土日返上は当たり前!? “ブラック部活顧問”に苦しむ先生の叫び4選

休日返上で長時間拘束される部活顧問の現状を改善させようと、若手教員を中心にネットで2万人分を超える署名が集められ、2016年3月初旬に文部科学省へ要望書が提出されました。

この署名の内容は、教師に部活顧問をする・しないの選択権を与えてほしいというもの。

教師はほぼ強制的に部活の顧問をさせられることも多く、残業代が出ない・土日も出勤するなど、そのブラックな待遇が問題となっていました。

もちろん、なかには部活動にやりがいを感じ、自ら率先して参加する教員の方々もいるでしょう。

しかし、部活動の顧問というのはあくまでボランティア。興味が持てず、強制的に顧問をさせられるということになれば、相当な負担となってのしかかってくるはずです

今回は、そんなブラック部活顧問で悩みを抱える先生たちの声を紹介したいと思います。

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ベテラン教員に頼まれると断れない

『僕はまだ教師としては新米で、「何事も経験だから」と言われるとなかなか断りづらいこともあります。ベテランの先生たちは部活に時間を取られても、授業の準備や報告書の作成など慣れていてうまくこなせるかもしれませんが、僕たちはまだ本来の業務すら不安なところがあるので時間がいくらあっても足りません』(20代男性/中学校教師)

『私が学生時代に吹奏楽部にいたことを聞いたらしく、「ぜひ部活の顧問に!」と言われやむなく引き受けることに。教師とはいえそこはやはり縦社会。先輩教員に頼まれると断ることができません。最近は保護者の目も厳しいですから、適当にやり過ごそうなんて甘い考えもできないんです』(30代女性/中学校教師)

教師と言えど先輩後輩の関係はあるようで、上の立場の先生から頼まれてしまうと断ることは難しいでしょう。

特に年齢の高い教師のなかには、「部活の指導はやって当然、仕事のうち」と考える人も多いようです。

休日はすべて部活でつぶれてしまう

『週休2日なんてまずありえません。土日は練習試合で遠出することもあるので、より負担は大きくなります。しかも部活はあくまでボランティアという扱いですからね。なにも顧問を受け持っていない先生たちを、いつもうらやましいなと思いながら見ています』(20代男性/高校教師)

『残業代すら出ないなんて、モチベーションが上がるわけありませんよ。しかも部活の対応に追われて、教師として本来やらなければならない業務にも支障が出ていますから。休みなし、給料なし、本来の業務ができないの三重苦。立派なブラック企業といってもおかしくありません』(40代男性/中学校教師)

教師として本来やらなければならない業務にまで支障が出てしまうというのは考えものです。

休みのない中で先生の方がつぶれてしまうということになれば、生徒にとっても学校としても大きな損失となってしまいます。


“子どもたちのため”などと理由をつけ、教師の善意につけ込むような制度ではいずれ破綻してしまうのではないでしょうか。

このような事態に対応するため、最近では部活指導を外部に委託している学校も増えてきています。

ワークライフバランスの確保が強く叫ばれる中、“学校”という特殊な環境で苦しむ人が増えることは望ましくありません。

生徒と教師双方が、前向きに取り組めるような制度が必要なのではないでしょうか。

●文章/パピマミ編集部

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