかなえられ、子である自分もできる範囲でベターな介護ができます。それを見守っている周囲も介護され介護する様子に安心感を抱きます

“ベター”な介護をどうやって導き出すか

ベターな介護は、「絶対必要な介護/あったらいいなの介護」「できること/できないこと」を整理することで見えてきます。

ただ、これを考えるとき、親と自分の自己都合だけではなく、医師やケアマネージャーなどの専門家、得られると思われる公的な補助内容、ほかの家族の協力などから総合的に判断する必要があります。

介護する側は、まず公的機関に問い合わせたり、ネットなどで調査したりすることで、十分な情報を集めましょう。

ただ、重要なのは、当事者と関係者らが集まってそれについて話し合い、自分たちにとっての“ベター”な介護の形をみんなで作ることです。

また、このベターな介護は刻々と変化していきます。定期的に見直す必要があることも、その場の全員で確認しておきましょう。

まとめ

なんでもしてあげたい気持ちがあったとしても、逆に何もしたくないと思っていたとしても、そのときに“自分にできることの範囲”をきっちりさせておくことがとても大切です。

ただ、分かってはいても、それを口にすることで、悲しませたり批判を受けたりするのではないかと腰が引けてしまうこともあります。

でも、それを飲みこんで介護を続ければ、「もっともっと」と求められて追い詰められ、自分の生活を少なからず犠牲にして頑張っても認めてもらえないことに苦しむことになりかねません。

介護は人間の欲と似ています。今求めていることがかなっても、必ず「もっと」が現れます。

だからこそ、ずっと先にあるベストやパーフェクトを目指すよりも自分のベターを心がける方が、近くの満足をみんなが感じられる介護を実現しやすいのです。

●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)

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