“保育園落ちた”はナゼ? パパママが考える「待機児童問題の原因」とは

とあるママのブログ記事「保育園落ちた日本死ね」から発展した騒動によって明るみに出た、深刻な待機児童問題。

地域によっては保育園の入園審査がとても厳しく、落ちたママは仕事を辞めなければならない状況に陥ることもあります。

少子化問題が叫ばれて久しいにも関わらず、なぜ待機児童問題が起きてしまうのでしょうか。

そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに「待機児童問題が起こる理由」について意識調査してみました!

pexels-photo-large

待機児童問題はなぜ起こると思いますか?

・1位:待遇の悪さから保育士が不足しているから……28%(68人)
・2位:景気の悪化で共働き世帯が増えたから……21%(50人)
・3位:核家族化が進んで託児する相手がいなくなったから……18%(42人)
・4位:育児に対する社会の理解が不十分だから(有給・育休が取れない、時短勤務や早退がしづらいなど)……16%(41人)
・5位:保育園が不足しているから……9%(23人)
・6位:安倍政権が対策を怠っているから……7%(17人)

※有効回答者数:233人/集計期間:2016年3月16日〜2016年3月17日(パピマミ調べ)

全体の約3割は「保育士の不足」が原因だと回答!

待機児童問題と関連して必ず取り上げられるのが、“保育士の不足”。

保育士の平均収入は月20万円程度と言われており、全産業の平均給与と比べると約10万円ほど安いことが分かっています。

保育士の低賃金問題については、2015年10月の末に現役保育士が投稿した、「恥を承知で言います。」という言葉から始まるツイートで一気に注目を集めました。

そのツイートには、24歳・2年目で手取り11万4,000円、28歳・6年目で手取り約14万円と記載されており、保育士の低賃金ぶりが明るみに出るきっかけとなりました。

さらに、保育に過干渉なモンスターペアレントの増加、サービス残業が多いことなどから、「きつい・給料安い・帰れない」の3Kで表されることもあるようです。

このような保育士の過酷な労働環境を見て、保育士の夢を諦めたという人も少なくありません。

また、保育園の運営には、各自治体が定めた保育士の人数の確保が必要不可欠であり、保育士が不足すると園の数も減少します

つまり、保育士の不足は保育園の不足へつながり、保育園の不足は待機児童の増加につながっていくのです。

政府は2001年から「待機児童ゼロ」を掲げてさまざまな取り組みを行ってきましたが、いまだにその目標は達成できていません。

「保育園落ちた日本死ね」騒動を受けて、政府は『平成28年度補正予算案』で待機児童対策をメインに盛り込む考えを示していますが、早急に保育士の待遇改善を図ることが求められます。

共働き世帯の増加で、社会の“育児への理解”が重要課題に

他にも、今回の意識調査では、“共働き家庭の増加”を待機児童問題の原因と考えている人が多いことが判明しました。

“共働き家庭の増加=待機児童の増加”という公式には、「両親・義両親と離れて暮らしているため、子どもを預ける相手がいない」という理由や「会社が育休を認めてくれない」などの理由が背景にあり、さまざまな社会問題が複雑に絡み合っていることが分かります。

とくに社会の“育児への不寛容さ”に悩まされている人は多く、

『産休を取る際にクビにされた』
『男が育休を取るのはありえないと言われた』
『子どもの発熱で早退を繰り返していたら、周囲から無視されるようになった』

など、理不尽な対応を取られることもあるようです。

政府は現在、「育休を3年まで延ばす」という方針を決めていますが、こうした問題をまず解決しないと、「3年も休むなら戻ってくる場所はないよ」と一蹴されて終わることは目に見えています。

待機児童問題の解決には、保育士の待遇改善とともに、社会の“育児への理解”を促す政策を取ることも重要と言えるでしょう。


いかがでしたか? 待機児童問題に悩むパパママは数多く、仕事を辞めなければならない場合は収入やキャリアにも大きな影響が出てしまいます。

匿名のブログから国会での討論にまで発展させた「保育園落ちた日本死ね」からも分かるように、一人ひとりが声を上げることは大切です。

決して他人事と思わずに、真摯に向き合っていきたいですね。

【参考リンク】
【アンケート結果(1位〜6位)】待機児童問題はなぜ起こると思いますか?

(文/パピマミ編集部・上地)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする