食事制限は意味ナシ? プレママは必見な「妊娠糖尿病」のリスクと治療法

【ママからのご相談】
妊婦健診で妊娠糖尿病の診断が出てしまいました! 妊娠がわかってからは、普段以上に栄養面や体重管理に気を付けていただけにとてもショックです。

これからどんなことに注意して過ごせばいいのでしょうか?

a 基本は今の生活のままでOK! 食事制限はかえってNG!

齋藤惠です。ご相談ありがとうございます。

相談者さまは妊娠糖尿病とのことですが、ご相談を伺う限りでは特別に不規則な生活をしているわけではないようですね。

そうであれば、今の生活スタイルを無理して見直す必要はないと思います。

一般の糖尿病と妊娠糖尿病は別物ですので、自己判断で食事制限などをしてしまうのはかえって赤ちゃんにとって良くないですよ。

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妊娠糖尿病とは?

日本産科婦人科学会のホームページによると、妊娠糖尿病とは

『妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常です。なお、妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合や、妊娠中に“明らかな糖尿病”と診断された場合は妊娠糖尿病には含めませんが、これらは妊娠糖尿病より重度の状態ですので、血糖をより厳密に管理する必要があります。また妊娠前に糖尿病と診断されている場合は、血糖を十分管理した上で計画的に妊娠することが、健康な赤ちゃんを産むために非常に大切です』

と記してあります。

この文章からも、やはり妊娠糖尿病は一般の糖尿病とは違う状態だということがわかります。必要以上に重く捉えないようにしましょう。

妊娠糖尿病のリスクは?

念のため、上記ホームページで挙げられている、妊娠糖尿病と診断された場合に想定される合併症のリスクを紹介しておきます。

お母さん:妊娠高血圧症候群、羊水量の異常、肩甲難産、網膜症、腎症など
赤ちゃん:流産、形態異常、巨大児、心臓の肥大、低血糖、多血症、電解質異常、黄疸、胎児死亡など

繰り返しになりますが、これらの合併症は妊娠糖尿病と診断された場合、その症状がきわめて重大であれば起こり得るものです。

妊娠糖尿病と診断されたからといって、「流産や胎児死亡の可能性が高くなってしまった!」などと心配しストレス抱えてはいけません。

上記のリスクを防ぐために定期的に健診を受けているのです。主治医の指示に従って、治療や正しい生活改善を行うことが大切です。

どんな治療法があるの?

まずは食事療法を行うのが一般的です。妊娠するとつわりからくる偏食などが原因で食生活が普段以上に乱れていることが懸念されます。

その際には病院から栄養に関する指導を受ける必要があります。

特に妊娠後期になってくると、へその緒を通じてママから赤ちゃんへ直接栄養を届けなければいけませんので、バランスの良い食事を摂ることが重要になってきます。

しかし、食生活に問題がない場合や見直しても改善が見られない場合には、インスリン注射を行います。この注射は皮下注射なので赤ちゃんに影響を及ぼすものではありません

インスリンが効きすぎて低血糖になってしまわないように注意しながら、毎日決められた量を投与していきます。

間違った情報に振り回されないで!

妊娠糖尿病と診断されたら、第一に病院や主治医からのアドバイスを最優先に受けてください。

巷にあふれる情報の中には、「炭水化物を抜くと血糖値が下がる」など間違ったものが数多くみられます。

大切な赤ちゃんを守るため、ママが率先して情報を集めたくなる気持ちは当然ですが、それらが誤った情報であっても誰も責任をとってくれません。

「どうにかしなきゃ!」と精神的にストレスを抱えてしまっては赤ちゃんにも負担になりますので、ゆったり構えて必要な治療を淡々と行うようにしましょう。

【参考リンク】
妊娠糖尿病 | 日本産科婦人科学会

●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)

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