藤原紀香もハマってた!? スゴイと言われる“水素水”の効果は本当か嘘か

【ママからのご相談】
水素水に理解のない主人に腹が立ちます。ダイエットやアンチエイジング効果があると聞き、私は興味しんしんなのですが、主人からはいつも否定的な意見を言われてしまいます。

テレビやネットでも「良い」と言われているのに、調べてみると、主人のような「水素水には意味がない!」といった、ひねくれた意見もあるみたいです。結局どっちが本当なのですか?

a 白熱する水素水論争! ド文系・ややアンチ派の立場から参戦いたします。

ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。

肯定派と否定派の論争が長らく続いている水素水問題。ネット上では「効果がある」という水素水肯定派の皆さんと、「いや、飲んでも意味がない」というアンチ水素水派の方々、双方の意見が飛び交っている様子です。

正直なところ、ド文系な学生時代を過ごし、科学知識に乏しすぎる大人として育った私ですので、水素水がエセ科学なのか否かを解説できるほどのスキルも立場もないのですが、まず自身が“どっち派”なのかをお伝えしておきます。

私は、ややアンチ派です。

水素水に関する情報には曖昧なものも多く、信じきるに至れないのがその理由です。

しかし、「じゃあ、全く何も効果がないって言いきれるの!?」と聞かれれば、自信がもてません。この点を考慮し、“ややアンチより”な立場だと表現しました。

この問題については各々がさまざまな意見をお持ちかと思いますが、私のようにどっちつかずな方も多いのではないでしょうか。

今回は、文系丸出しなややアンチ派の目線から、この度の水素水論争を考えてみようと思います。

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そもそも、水素水の効果って何?

2015年12月、『株式会社日本トリム』が、20代〜60代の男女500人を対象に行った「水素水に関する意識調査」の結果を公開しました。

その内容によると、今や2人に1人が水素水の存在を知っていて、そのうち約4割の方々が「水素水は健康に良い」と考え、2割の方々が「美容に良い」と考えていることが明らかに。

つまり、およそ6割が水素水のメリットを信じていることがわかりました。

水素水がこれほどまでに注目を集めることとなったのには、水素が持っている非常に強い“抗酸化作用”の存在が大きな理由としてあげられます。

私たちの体は、酸素を利用することで活性酸素を発生させてしまいます。

活性酸素は体の酸化(“サビ”と表現されることも)を引き起こし、さまざまな老化現象や病気の原因となってしまうのです。

“抗酸化作用”とは、活性酸素を減らそうとする働きのこと。

若々しく健やかな体を保つためには、抗酸化作用を持った食品を食べると良いと言われていますね。

強力な抗酸化作用を持つとされる水素水には、以下のような効果があると考えられています。

・アンチエイジング効果
・ダイエット効果
・便秘解消
・アレルギー改善
・疲労回復
・冷え性改善 などなど

このほかにも、ガンや脳梗塞を予防したり、糖尿病が治ったり、美肌効果があったり……と、うたわれるメリットは数知れず。

副作用がない上に手軽に入手できるとあって、主に美容や若さを追い求める美意識高い系の女性たちから絶大な支持を得ている様子です。

アンチ水素水派の主張!

アンチ水素水派に新たな力強い味方がついたのは、2016年3月のこと。

これまで非合理・非科学・非論理的な主張を容赦なく葬り去ってきた、早稲田大学名誉教授の大槻義彦さんが、自身のブログで“『水素水』を笑う”と題した記事を投稿、水素水についての解説を行いました。

その内容は、これまでアンチ水素水派の皆さんが主張していた意見をカバーしつつ、ド文系である私にも大変わかりやすいものでした。教授の意見を以下にまとめて紹介します。

・巷で話題になっている水素水の効能(ガン予防やアンチエイジング効果など)について、科学的・医学的に真っ当な結論や結果は出ていない。

・水に溶け込んだ水素はすぐさま水から逃げ出してしまう上に、うまくペットボトルに入れられた場合でも、蓋を開けたとたんに逃げてしまう。水に溶けた水素水を摂取することはほぼ不可能

・たとえ水素を飲むに至ることができたとしても、腸には気体を吸収する機能がほぼ無いので、体内でガス状になった後にゲップ、あるいはオナラとして排出されてしまう。

・腸から吸収された水素が血液に取り込まれ、活性酸素まで行き着くことは不可能。

以上の理由から大槻教授は、活性酸素を抑えたいのであれば、新鮮な野菜を摂取し、禁煙し、ストレスを溜め込まないライフスタイルを叶えるほうがずっと賢明であると解説を締めくくっています。

ややアンチ派が思う、水素水との向き合い方

昨今世間を賑わせている水素水ブームの発端は、日本医科大の太田成男教授率いる研究チームが「水素ガスが有害な活性酸素を効率よく除去する」という内容の論文を発表したことから始まっていると言われています。

活性酸素が体にもたらす悪影響や、それに対抗してくれる抗酸化作用という働き自体はウソではありませんので、水素水の持つポテンシャルに注目が集まるのもうなずけます。

以降、水素水やサプリメントなど、“水素”をうたった商品が数々登場しました。

しかし、水素水が持つ可能性については、「まったく効果がない」わけでも、「明確な効能がある」わけでもなく、「まだわかっていない」というのが現状で、「もしかすると、体に良いかもね。そういう可能性があるよ……」という段階。

現に、水素水を販売しているメーカーが具体的なメリットを銘打っていることはありません。

水素水は医薬品ではありませんので、もしも明確な効能を宣伝しているものがあるとすれば、それは『薬事法』に違反しています。

販売されている水素水は、あくまでも「健康サポートに」という立ち位置。過度な期待をしすぎない冷静さが必要です。

誰でも簡単に情報を発信できてしまう現代。かなり具体的な(それでいて怪しい)水素水の口コミ情報も、数多く存在しています。

白熱中の水素水論争を引き起こしたのも、そのような根拠のない口コミや体験談から来ているのではないでしょうか。

水素水に狂信するのも、逆に過度に叩くのも考えもの。公平な目で、水素水の可能性を見守るべきなのでは……? と、ややアンチ派の私は考えています。

【参考リンク】
「女性は美容」「男性は疲労回復」男女で水素水のイメージに違いがあることが判明! | 株式会社日本トリム(PDF)
『水素水』を笑う | 大槻義彦の叫び

●ライター/木村華子(ママライター)

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