“なにくそ精神”が不足!? 子どものヤル気を引き出す正しい接し方

【ママからのご相談】
わが子の諦めの早さが悩みです。小学校6年生の息子のことです。

野球のチームに入っていますが、監督に怒られるとすぐにしょげてしまい「なにくそ」と頑張る気持ちになれないようです。

「このままじゃお前のポジションなくなるぞ」とまで言われているのに、火がつきません。監督も息子の「なにくそ」という頑張りを期待していると思うのですが。

「つらいならやめてもいいよ」と言うと「やめたくない」と言います。こんな息子にどう声を掛けてあげればよいでしょうか?

a 何かをやりきる経験を通して前向きな気持ちを育みましょう!

ご相談ありがとうございます、ママライターのパピルスです。

筆者も小学生の親ですが、勉強の面でもスポーツの面でも、わが子について「メンタルが弱い」「頑張りきれない」「すぐ諦める」という嘆きの声をパパさんママさんとのお話の中でよく耳にします。

厳しくされて奮起できない子というのは、案外身近にたくさんいるように思います。

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「もっと頑張れ!」よりも何かを“やりきる”経験をさせよう!

高校野球の名門高校でメンタルコーチを務める飯山晄朗氏は著書『いまどきの子のやる気に火をつけるメンタルトレーニング』の中で、『諦めモードに入ってしまった子を、そこから抜け出させるには、なにかをやりきらせてみるというのが有効』とおっしゃっています。

「きっと僕(私)はダメなんだ」としょげている子に、いくら口で「大丈夫だ」「諦めずに頑張れ」と言ったところで、自分自身に自信がなければ前向きな気持ちになれず、具体的にどうしたらいいかが分からないのではないでしょうか。

そういうときには何かひとつのことを「やりきった!」という経験を積ませることで、「自分にもできる!」という気持ちを持たせるのだそうです。

ご相談者様の例でいえば、「このままポジションがなくなってもいいの?」と聞いてみましょう。

「いやだ」と言えるのであれば、「じゃあ、どうしたらいいか考えよう。何かひとつやりきってみたら、何か変わるよ。何にチャレンジする?」という感じで導いてみます。

「ポジションがなくなっても仕方ない」という諦めに至っている場合は、「ポジションを諦めるのはいつでもできるよね。その前に何かひとつやりきってみない?」という感じです。

何にチャレンジするかを本人に決めさせるのがポイント。ランニングでもよし、素振りでもよし、キャッチボールでもよし、練習中にしっかり声を出すでもよいでしょう。

1か月続けることを目標に設定します。そして、できた日にはカレンダーに○を、できなかったら×を記入していきます。

子どもは、放っておいても自分から取り組めるほど成長していませんから、親がまめに声をかけることが必要になりますね。

できた日もあればできなかった日もあるかもしれませんが、とにかく1か月間取り組みを続けられたら、「よく頑張り抜いたね」と認めてあげることが大切です。

“やりきった”ということで達成感が味わえれば大成功!

「自分にもできる」という小さな自信の種になり、前向きな気持ちが持てたり、やる気が出てきたり、何か気持ちの変化があるはずです。


いかがでしょうか? 勉強でもスポーツでも、親子共に“成果”にとらわれがちです。

しかし、“取り組んだ過程そのもの”にスポットを当てることで子どもが達成感を感じられる機会が増えます。

“できたか、できないか”という成果での評価に疲れて諦めてしまっているお子さんには、有効な手段だと思いますので、ぜひ取り組んでみてください。

【参考文献】
・『いまどきの子のやる気に火をつけるメンタルトレーニング』飯山晄朗・著

●ライター/パピルス(フリーライター)
●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)

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