学習ドリルは不要? 新小1の子どもに「文字の書き方」を教えるポイント

【ママからのご相談】
小学校に入学する息子は、ひらがなが書けません。やらせようと厳しくし過ぎてしまったのがいけなかったと後悔しています。

他の子どもは書けているので、スタート地点ですでに出遅れている感じです。ほとんど書けない状態で入学させるのが不安です。

a 学びが楽しいことを知ってもらうことが一番重要です。

こんにちは。学習塾で幼児クラスを担当していたことのあるメンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

お子さんがまだ文字が書けないこと、他のお子さんとの差があると感じているために、相談者様は焦りを感じられているのですね。

まず知っていただきたいことがあります。公立小学校の場合、新1年生に求められるのは、自分の名前をひらがなで読めることです。

そして、今大切なのは、「学ぶことが楽しい」という気持ちを奪わないで入学させることではないかと思っています。楽しくなければ、子どもはやろうという気が起きませんからね。

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まずは席に着く練習から

ひらがなが書けなかったり、数字がよくわからなかったりするお子さんの場合、イスにちゃんと座ることができないことがあります。

きちんと座ることができれば、目の前の課題に取り組みやすいので、まずは座る練習からしてみましょう。

最初にどのくらい座れるでしょうか。その時間を計って、お子さんと共有しましょう。座れたことをほめれば、そこから楽しくなっていきます。

座れたら、その短い時間で文字カードを見せたり、紙芝居や絵本などを読んであげたりと、文字に関する何かをしてみてください。

途中で立ってしまった場合は、そこでストップさせます。「今日はこれでおしまい、終わりにしましょう」でいいです。

そして、少しでもできたこと、座れたことをほめてあげれば、着実に前進します。

幼児クラスで教えていたときは、1日に何回もやり出す子もいたくらいです。

ひらがなや数字を最初から無理に書かせようとはしないことも大切です。頭に文字が入っていない段階で書かせようとしても書けるようにはなりません。まずは文字のインプットです。

読み聞かせをたくさんする

文字のインプットは、たくさん絵本を読むこと、看板などの文字を見て何が書いてあるか教えること、そしてお子さんの名前を文字で見せることが効果的です。

インプットをするときに、私がよくやっていたのが、「つくえ」「いす」など家にある物に名前をつけて貼ったことです。

こうしておけば、自分の目・親からの発音を耳で捉えることができます。五感を使いながら楽しく頭に入れてあげることが大切です。

入学前準備で、たくさんの物に名前を書きますよね。それを見せて読んであげることも学びの一つになります。

自分だけの物を持つことは子どもにとってうれしいことですから、興味を示すと思います。

楽しさを教えると覚える

ドリルを買ってきてさせることも悪い方法ではありません。ただし、集中力はそんなに持続しません。

だから、お子さんが席を立ったときが終わり、という決まりを相談者様の中で持っておくといいでしょう。

何度も同じ文字の反復練習をさせてしまうと、つまらないと感じてしまうため、勉強が嫌になってしまう可能性があります。

プリントやドリルに向かって、丸をもらえる楽しさや、「がんばって書けたね!」という相談者様のほめ言葉があれば、学習は楽しいものなのだと知ることができます。ここがとても大切な点です。


入学までそんなに時間がないので、怒ったりやらせようとしたりするのが、早い方法のように感じるかもしれません。

でも、これは本当に逆効果なんです。

一番は、大好きなお母さんにほめられることです。そうすれば、あっという間に文字を修得できるようになります。子どもの成長はめざましいものです。

だから、怒るよりほめる! これを実践してみましょう。きっとできるようになります!

ご相談ありがとうございました。

【参考文献】
・『「言葉の力」は家庭で伸ばす―今日からできる最強メソッド(齋藤孝の実践母親塾)』齋藤孝・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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