一人作業に責任ドッシリ!? 子育てママが「在宅ワーク」を始める際の心得

【ママからのご相談】
2歳の子どもがいるママです。

学費を少しでもためるために仕事をしたいと考え、保育園の申し込みをしたのですが、入園できませんでした。

途方に暮れていたのですが、在宅ワークという働き方があることを知りました。具体的にはどんな仕事なのでしょうか。

a 在宅ワークは働き方のひとつ。可能かどうかは自分次第!

ご相談ありがとうございます。在宅ワーク歴13年の川中利恵です。

保育園に入園できなかったとのこと。本当に残念ですね……。お疲れ様でした。

私自身、生活が厳しかったことから、子どもたちがまだ1歳程度のときに在宅ワークに興味を持ち、在宅ワーカーとして働きはじめました。

その後、シングルになってからは就職も視野に入れたのですが、「そもそも就職したくても預け先がなくて就職活動ができない」、「学歴が低いため家族を養うだけの収入を得ることが難しい」、「残業が多いため保育園に入れても継続が難しい」などの理由で、在宅ワークの継続を選択しています。

そこで今回は、平成25年度厚生労働省委託事業における『在宅ワーカーに関する調査』の結果を眺めつつ、在宅ワークについてご紹介したいと思います。

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そもそも在宅ワークってなに?

在宅ワークというと、ややうさん臭いようなイメージを持たれる方もいるかもしれません。

それもそのはず、在宅ワークができるという誘い文句で資格取得をうたい、何十万もの研修費を巻き上げ、仕事を一切渡さない『在宅ワーク詐欺』が一時期ニュースなどでも取り上げられたためです。

しかし本来、在宅ワークをするためには資格は必要ありません。

必要なものといえばインターネットとセキュリティを強化したパソコンだけです。

在宅で仕事をするから『在宅ワーク』と呼ばれるようになっただけで、仕事の分野についての定義はありません。

つまり、パートやアルバイトなどの名称と同じで、働き方を示す言葉なのですね。

本調査の対象は、全国の在宅ワーカーです。

回答者の年齢は15歳から69歳ととても幅広い年齢層の方が在宅ワークに従事していることがわかります。

中卒の時点からでもやろうと思えばできるのが『在宅ワーク』でもあるわけですね。

具体的にどんな仕事をしているの?

本調査には『過去1年間の取引先毎の状況:仕事の内容』を問う設問があります。

この回答から、いわゆる在宅ワークではどんな仕事をしているのかがわかります。まずは仕事内容の1位から10位までを見てみましょう。

・1位:設計・製図
・2位:データ入力
・3位:文書入力
・4位:ライター
・5位:システム設計・開発、プログラミング
・6位:翻訳
・7位:添削・採点
・8位:Webサイト作成
・9位:コンサルティング
・10位:DTP(編集)

結果を見ると、専門的な知識が必須となる業務と、資格不要でパソコンさえ扱えればすぐにできそうな業務が混在しているのがわかるでしょう。

このほかにも、電話のオペレータや添削業務、イラスト制作など、さまざまな業務で活躍されている方がいらっしゃいます。

「『在宅ワーク』という職業はない」ともいわれている由縁です。

自分にはなにができる? やりたい! と思ったらまず検索を

たとえば私は、4位のライターという、文章を書く仕事を行う在宅ワーカーです。

しかし、一方でWebサイトの作成をしたり、更新業務をしたり、コンテンツの制作や運営管理業務もしているので、なんでも屋さんのような様相を呈しています。

ただし私の場合は、子どもたちを食べさせるため、とにかく声をかけていただいたらなんでも手を挙げてやっていった結果が今、になっています。

扶養控除の範囲内と決めている場合はいくつも掛け持ちをする必要はありませんし、専門分野のある方はその分野だけ手がけてゆければいいのです。

仕事の分野や仕事量を調節できることも在宅ワーカー最大の利点でしょう。

「在宅で仕事がしたい!」と思い立ったら、まずは自分にはなにができるのかを考えてみましょう。

ただし、気をつけなければならない点がいくつかあります。

在宅ワーカーは企業に所属しない自営業者であることがほとんどです。

そのため、黙って待っていても仕事はもらえませんし、決められた時間内に仕事を終えられなければ収入になりません。

この場合、家庭事情や子どもは一切理由にならないことを心得ておきましょう。

そして個人事業者ですから、経理や税金の申告などは自分で行う必要があります。

また、前述したとおり、「○円払って受講したら仕事があります」というような在宅ワーク詐欺もまだまだあるようです。

極論ですが、経験上、そのようなキャッチコピーをつけている企業はすべて詐欺だと考えてもいいでしょう。

もちろん特定のスキルや資格を身につけるための勉強代であれば問題ありません。

基本的には、1人での作業ですし、確実に業務を行わなければ仕事を出してくれた企業に損失を与えてしまう責任ある立場となります。

納期と子どものお世話との戦いになりがちであるため、向き不向きがあり、つらくなる方もいるかもしれません。

まずはよく考えてみることをおすすめします。

私自身は、子どもたちの顔を見ながら、「おかえりなさい」をほぼ毎日言えて、自分ががんばればがんばっただけ収入になるこの働き方が好きです。

だからこそ10年以上も続けられています。

だったらやってみたい! と相談者さんが前向きに感じられるのであれば、まずは『HOME WORKERS WEB』などをはじめとした、母体団体が明確となっているWebサイトをよく調べて読んでみてください。

自ら考え行動すること。これもまた、在宅ワーカーの必須条件なのです。

●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

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