学力にも影響する? 子どもに“朝ごはん”をしっかり食べさせるコツ

【ママからのご相談】
幼稚園を卒園し春から小学生の息子について、心配事があります。朝の寝起きが良くなく、食欲があまり出ないようです。

今まで、頑張ってもなんとかパンを4分の1枚くらいしか食べることができず、そのまま幼稚園へ行く生活でした。

小学校へ行く時間は幼稚園時代よりも40〜50分早くなります。朝食をしっかり食べないと、お腹がすいて勉強にも集中できないのではないかと心配です。

a 朝ごはんは学力に関係するので、しっかり食べさせる対策をしましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。

早寝、早起き、朝ごはん」という言葉を耳にすることがあるように、子どもの生活にとって大切なことのひとつに“朝ごはん”があるのは間違いないようですね。

では、なぜ朝ごはんが大切なのでしょうか? 今回は、根拠あるデータをご紹介しながら、ご相談者様の心配を解決できるようなアドバイスができればと思っています。

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朝食の摂取状況と学力の関係

平成27年にさいたま市が行った、朝ごはんと学力の関係について調べた資料によりますと、朝ごはんをしっかり食べている子どもは食べていない子どもに比べ、学力調査の正答率が高いという結果が出ています。

もちろん、個人差のあるものなので全てがそうであるとは言い切れませんが、数字としての傾向が表れています。

朝食の摂取状況と心身の不調との関係

なぜ、朝食の摂取状況と学力が関係しているのでしょうか。

その答えのひとつになりうる興味深い調査が、平成26年に文部科学省が行った調査資料の中にあります。

それが、「朝食の摂取状況と心身の不調との関係」に関する調査です。これによると、朝食を食べていない子どもの3分の2近くが午前中は調子が悪いと答えています。

この結果は、朝食を毎日食べている子どもの倍近い比率です。同調査では、小学生について「何でもないのにイライラする」という項目もあり、こちらでも同様の傾向が見られました。

これら2つの調査から推測されるのは、「朝ごはんを毎日食べる子どもの多くは、心身の調子が安定しており、その結果授業に集中できる」ということです。

朝ごはんをしっかり取るための対策を考えよう

(1)食べやすい食材、食べにくい食材を知る

公益財団法人母子健康協会の機関誌『ふたば』の特集記事の中に、専門家による「子どもの食育」に関する座談会の記事がありました。

それを参考に、朝ごはんがすすまないお子さんのための食事の工夫をご紹介いたします。

子どもには食べにくい食材があるということを、意外とお母さんは知らないことがあるようです。例としては、

・ペラペラしたもの……レタス、わかめ
・皮が口に残るもの……豆、トマト
・硬すぎるもの……かたまり肉、エビ、イカ
・弾力のあるもの……かまぼこ、きのこ、こんにゃく

これらは、主に3歳までの奥歯が生え揃う前の幼児にとって特に苦手な食材だそうですが、就学前のお子さんはこうした食材の苦手がまだ十分に克服できていないということも考えられるのではないでしょうか?

もしそうであるのならば、食べやすい朝ごはんを心がけることで改善できるかもしれません。

パサパサとして食べにくいパンとペラペラして食べにくい生野菜のサラダよりは、水分と粘り気のあるお米の方が食べやすいので、おにぎりと具の入った味噌汁にしてみるというのはどうでしょうか。

(2)寝る時間を早くし、必然的に早起きができるようにする

時間がない中で朝食をしっかり食べるのは大変ですから、子どもにはぜひ早起きをしてほしいですよね。

しかし、分かっていてもなかなか難しいというのもよく聞きます。経験上、効果的でおすすめできるものをご紹介すると、

・寝る前の儀式“おやすみルーティン”を決める(毎日一冊の絵本を読んでから寝るなど)
・寝る時間が近くなってきたら、テレビを消し、照明も抑えめにする

これは、今もわが家で毎日3人の子どもと行っていることですが、寝る時間を意識するのに“おやすみルーティン”は非常に役に立っています。

ぜひ試してみてくださいね。


いかがでしたか? お子さんの入学を控え、お母さんも不安や心配がいろいろあると思います。

新しい世界への第一歩を踏み出すお子さんが、小学校で大きく羽ばたくことができますよう、心よりお祈りいたしております。

このコラムで、ご相談者様の心配が少しでも解消できましたら幸いです。

【参考文献】
・公益財団法人母子健康協会 機関誌『ふたば』No.72(2008)

●ライター/あしださき(元モデル)

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