身体ナビゲーションVol.95「脳機能を回復させるノンレム睡眠」

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。

今回は、深く安らかな眠りを指す“ノンレム睡眠”についてご紹介したいと思います。

ノンレム睡眠は大脳が発達している高等生物に多く見られ、昼間に酷使した大脳皮質を睡眠の前半で集中して冷却し休養を取らせていると言われています。

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4段階に分けられるノンレム睡眠

ノンレム睡眠はステージ1~ステージ4までの4段階に分けられています。

ステージ1は入眠期。うとうとしてまどろんでいる状態で、呼びかけるとすぐに目覚めることができます。

ステージ2は『軽睡眠期』と呼ばれ軽い寝息を立てる中程度の睡眠状態です。ステージ3は『中程度睡眠期』で、呼びかけにも反応しにくく、リラックス状態になっています。

ステージ4は『深睡眠期』といい、最も眠りが深い状態を指します。また、ステージ3とステージ4は“徐波睡眠”とも呼ばれ、睡眠前半に多く、脳からはリラックス状態であるデルタ波が出ます。

脳を休ませるノンレム睡眠

デルタ波が全体の50%を超えるステージ4が一番深い眠りとなり一番脳が休める状態となります。

ノンレム睡眠の特徴は体は目覚めているときよりも緊張が緩んではいるものの、レム睡眠時のように完全に弛緩することはありません

体をよく観察してみると寝返りを打つ、歯ぎしりをする、いびきをかくなどして動いています。

また瞼(まぶた)を開けて見てみると、眼球は上転し白目をむいています。ノンレム睡眠は大脳に対して休息を与え、大脳の疲労回復を目的とした眠りなのです。

通常、寝入った状態から約3時間の間に深いノンレム睡眠が集中して現れ、それ以降は浅いノンレム睡眠とレム睡眠の組み合わせとなります。ノンレム睡眠の深さは睡眠の質とも関連していて、熟睡感に影響すると考えられています。

ノンレム睡眠は大脳皮質に休息を与える役割の他にも、呼吸や体温、血液循環やホルモン分泌などさまざまな機能を調節することも可能な状態なのです。

またノンレム睡眠が何らかの原因でとれなかった場合記憶力が低下するとも言われていて、脳機能の回復には欠かすことのできない睡眠なのです。

「寝る子は育つ」は本当だった!

“寝る子は育つ”ということわざがありますが、ノンレム睡眠時は子どもの成長促進に関わる成長ホルモンが分泌されます。

これは子どもだけに限らず、大人になっても加齢とともにその分泌量は減少するものの成長ホルモンは分泌され、細胞や組織の修復、新陳代謝を高める働きをします。

例えば女性が睡眠不足のときに化粧ののりが悪い、男性であれば髭を剃ったときにカミソリ負けするなどの肌の異常は、成長ホルモンの分泌が不十分だったために、皮膚の回復がされていなかった可能性も考えられるのです。

今の日本の子どもたちは睡眠時間が短いとされていますが、このような睡眠の仕組みと体のことを考えると、可能な限りしっかり睡眠をとらせてあげたいですね。

【参考文献】
・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

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「身体ナビゲーション」シリーズ一覧

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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