ワクワクを重視! 成績が悪い子どもの「学習意欲」をUPさせる声かけ術

【パパからのご相談】
小学校5年生の息子がいて、休日に勉強を教えています。一生懸命教えているのですが、なかなかうまくいかず、テストの点がいつも悪いです。「なんでできないの?」と聞いても何も言いませんし、褒めても叱っても効果なし。

自分の頃は何も考えずがむしゃらに勉強していたので、なぜこんなにやる気がないのか理解できません。どうしたらやる気に火がつくのでしょうか?

a やる気を出す声のかけ方を知りましょう。

ご相談ありがとうございます。教育コンサルタントの佐々木です。

お子さんのやる気になかなか火がつかないのですね。お父様が学生だったころとは随分と環境が変わってしまい、「自分のころはこうだった」が通用しなくなっているのも、難しさの原因のひとつかもしれません。

そこで今回は、いまどきの子のやる気をあげる声のかけ方をご紹介します。

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「なぜできない?」と聞いてはいけない

テストの結果が悪かったとき、「なぜできなかったの?」と聞くと、厳しい印象を与えてしまいます。

子どもは「なぜ?」と問われると、責められているように聞こえるのです。相手を責めない聞き方をすることで、本音が聞き出せます。

「テストができなかったのは、何が原因だと思う?」と聞けば、その子を責めているわけではなく、理論的に分析しようという姿勢になるため、子どもの本音が出やすくなります。

練習が足りなかったとか、学校の授業がよくわからないとか、本人が思う理由が出てくれば、対策も取りやすいはず。

そしてさらに、原因がわかったら、「どうやったらうまくいく?」と質問します。「どうしてできないの?」だと、できない自分ばかりをイメージし、自分はダメだと思い込むことにつながります。

そこで、うまくいっているイメージを描けるように質問するのです。イメージを描いて、そのときの感情を想像する。

例えば、「勉強ができるってどんなイメージ?」と聞いてみるのです。答えは「いい点を取る」だけではないかもしれません。

「試験でスラスラ解ける」「学校の授業でたくさん挙手をする」「お友達に勉強を教える」など、イメージは人によってさまざまです。

そのイメージを実現させるためにはどうすればいいのか、お子さんと一緒に考えてみましょう。

“やらないとどうなる”より、“やったらこうなる”

子どもに勉強の話をする際に、「勉強しないとお先真っ暗」みたいな話をしてしまっていませんか。

人間の脳は、“正しいこと”では動きません。“楽しいこと”に反応します。たくさんの子どもを見てきましたが、いまどきの子は特に、義務感よりも楽しさに反応する傾向が強いように思います。

「勉強しないと進学できないし、就職もできないよ!」というのは正しいのですが、楽しくはありません。

言い方を変えて「勉強すれば希望の学校に進学できて、希望の進路に進めるよ」と言うのは、楽しさを伝える言い方です。

いずれも「将来のために勉強は必要」という同じメッセージを伝えているにも関わらず、脳の捉え方はまったく違うのです。

お子さんと勉強の話をするときは、できるだけ楽しいことをイメージしてみてください。

勉強すれば憧れのあの学校に進学できる、お友達がたくさんできる、かっこいい彼氏ができる、お金を稼げる、趣味に没頭できるなど。そのほうが楽しく勉強に取り組むことができます。

意外かもしれませんが、どんなに勉強が嫌いな子どもでも、「勉強は必要」ということは認識していて、やらないといけないとは思っています。

それなのに、なぜやらないのか? それは踏み出せないからです。どうやったらいいかわからない、何から始めたらいいかわからない、やってもできないなど。

だから子どもたちは、やり方次第、声のかけ方次第で変わっていきます。「自分のころとは違う」ことに戸惑うかもしれませんが、一度、声のかけ方を変えてみてはいかがでしょうか。

【参考文献】
・『いまどきの子のやる気に火をつけるメンタルトレーニング』飯山晄朗・著

●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)

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