豆電球でガンに!? 「電気をつけたままの睡眠」が及ぼす健康リスク5つ

【ママからのご相談】
3歳の子どものママです。寝室の電気を消して寝ると怖がるので、子どもが小さいころから完全に寝付くまでは電気をつけたままにしています。

寝た後も夜中に起きて怖がるときがあるので、枕元に小さな電気スタンドを置いています。

電気をつけたまま寝ると、私も夫も熟睡できていない気がするのですが、電気をつけっぱなしで寝ることで健康への影響はあるのでしょうか。

a 電気をつけたまま寝ると、肥満やうつ、認知症などのリスクが上がる可能性があります。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

真っ暗な部屋の方が落ち着いて眠ることができるという方もおられますが、一方で、真っ暗よりも豆電球をつける方が安心してよく眠れるという方もおられますね。

特に子育て中のママは、子どもが赤ちゃんのころは夜中の授乳、幼児期は夜泣きなどで何度も起きますから、真っ暗よりは豆電球くらいつけておいた方が動きやすいという方もおられるでしょう。

ところで、健康への影響を考えた場合、真っ暗な部屋で眠るのと、明かりをつけた部屋で眠るのではどちらが良いのでしょうか。

今回は、電気をつけて眠ることで起こる健康への影響についてご紹介しましょう。

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電気をつけたまま眠ることで起こりうる健康リスクとは?

夜間に豆電球などの照明を使用したまま眠ると、サーカディアンリズム(いわゆる体内時計のリズム)が乱れ、肥満や脂質異常症、うつ、がんなどの健康リスクが高まることが、奈良県立医科大学の大林賢史特任助教らが平成25年1月に発表した研究報告により明らかになりました。

シフト制勤務などで夜間に労働する人は、昼夜逆転の生活により体内時計が乱れやすいため、肥満や高血圧になりやすいなどの報告はこれまでにもいくつかありましたが、家庭用の豆電球程度の低照度の照明であっても、夜間の光暴露は健康に影響を与えることが示されたのです。

具体的に、夜間に電気をつけっぱなしで眠ることによる影響として、代表的なものを以下にご紹介します。

(1)睡眠障害

まぶたを閉じていても、人はまぶたの上から光を感知できるため、脳が覚醒している状態になります。

そのため熟睡できず、睡眠障害が起こるリスクが高まります。

(2)肥満や脂質異常症

睡眠障害により睡眠不足になると、食欲抑制ホルモンであるレプチンの分泌が低下し、肥満や脂質異常症のリスクが高まります。

(3)老化の促進

睡眠をつかさどる『メラトニン』というホルモンは、老化の予防にもなると言われています。

メラトニンの分泌は目に入る光によって調整されており、目に光が入るとメラトニンの分泌が低下するようになっています。

そのため、電気をつけっぱなしで眠ると十分にメラトニンが分泌されなくなるので、老化を促進してしまいます。

(4)うつ病

同大学の研究チームによると、家庭用豆電球程度の明るさであっても、つけっぱなしで眠ると体内時計が乱れ、うつ病の発症リスクが高まることがわかりました。

(5)乳がんや前立腺がん

ハーバード大学附属病院の調査結果によると、夜勤の看護師は日勤の看護師に比べ、乳がんの発生率が高いことが判明しています。

また、男性の夜勤労働者には前立腺がんの発生が多いこともわかっています。

これにより、乳がんとメラトニンの関連が示唆されており、体内時計が乱れてメラトニンの分泌が低下するとがんの発生率が高まると考えられています。


いかがでしたか。今回は電気をつけっぱなしで眠ることで起こる健康への影響についてご紹介しました。

ただし、研究は高齢者を中心とした報告であり、すべての世代に当てはまるとは現段階では言えません。

また、お子さんが暗い部屋で眠るのを怖がってしまうというのもよくわかります。

しかし夜間には、メラトニンだけではなく、お子さんの発育、成長にも関連した成長ホルモンも分泌されますから、しっかりと熟睡させたいものです。

お子さんもご両親も熟睡できるように少しずつ明るさを調整して、暗い部屋でも眠れるように慣らしていくと良いのではないでしょうか。

●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

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