死亡者数が6年で倍増! “受動喫煙”が子どもに及ぼすリスクと予防法

2016年5月31日、厚生労働省が『世界禁煙デー記念イベント』を開催。

そこで、受動喫煙による死亡者数が年間約1万5000人と推定されると、『国立がん研究センター』の片野田耕太氏が発表しました。

厚生労働省によって2010年に行われた同調査では、受動喫煙による死亡者数は6800人と推定されていたものの、今回の調査では1万5000人と、倍増していることが明らかに。

受動喫煙とは、自分自身がタバコを吸っていなくても、喫煙者のタバコから出る煙や吐き出す煙を吸い込むことによって、煙に含まれるニコチンやタールをはじめ、多くの有害物質を肺に入れてしまうことを言います。

喫煙者との接触を一切避けることは難しく、特に家族に喫煙者がいる場合は、受動喫煙のリスクは常にあると言っても過言ではないでしょう。

そのため、子どもの受動喫煙を心配するママたちも少なくないはずです。

では、受動喫煙は子どもにどのような悪影響を与える危険性があるのでしょうか?

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受動喫煙によって子どもに起こる可能性のある疾患

成人であれば、受動喫煙によって心疾患や肺がんが起こるリスクがありますが、厚生労働省の運営する『e-ヘルスネット』によると、乳幼児・児童の場合、次のような疾患が起こるリスクがあるそうです。

(1)咳・痰などの呼吸器症状
(2)肺の発達の遅れ
(3)乳児突然死症候群(SIDS)
(4)急性呼吸器感染症
(5)耳疾患(中耳炎など)
(6)より頻回でより重症度の高い喘息発作

また、『ファイザー』が運営する『すぐ禁煙.jp』によると、家庭内で受動喫煙にさらされている子どもは、脳の働きにも影響が出ていると言います。

具体的には、言語能力が低くなったり、注意力が散漫になったりする傾向があるそうです。

受動喫煙から子どもを守るには

受動喫煙によるさまざまなリスクから子どもを守るためには、周りの大人の配慮が何よりも大切になってきます。

大前提として、喫煙者は子どもの近くでは絶対にタバコを吸わない

ベビーカーを押しながらタバコを吸っている親や、子どもと一緒に食事をしながらタバコを吸う親の姿を見かけることも少なくありませんが、そんなことをする親は、自ら子どもの健康を害しているようなものです。

子どもの近くでタバコを吸わないというのは、マナーとして心得ましょう。

喫煙をするときには必ず外へ出ること

室内でタバコを吸うと、壁などにタバコの煙の成分が付着するとのこと。

そこから有害な成分が長期間に渡って揮発するそうなので、子どもが入室する可能性のある部屋や車の中での喫煙も避けましょう。

なお、揮発して漂う成分を『サードハンド・スモーク(残留タバコ成分)』と言い、非常に有害なのだそうです。

また、換気扇や空気清浄機をつけての喫煙でも有害物質は残るそうなので、喫煙するときにはかならず外へ出ることが大切です。

禁煙が一番

どんなに注意していても、家族に喫煙者がいる場合、子どもの受動喫煙を100%避けるのは困難かもしれません。

大切なお子さんの健康を害さないためには、やはり禁煙が一番と言えるでしょう。

家族がタバコを吸っていると、それを見て育つ子どもは喫煙が非常に身近になります。そのため、自分が大人になってから喫煙する可能性も大きくなるのです。

将来のことを考えても、子どものいる家庭では禁煙することが望ましいと言えます。


喫煙者は、喫煙によって自分の健康を害するだけでなく、子どもの健康をも害しているという自覚を持つことが大切です。

「受動喫煙による死亡者数が年間約1万5000人」という結果を重く受け止め、一人でも多くの子どもを受動喫煙のリスクから守りましょう。

【参考リンク】
受動喫煙ー他人の喫煙の影響 | e-ヘルスネット

●文章/パピマミ編集部

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