褒めるだけじゃダメ? 子どもの「承認欲求」を満たす育児のコツ

こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。

突然ですが、質問です。“愛情”の反対は何でしょう? 憎悪? いいえ。違います。答えは“無関心”。

「子どもは褒めて育てましょう」。そう言われ始めてから久しくなりますが、子どもが何かに成功したときや新しいことにチャレンジしたときにだけ褒めてはいませんか?

今回は、心理カウンセラーとして、食育インストラクターとして長年、さまざまな子育てを見てきた筆者が、幼児期にその欲求が満たされるか否かで成人後にも大きな影響を与える“承認欲求”から子育てを考えてみたいと思います。

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承認欲求ってなに?

今回は子どもの承認欲求(心理学者・マズローが提唱)に特化したお話しになりますが、哺乳類の中でも人間の赤ちゃんだけが、自分の力だけで母乳を飲みに行くことができません。

母親に抱かれ、乳房に口が届くところまで持っていってもらわないと母乳を飲むことさえできないのです。

そのために赤ちゃんはお腹がすくと泣くのですが、泣いて自分の存在、状況を主張しているのですね。ここですでに承認欲求が出てくるのです。この場合はもう命がけと言ってもいいでしょう。

成長して少しおしゃべりできるようになると、しつこいくらい話しかけてきます。同じことを何度も聞くこともあります。

これも「甘えたい」「かまって欲しい」といわれる承認欲求のひとつ。自分の気持ちが満足するまで、その存在を認めて欲しいわけです。

決してママを困らせたいわけではありません。

無意識に子どもに無関心になってはいませんか?

仕事をしながらの家事や子育ては本当に大変。掃除機をかけよう、洗濯をしようと思ったときに限って足に絡みついてくる。

SNSでのやり取りをしているときに限って泣かれる。そんなとき、どうしていますか?

もし家事やSNSを優先しているのなら、その手を10秒だけでもいいので止めて、子どもに視線を向けてあげてください。

子どもに触れてあげてください。そうするだけで、子どもは満たされます。忙しいのに家事の手を止められない! そう思った方は家事の目的を考えてみてください。

家事は家族が快適に生活するためのことではないでしょうか? そう考えたら何を優先すべきか分かるはずです

子どもが食事をしている間に家事をするのは効率的かもしれませんが、子どもはその間、とっても寂しいツラい気持ちで食事をしているかもしれませんよ。

そのまま中学生、高校生になったら、自分の存在を認めてくれるネットの中の世界や、いわゆる“悪さ”をする友達といることに心地よさを感じてしまうかもしれません。

小さなうちに時間をかけるか? 大きくなってから時間を取られるか? 極論を言ってしまえば、そんな選択になってしまう可能性もあります。

褒める育児の落とし穴

子どもを褒めて育てることも確かに大切です。しかし、そこには落とし穴があります。

それは「何かができたとき」「頑張ったとき」だけにしか褒めてもらえないと、子どもは「何かができないと、認めてもらえない」「頑張らないと認めてもらえない」そう刷り込まれてしまうのです。

もっと突っ込めば、「何もできなければ自分はダメな人間なんだ。」「頑張らないと自分は認めてもらえない、ママの笑顔さえ見れない存在価値のない人間なんだ」、そう刷り込まれて成長してしまうため、自己肯定感の低い大人になってしまう可能性があるのです。

褒める育児よりも“認める育児”を。難しく考える必要はありません。

視線を向け、微笑みかけ、スキンシップと何もなくても「大好き!」と声をかけてあげるだけで、子どもの承認欲求は満たされ、自己肯定感は高まります。

親子の信頼関係の“根っこ”、人間性が育まれる“根っこ”は認めることから始まるのです。

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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