くしゃみでイテテ! 若い人にも増えている「慢性的な腰痛」4タイプ

【男性からのご相談】
40代になったころから腰痛に悩まされています。

周りの友人たちもみんな、何かしらの腰痛があると話していますが、それぞれ痛みの感じなどに違いがあります。

腰痛もいろいろと種類があると思うのですが、何か特徴的な症状とか痛みとかあれば教えてください。

a 代表的な腰痛は大きく4つの疾患に分けられます。

ご相談ありがとうございます。理学療法士のOHSAWAです。

腰痛と一言で言っても、痛みの程度や場所、しびれの有無などさまざまな症状が現れます。

そこで今回は急性的なぎっくり腰は別として、慢性的な腰痛の4つの疾患をご紹介させていただきますね。

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慢性的な腰痛4つ

(1)腰椎椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは、脊柱を構成している椎骨と椎骨の間に挟まってクッションの役目をしている椎間板が変形して、隙間から脊髄側にはみ出してしまう症状のことをいいます。

はみ出した椎間板が神経を圧迫するため、腰痛や足の痛みやしびれなどを引き起こします。

症状の特徴としてはくしゃみや咳でも痛みが生じたり、前かがみになると激痛が生じることがあります。

比較的背中をまっすぐにしていると症状は緩和されるようです。

また、最大の特徴は腰部だけでなく、左右どちらかの足にも痛みが伴うことが挙げられます。

ー原因

椎間板の変性というと、高齢になって生じるものと思いがちですが、実際は若い方の方が椎間板ヘルニアになる方は多くいます。

発症の原因としては、腰に多くの負担をかけることで椎間板に亀裂が生じて飛び出してしまいます。

特に働き盛りの男性では腰に負担がかかるような重い物を持つ仕事や長時間のデスクワーク、長時間立ちっぱなしや歩きっぱなしの仕事をすることで発病してしまうことが多くあります。

また、激しいスポーツをする方も発病の可能性は高いようです。

ー治療

基本的に痛みがある場合は安静と鎮痛剤などの薬を使用していきます。

それでも良くならない場合は腰部の神経にブロック注射をし、それでも症状が改善しない場合は手術を選択し、神経を圧迫しているヘルニアを取り除く治療をします。

(2)腰部脊柱管狭さく症

背骨の中には空間があり、そこを脊髄神経の束が通っています。その空間が管のようになっていることから脊柱管と呼ばれています。

脊柱管狭さく症は何らかの原因で脊柱管が狭くなり、神経や血管が圧迫されて痛みやしびれを感じる病気です。

特徴としては歩いていると痛みますが、しばらく休憩すると痛みが緩和させます。また、前かがみの姿勢になると痛みが和らぐのも特徴の一つです。

ー原因

脊柱管が狭まる原因は、変性による骨きょく形成(骨のトゲができてしまう)や椎間板の変形、靭帯が肥厚してしまうことや椎骨がズレるなどさまざまです。

基本的には高齢になるほど発症しやすくなります。

ー治療

消炎鎮痛剤を使用しながら、患部を温める治療から開始し、同時に脊椎の痛みを生じさせる動きを制限させる目的でコルセットを装着します。

それでも症状が改善していかなければ、手術を選択することになることがあります、

(3)腰椎分離症・分離すべり症

この疾患は椎骨同士をつなぐ椎間関節が緩んで外れたような状態になり、椎骨が前方へ滑って神経を圧迫させてしまいます。

特徴として他の疾患との違いは、足の親指の力が入らなくなることがあります。

ー原因

成長期に体操や水泳など、反復する動作が多い運動をしていると発症しやすくなります。

これは脊柱の曲げ伸ばしを繰り返すことにより、耐え切れず疲労骨折をしてしまうことが原因と考えられています。

また、もともと椎間関節が変形しやすく、脊椎が安定しにくい人に多く起こるともいわれています。

ー治療

初期であれば、患部を固定して安静にしていると数か月で治るといわれています。

しかし、安静にしていても症状が改善しない場合は、やはり手術をしなくてはならないかもしれません。

(4)変形性腰椎症

脊椎が加齢や長時間の運動、疲労により椎骨が変形し、痛みや運動障害を起こす病気です。

特徴としては朝起きたときに腰のこわばりや痛みを感じます。

そして起きてしばらくすると痛みは緩和され、また夕方になると痛みが増してきます。

ー原因

椎骨や椎間板が加齢や疲労により柔軟性を失っていき、腰椎にかかる圧力を緩和できなくなってしまいます。

椎骨はこれに対抗してトゲ状に出っ張っていってしまいます。

これを骨きょく形成といい、それ自体は病気ではありませんが、さらに靭帯の緩みや筋力の低下など複合的に老化現象が加わることで、変形性腰痛症と診断されます。

ー治療

やはり安静と消炎鎮痛剤から始まり、症状が改善しなければブロック注射や手術へと進んでいきます。

しかし、根本の治療や改善は困難な病気であるため、主な原因は変形ですので、まずはそうならないような生活を心掛けることが大切です。


紹介させていただいた病気以外にも、内臓や精神疾患などさまざまな原因が由来となり腰痛は引き起こされます。

中には大きな病気の兆候で腰痛が生じている場合もあるため、まずはしっかり医師に診断してもらい治療を進めていきましょう。

【参考文献】
・『スーパー図解 腰・ひざの痛み』星川吉光・著

●ライター/OHSAWA(理学療法士)

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