音読がキモ! 低学年から自主的に“家庭学習”ができる子にする方法

こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

小学校に入ってすぐは、宿題をうれしく迎え入れて、自発的に行う子が多いです。でも、次第に中だるみが出たり、やり始めるまでに時間のかかる子も出てきたりします。

親としては「ちゃんとやらせたい! 低学年から自主的に家庭学習ができるようになってもらいたい!」と思うことでしょう。

心理的なサポートなどをすることで、忙しいママでもやる気にさせる声かけが可能です。

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親の言葉を絶対的と受け止める「児童期:7歳ごろ」

児童期は、物事の善悪などを判断するための道徳観を身につける時期です。

しかし、幼児期と児童期の中間にある7~8歳は、まだまだ親の言葉や意見を絶対的な判断基準として受け入れやすい時期と言えます。

多少の個人差はありますが、この時期に家庭学習を一緒に始めると、良い意味での癖として、成長しても残せます。

それが楽しく励まされるような状況であれば、なおのことです。

親子関係だからこそのピグマリオン効果

『ピグマリオン効果』とは、教師が生徒に対して期待するような言葉を示せば、生徒の成績が上がるというものです。

1998年に行われた心理学実験がありました。

「学力の伸びが期待できるとされた生徒」と「それ以外の生徒」では、前者にIQの増加が見られたというものです。特に小学1~2年生の結果は著しい差がありました。

このピグマリオン効果は、教師だけに生じる現象ではありません。親子関係にも起こります。親が心から子どもに期待をかけることで、子どももそれに応えようとするのです。

低学年であれば、前項目のことから、その関係がとても築きやすいと言えます。

ただし、ここで大切なのは口先で言うのではなく、本心で期待をかけることです。

言葉かけとしては、

「この計算がこんなに速くできるのすごいね! まだまだ記録伸びるね!」
「字がとても上手だね。本当に見やすい! これを続けていこうね!」
「テストの結果は残念だったけど、次は大丈夫! 間違えたところを一緒にやってみよう!」

などと、事実を認め、褒めたり励ましたりして低めの階段(目標)を目指すようにしていきましょう。

低めの階段を設定してあげると、効果が出たときにさらに褒めることにつなげられます。

低学年の学習ポイントは国語

学習のポイントが国語というのは、全ての基礎になるからです。他のどの教科を見ても日本語で書かれています。だからこそ、“読んでわかる力”が必要なのです。

テストなどの問題を解くにしても意味がわからなければ、解けませんしわかりません。まずは内容がわかることのできる力をつけるための学習を家庭学習に取り入れましょう。

ひらがな・カタカナ・漢字と、低学年ではさまざまな文字を学びますから、音読は毎日必要です。教科書の音読は、宿題として出されてくるでしょうから、絵本などの文章を音読するのでもいいでしょう。

実際に私が学習塾で教えていたときは、どの子にも音読をさせていました。その子に応じて、テキストだったり、絵本だったり書籍だったりとさまざまでした(低学年のうちは、読む文の長さも短め)。

読む力がつくことで、最初は文章問題などを諦めていた子や、問題を読まずにやっていた子が、しっかりと問題を読み、解くようになっていきました。

学習としてのポイントは、最初のうちは一緒にやることです。

低学年の家庭学習は、20~40分と言われています。音読はそのうちの数分です。ぜひ、一緒にやってみてあげてほしいと思います。

おわりに

心理学の面から褒めて励まし、学習面から“読んでわかる力”を学ばせてあげることで、低学年のうちに学習する癖をつけることができます。

自分の子どもだけでなく、講師をしていたときも多くの生徒に実践してきました。ですから、忙しいママたちにも必ずできます。

まずは、「勉強、一緒にやろっか」からスタートしてみましょう。

問題文を声に出して読むことも音読です。何でも読むことを取り入れるようにしてみてください。もちろん、褒めること励ますことを忘れずに!

【参考文献】
・『伸びる子には秘密がある―小学生・意欲を育てる勉強法』石井郁男・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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