ネグレクトの自覚のない親に育てられるとどうなる?

こんにちは! 小澤あきです。

前回『自覚症状のない“隠れネグレクト”が及ぼす影響とは?』で触れたAさんの隠れネグレクトについて、隠れネグレクトとはどういうことなのか、書かせていただきますね。では、早速……

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Aさんの家庭環境としては、両親は生後間もなくから共働き

(もちろん共働きがいけないなんていうことは、全くありません!)

問題はここからでした。Aさんの両親は自分の親と同居していたので、保育園等は利用せず、Aさんの祖母に育児も家事も任せることができた。Aさんの両親は朝起きて仕事に行き、仕事を終え帰宅する頃には、Aさんもその兄弟も寝ている毎日。

Aさんは、一度も母親に沐浴をしてもらったこともなく、一度も添い寝をしたこともなかった。お風呂は祖母の役目で、夜は別の部屋で就寝していて、同じ部屋で眠るときも布団は必ず別であったそうです。

子育ての経験のある方なら、もう違和感を覚えるのではないでしょうか。

沐浴や添い寝などのスキンシップは、たとえ子どもに求められなくてもしたいと思うのが、母親として自然な感情ですよね。一緒に暮らしていながら1度も自分で沐浴させたことがない、1度も添い寝をしたことがない。そして、Aさんが小学生になった頃は、毎晩必ず8時に寝室に連れていかれたそうですから、夜7時〜8時に帰宅する両親とはコミュニケーションがほとんどなかったことが、うかがえますよね。ちょっと極端すぎて、不自然な気がしませんか?

すぐそこに、一つ屋根の下に母親がいても、触れ合えない、コミュニケーションがない……。たどっていくと、Aさんの母親も、ネグレクトを受けて育っていることがわかりました。

ネグレクトというのは、母親が仕事で忙しくしていて触れ合う時間が短いから起こるという問題ではないと思います。共働きでがんばるワーキングママ達も、仕事から帰れば食事を作り子どもと一緒に食卓を囲み、お風呂に入れたり、絵本を読んで寝かしつけたりしますよね。ご主人と協力して、夫婦で子どもと精一杯コミュニケーションを取ろうとしますよね。

そう、「コミュニケーションを取ろう!」という積極的な思いが常にある(実際に完璧なコミュニケーションが取れていると満足できるかどうかは別として)。この気持ちがあるかないかが、大きな違いなのだと感じました。

コミュニケーションを取りたい! とか、もっとスキンシップをしたい! とか、言葉にするとなんだか大袈裟ですが、子どもをハグしたいとか、頬ずりしたいとか、そういう自然な感情が自然には出てこない心の状況こそが問題で、それをする時間が十分かどうかということがネグレクトの決め手ではないはず。

だから、ご相談者さまも大丈夫! そんな風に自問自答しながら、子どもとの距離を精一杯縮めようとしているその姿、その思いは、絶対に子どもに伝わっていると思いますよ。

そう思いたいだけかな、なんて思う時もたしかにあるけれど、誰しも完全付きっきり育児なんてできません。仕事に家事に育児、すべてを完璧にこなそうなんて考えたら、しんどすぎます(涙)。

働くママ達は特に、“いい加減が、良い加減”くらいでいいのではないでしょうか?

【関連コラム】
・(前編)自覚症状のない“隠れネグレクト”が及ぼす影響とは?
・このままではネグレクトに? 親子間に強い絆を生む方法

●ライター/小澤あき(読者モデル、ライフオーガナイザー2級)

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