死亡率60%以上!? 妊婦が注意すべき「羊水塞栓症」の症状と原因

こんにちは。保育士ライターのyossyです。

医学の進歩によって近年は妊産婦の死亡例は減っていますが、やはり出産は命がけ。残念ながら、妊産婦さんが命を落としてしまうこともあります。

2010年時点で、最も多い死亡原因は分娩後の出血。次いで『産科的塞栓(そくせん)』です。産科的塞栓には、肺血栓塞栓症や羊水塞栓症が含まれます。

ここでは、羊水塞栓症について詳しくご紹介しましょう。『羊水塞栓症(ようすいそくせんしょう)』というのは、羊水に含まれる赤ちゃんの成分が母親の血液中に入ってしまうことによって起きる疾患です。

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発症例は少ないが、発症すると死亡率60~80%

羊水塞栓症の症状の出方はさまざまで、診断が困難だとも言われていますが、主な症状は次の通りです。

・血圧低下
・呼吸困難
・チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる)
・胸痛
・大量出血

日本産科婦人科学会によれば、『発症頻度は2~3万分娩に1例とも報告されているが、母体死亡率は60~80%だといいます。

発症することはまれですが、発症してしまうと死亡率が高い非常に怖い疾患なのです。

羊水のなかにある胎児成分が原因

羊水塞栓症が起こってしまう原因は、羊水のなかの胎児成分(胎便や胎脂、うぶ毛など)が母親の血液中に入ってしまうことです。

肺毛細管がそれらの成分によってつまってしまうことや、アナフィラキシーショックを引き起こすことによって発症します。

破水後に起こるケースが多い

羊水塞栓症を発症するのは、破水後であるケースが多いといいます。日本産科婦人科学会が提示している、「ハイリスク例・誘因」は以下のようなケースです。

【羊水塞栓症のハイリスク例・誘因】
・帝王切開
・軟産道裂傷
・常位胎盤早期剝離
・前置胎盤
・経産婦
・分娩誘発
・過強陣痛(とくに破水後)
・遷延分娩
・羊水混濁
・分娩前後の発熱
・アレルギーやアトピーを持っている
・妊娠中の人工流産、羊水穿刺、人工羊水の子宮内注入

ご覧いただいた通り、多くの妊婦さんが当てはまる項目です。発症するのはごくまれのため、極端に怖がるのはかえって良くないでしょう。

しかし、不安がある場合は、医師・看護師・助産師に相談し、できるだけ疑問を解決しておくことをオススメします。


『羊水塞栓症』という言葉を初めて目にした人も多いかもしれません。

状態が急変した場合は自分で症状を伝えることができませんが、状態はさまざまです。

少しでも何か異変を感じた場合には、我慢せずにすぐに医師や看護師に伝えるようにしましょう。

●ライター/yossy(フリーライター)

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