身体ナビゲーションVol.94「睡眠のメカニズム」

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。

身体ナビゲーションシリーズ、前回までは私たちの健康には欠かせない“体温”についてご紹介してきました。

今回からは、同じく健康にかかせない“睡眠”について詳しくご紹介していきたいと思います。

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減少する日本人の睡眠時間

厚生労働省の平成26年度国民健康栄養調査によると、日本の成人の1日の平均睡眠時間は男女とも「6時間以上7時間未満」と答えた人の割合が最も多かったものの、男性で34.3%、女性では33.9%となっています。

一方、ここ一か月の間に睡眠による休養が十分に取れていないと答えた人は20%にのぼり、平成21年、24年、26年の推移でみると増加しています。

中でも40歳代は32.5%の人が睡眠で十分な休養が取れていないと回答しており、『健康日本21(第二次)』の目標値の15%を大きく上回っています。

これは私たちの生活環境が大きく変化したことでストレスや外部の環境に影響され、“眠れない人”や“眠らない人”などの睡眠が不十分な人が増加していることを意味しています。

睡眠のメカニズム

私たちが眠っているとき、体の中では2つの睡眠が交互に繰り返されています。

それは“レム睡眠”“ノンレム睡眠”と呼ばれていますが、それぞれ約90分ごとに交互に訪れ、一晩に4回から6回繰り返されていると言われています。

レム睡眠

レム睡眠とは急速眼球運動(Rapid Eye Movement)の頭文字をとった略で、体は活動を休止しているのに脳波覚醒に近い状態にある浅い睡眠を指します。

一般的には睡眠が始まると、まずノンレム睡眠が出現し、その後レム睡眠が出現します。

レム睡眠の特徴としては、大脳皮質が活発に動き交感神経も緊張していますが、体は弛緩しリラックスしていることが挙げられます。

その他に眼球が小刻みに動いたり、血圧が不安定になったり、脈拍や呼吸数が不規則または増加することなども知られています。

その反面、体を支えている筋肉は緩み休んだ状態になるので、レム睡眠は体の疲れを癒す重要な眠りであり欠かせない睡眠状態だと言えます。

またレム睡眠は脳にも大きな影響を与えます。レム睡眠のときの大脳皮質は覚醒に近い状態にあるため、休息は与えられませんが睡眠時は外部からの情報はほとんど入ってきません。

そのため、脳内部における記憶の整理や固定などの情報の再編成に適した状態となります。

起きている間に見たり聞いたりしたことを一時的な記憶ではなく、長期的な記憶に固定しているのです。

すなわちレム睡眠は、睡眠中における情報処理と記憶の保存と言う重要な役割を担っているのです。そのため、日中の学習が多ければレム睡眠が長くなることが確認されています。

レム睡眠は目覚める時間が近づくに従い、徐々に時間が長くなることから、大脳を活発にし、起きる準備をさせる役割があるともいわれています。

【参考文献】
・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

【関連コラム】
「身体ナビゲーション」シリーズ一覧

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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