事故になるケースも!? 意外と危険な「子どもの耳掃除」の正しい知識

【ママからのご相談】
2歳の息子がいるママです。最近子どもがじっとしてくれなくなって、耳掃除が怖くてできません。

みんなはどうされているのか教えてください。

a 無理にしなくてもOK! 気になる場合は耳鼻科へ行きましょう!

ご相談ありがとうございます。ライターの川中利恵です。

小さいころの耳掃除、じっとしていてくれないと奥まで突き刺しそうで怖いですよね。

私も子どもたちが小さいときはそうでした。特に長女は、わりとちょこちょこ動くので、最終的に怒りながらやっていた記憶があります。

次女は比較的じっとしていてくれたので大丈夫でした。むしろ、耳掃除をすると寝てしまったので、とても楽に耳掃除ができました。

はやり、耳掃除中におとなしくしていてくれるかしてくれないかというのは、個人差があるのでしょう。

中高生になった今聞いてみると、長女曰く、耳掃除は痛かったとのこと。次女は気持ちがよかったそうです。

耳の中の神経の過敏さも個人差があるのかもしれませんね。

160304kawanaka

意外と危険な耳掃除。なかには入院を要するケガも

さてこの耳掃除。2月25日に、国民生活センターが耳掃除についての注意喚起を発表しました。

この発表によると、耳掃除による事故は毎年起きていて、かつ、全年代で発生しているのこと。

2010年から2015年の間だけで合計178件もの事故が起きていて、事故の原因は、「奥を突いた・奥に入れすぎた」ケースが最も多かったことがわかっています。

なかでも、6歳未満の子どもが大人のマネをして耳掃除をしようとして起きた事故が最多で、20件あったようです。

やはり少しでも危険のあるものは、子どもの手に届かない場所に片づけておくことが重要ですね。

そのほかには、大人が子どもの耳掃除をしているときに子どもが動いてしまったケースや、綿棒で耳掃除をしていて先端の綿が耳の中に残ってしまったケース。

さらには大人が自分の耳掃除をしているときに子どもがぶつかってきたなどのケースが挙げられています。

どれも、「うちでもありそう……」と思ってしまう内容なのではないでしょうか。

耳掃除中の事故のほとんどが軽傷であるものの、なかには『鼓膜穿孔』など手術入院が必要となったり、後遺症をもたらしてしまったりした事故もあるのだとか。

では、どうやって耳掃除をすればいいのでしょうか。

耳掃除は2週~月1度でOK! その理由は自浄作用

もう10年以上前の話になってしまいますが、子どもたちがまだ幼かったころ、よく中耳炎になりました。

耳鼻科にはよく通っていたのですが、その当時、病院の医師に耳掃除について聞いたところ、「月に1~2回、掃除すればOK」と教えてもらいました。

現在もその常識は変わっていません。

国民生活センターが発表した注意喚起文でも、以下の点が伝えられています。

・耳垢は外耳道や鼓膜における細菌の定着増殖に対する防御作用がある
・ある程度たまっても問題ないが、たまりすぎると病気の原因になる
・本来外耳道には耳垢を外へ押し出す『自浄作用』がある
・耳掃除をするならば、出口まで運ばれた耳垢をとれるだけでOK
・範囲は耳を覗き込んで1cm以内の見える範囲

子どもの耳かきのコツは入り口をそっと拭き取る!

昔ながらの固い耳かきで奥まで掃除をするとたくさん耳垢がとれるような気がして気持ちがいいものです。

耳がかゆいときは特に、なくてはならないものですよね。また、綿棒で奥まで拭くと、とてもきれいになったような気持ちがします。

しかし、これらのことは実はNG!

清潔にするつもりでやっていても、粘膜が傷ついてしまったり、自浄作用で出てきたごみを奥に押し戻していたりしている可能性が高いのです。

では、子どもの耳かきはどうすればいいのでしょうか。

実はそんなに難しいことではなく、耳の入り口部分だけを綿棒でそっと拭き取ればOKなのです。

膝枕はしたほうが安定するかもしれませんが、じっくり時間をかけて痛がる子どもをなだめすかす必要は一切ありません。

明るい場所で、「お耳拭くよ~」と声をかけて、「お膝にゴロン」してもらって、「危ないからじっとしようね」と声をかけ、綿棒の綿がついている部分まで耳の穴に入れて、くるっと優しく拭くだけで終了、というわけです。

でも、きっとこれも難しいお子さんがいらっしゃるでしょう。その場合、もう耳掃除は耳鼻咽喉科に任せましょう!

無理は絶対に禁物です。それから、万が一耳掃除中にケガをしてしまったら、大したことがないと思っていても、それが後遺症となる場合もあります。すぐに耳鼻咽喉科にかかってくださいね。

子どものケアに欠かせない耳掃除攻略に、少しでも参考になればうれしいです。

【参考リンク】
油断しないで!耳掃除 -思わぬ事故につながることも- | 独立行政法人国民生活センター

●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする