むしろ迷惑に? 「モンスターボランティア」にならないための心得4つ

こんにちは、ライターの佐原チハルです。

一昔前は“特別なもの”扱いされていた印象もある「ボランティア」。今では、随分と身近なものになってきています。

メリット・デメリットともありますが、行政の行っている数々の政策でも、はじめから「ボランティアの協力」が労働力として見込まれているようなケースも少なくありません。「ボランティア」の力は今、当たり前のように求められているのです。

その一方で、『モンスターボランティア』の存在や問題点について話題になることも増えてきました。

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『モンスターボランティア』ってなに?

「ボランティア」は、一般的には“有志で・自発的に、社会的・支援的・奉仕的な活動に参加すること”という意味で使われています。多くの場合は“無償であること”も一緒にイメージされていますね。

ボランティア活動は、基本的には“いいこと”とされています。しかし、最近では“迷惑になるボランティアの人たち”の存在も知られるようになってきました。『モンスターボランティア』と呼ばれているのは、そうした人たちです。

『モンスターボランティア』、具体的にはどういう人たちなの?

“震災時のモンスターボランティア”として有名なものだと、

・無料の宿泊所や食事などを要求する、被災者のための物資を消費してしまう
・危険地域に足を踏み入れたり、危険な作業を勝手に行ったりして、“助けられる側”になってしまう
・専門的な支援者の邪魔をしてしまう
・活動内容が自己満足的で、実際のニーズが置き去りにされてしまう

……などが挙げられることが多いです。

「苦労してがんばることに意味がある、つらいときこそ笑顔でいるべき、などの価値観を押し付けてくる」
「感謝されることを期待し、被災者にそれを要求してくる」
「“同情すべきかわいそうな人たち”扱いして、“支援者である優しい自分”演出のために消費されてしまう」

など、目に見えにくい害を及ぼしてくる人たちもいるそうです。

モンスターボランティアにならないために守るべきポイント4つ

『社会福祉法人 全国社会福祉協議会』のホームページでは、災害時のボランティア活動についての基本的な注意事項が紹介されています。

紹介されている項目は10ほどあり、すべて遵守する必要のあるものとなっていますが、概要をまとめるなら

・自発的な意思と責任を基本とし、行くか行かないかも含め、情報収集から責任を持って行う
・現地のボランティアセンターに事前確認を行った上、活動の際もボランティアセンターの指示に従う
・自分の健康・安全は自分で守るよう心がけ、自分の生活必要品は自分で用意し、持って行く
・被災者の感情・プライバシーを守る

の4点が重要と言えそうです。

これらは震災時ボランティアについて書かれたものですが、重要基礎と呼べるポイントばかりです。あらゆるボランティア活動における必須の条件として覚えておいていいでしょう


ボランティアを行うことは、当然、悪いことではありません。「まずは挑戦してみる」というのもまたいいでしょう。

しかし、支援される側にとっては、モンスターボランティアがいても抗議しにくかったり、迷惑行動を拒むのが難しかったりすることがあります。

予期せず、悪意もなく相手を踏みにじってしまう事態は起こりえますし、迷惑をかけてしまうようでは本末転倒。十分に注意して臨みたいですね。

●ライター/佐原チハル(フリーライター)

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