スイッチを入れる! 脳科学を用いた「子どものやる気」アップ術

【ママからのご相談】
小学校4年生になる息子がいます。すでに勉強が嫌いになってしまったようで、宿題を自分からやろうとしません。

やる気が出るまで時間がかかります。やる気を出すにはどうしたらいいですか?

a まずは動きましょう。

ご質問ありがとうございます。教育コンサルタントの佐々木です。

勉強が苦手な子の学習指導を専門にしています。一度勉強を嫌いになってしまった子どものやる気を引き出すのはとても難しいですよね。

そこで今回は、脳科学に基づいたやる気の出し方をご紹介します。

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行動しないとやる気は出ない

黙って座っていたり、ゴロゴロしたりしているうちはやる気が出ないのです。

アメリカの脳神経外科医のペンフィールドは、体を動かすと脳も動き出し、次第にやる気が出てくるという考えを示しています。

脳は変化に対応して動くため、止まっていては変化が起きないのです。

そこで、脳にスイッチを入れる方法を2つご紹介します。

脳のスイッチを入れる方法

(1)手を動かす

子どもに勉強させたいなら、まずは落書きでもいいのであれこれ書いて、手を動かしてみましょう。手の準備運動ですね。動くと脳は元気になります。

やる気に関わっているのは、大脳辺縁系の中にある側坐核という場所。ここを刺激することでやる気が出てきます。

まずは手先を動かしてみましょう。脳科学ではこれを『作業興奮』と呼んでいます。

お子さんが勉強にやる気を出せないようなら、こう声を掛けてみてはどうでしょうか。

「まずは片付けからはじめてみようか」
「5分でいいからやってみよう」
「一緒に鉛筆を持ってみようか」
「絵でも描いてみる?」

運動する前に体操をして体を温めるのと同じように、勉強のやる気を上げるためにも脳のウォーミングアップをしましょう。

(2)やるべきことを書き出す

やるべきことが多いと脳は拒否反応を起こし、やりたくないという感情が先立ってしまいます。これではやる気は起きません。

お子さんがなかなか動き出さないなら、しなければならないことを話し合い、できるだけ細かく書き出してみましょう。

「漢字を覚える」では抽象的なので、「漢字を○回書く」「教科書を○回音読する」というように、数字を交えて具体的に行動できるよう細かく書き出します。

細かく書き出せば、いままでぼんやりしていた不安の全貌が見えてきて、不安がなくなるだけでなくやることが見えていきます。

細かく書き出した中で一番簡単なことから取り組んでみましょう。

書き出し作業もそうですし、簡単なことから取り組むのもそうですが、とにかく手を動かすことが大切です。手を動かすことで、やるべき事が見えてきます。

『つれづれなるままに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ』

徒然草の有名な序文ですが、まさにその通り、とりあえず硯に向かう、つまりペンを握ることが大切なのです。

“勉強”というと机に向かって静かにカリカリと……そんな絵が浮かぶかもしれませんが、いきなり走り出して怪我しないように、勉強も準備運動から始めましょう。

お子さんと一緒にペンを持って、手を動かしてみてくださいね。

【参考文献】
・『大人の脳科学常識 頭が冴えわたる脳の鍛え方』トキオ・ナレッジ(著)

●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)
●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)

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